HP 14s-fqは2022年発売の14型ノート
- HPの中では下位シリーズ(安さ重視)
- Windows 11搭載
- 指紋認証付き
- 重量は1.33kg
という特徴があります。
15.6型のHP 15s-eqと仕様はほぼ同じ、こちらはサイズが14型となっています。
◆スペック概要
CPU: AMD 3020e、AMD Ryzen 3、Ryzen 5
メモリ: 4GB、8GB
SSD: 128GB、256GB
ディスプレイ: 14インチ FHD(1920×1080)、IPS、光沢
USBポート: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス: SDカード、HDMI、ヘッドフォン
指紋認証あり、顔認証なし
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
重量: 1.33kg
CPUはAMD 3020e、Ryzen 3、Ryzen 5の3種類。
一番安いAMD 3020eだとメモリが4GB、SSDが128GBという構成になります。この構成だと全てにおいてあと一歩、普段使いでもやや不安が残るスペックになるので、できればRyzen 3以上にした方がいいでしょう。
- Ryzen 3 5300U
- メモリ8GB
- SSD 256GB
という構成で8.8万円(税込、送料込)という値付けがされていますが、これはかなり高いです。今後値引きがくると思うのでそれを待つか、別の機種を買う方がいいでしょう。
◆追記
AMD 3020e搭載モデルが39,800円で販売中ですが、メモリ4GBが気になります。以前同等スペックのPCをレビューしたときに改めて思いましたが、やはりメモリ4GBはキツいです。
上の画像はWebブラウザのタブを数個立て続けに開き、ニュースサイトをチェックしたときのCPU使用率。100%に近い状態で実際反応も遅く感じました。
1つ1つの作業をゆっくりやれば一応スムースに動くのですが、せっかちな人にはおすすめしません。いまどきスマホですらメモリは6GB以上あります。できればあと2万出して2~3ランク上のパソコンを買うことを推奨します。
◆ボディは樹脂製(プラスチック)
HPシリーズはエントリーモデル(下位シリーズ)。そのためボディは樹脂製であまり強度はありません。
HPストアが用意した写真だけだとわかりにくいと思いますが、量販店に並んでいた兄弟機のHP 15s-fqの写真がこちらです。
樹脂製(プラスチック)と言っても、見た目はそんなに悪くありません。
ただこの価格帯ではDELLやLenovoのライバル機の方が質が良い(アルミ合金を使用)のでそれらと比較すると見劣りするのは確かです。
◆DELLやLenovoとの比較
HP、DELL、Lenovoのエントリー~ミドルレンジのPCを表にしてみました。
今回紹介したHP 14s-fqはエントリーモデル。DELLのInspironやLenovoのIdeaPad 500番台は格上のミドルレンジに位置しています。
何が言いたいかというと、このHP 14s-fqはそんなにコスパは良くないということです。
スペック概要で述べたように、HP 14s-fqのRyzen 3モデルが8.8万。これでは話になりません。少なくともInspironやIdeaPad 500番台よりも安くないとダメです。格上のInspironやIdeaPadが5~6万で売られているわけですから、HP 14s-fqのRyzen 3モデルも5万円台じゃないと厳しいでしょう。
格上、格下というのはスペック(性能)だけではなく、ボディの材質やキーボードの作り、ディスプレイの質やポートの種類などで決まります。なので、Ryzen 3をRyzen 5にしたからと言って話は変わりません。
厳しいことを言うようですが、結局この5万~8万くらいの価格帯はDELLとLenovoが強すぎるんですよね。
◆まとめ
- コスパはあまり良くない
- 値下がりを待つか、DELLやLenovoを買おう
DELL Inspiron 14 AMDはRyzen 5が6万円台です。
Lenovo IdeaPad Slim 550 14型はRyzen 3が5万円台です。