AMD Ryzen 5 7430Uは6コア12スレッド。2024年以降の10万以下のノートPCに搭載されているCPUです。
結論から言うと、2023年のRyzen 5 7530Uとほぼ同じ性能です。
2024年の全体から言うと「中の中」レベルと言えます。
2024年11月時点でのPassMarkのベンチマークは
サンプル数: 41
シングルスレッド: 2948
マルチスレッド: 15601
となっています。
Ryzen 5 7530Uと比較すると以下の表になります。
Ryzen 5 7430U | Ryzen 5 7530U | |
コア数スレッド数 | 6コア12スレッド | 6コア12スレッド |
ターボスピード | 4.3GHz | 4.5GHz |
シングルスレッド | 2948 | 3115 |
マルチスレッド | 15601 | 16022 |
7530Uの方が理論的には少し上の性能で、実際にPassMarkのスコアもそうなっています。
しかしマルチスレッドのスコア差はわずか3%
ほぼ同じ性能と言ってもいいくらいです。
グラフの一番上がRyzen 8000シリーズ。これが1つ抜けていて、7530Uや7430U、それから2021年のRyzen 7、あとインテルのCore i5-1335Uなどは横並びの状態です。
この辺のCPUなら
・ネット、動画視聴
・ワードエクセル
・軽めのRAW現像
が守備範囲となります。
ただしメモリは16GBにしましょう。
メモリ8GBだとそれが足を引っ張って処理が遅くなることもあります。
◆7520Uだけ違う
7530Uと7430U、似た名前のCPUが似た性能というのはわかりやすいです。
注意しないといけないのは、Ryzen 5 7520U。
こいつは似た名前のくせに、かなり性能が落ちます。
上のグラフの一番下に位置しています。
とりあえず今回は関係ないので無視していいですが、ウロ覚えで7520Uを買わないように注意してください。
◆Ryzen 5 7430Uを搭載したノートPC
LenovoのThinkBook 14 Gen 6 (AMD)
CPU: Ryzen 5 7430U
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 14インチ 1920x1200、IPS
重量: 1.38kg
という構成で7.5万円(税込、送料込)
ボディはアルミ合金で丈夫です
7~8万では大きな弱点がない機種です。