DELLのInspiron 16 7620 2-in-1は2022年3月発売
- 360度回転パネル
- CPUはインテル第12世代Core i7-1260P
- 16インチ 16:10
- FHD相当(1920×1200)、4K相当(3840×2400)を選べる
- 光沢、タッチ対応
- 輝度300nit、sRGBカバー率100%のディスプレイ
という特徴があります。
16インチで2-in-1というのがどこまで需要があるかわかりませんが、CPU性能は高いので画像編集やイラスト用として良さそうなPCです。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-1260P
メモリ:16GB (8GBx2)
SSD: 512GB、1TB
グラフィックス: Intel Iris Xe、GeForce MX550
ディスプレイ: 16インチ 1920×1200、3840×2400
ディスプレイ詳細: 光沢、タッチ対応、300nit、sRGB100%
USBポート: USB-C x2 (Thunderbolt 4)、USB-A x2
インターフェイス: SDカード、HDMI、ヘッドフォン
Webカメラ: FHD 1080p
指紋認証あり、顔認証なし(4K液晶の場合は顔認証あり)
重量: 2.1kg
ペンは別売り
CPUのCore i7-1260Pは12コア16スレッドのCPU。
インテル第12世代は性能が飛躍的にアップしています。まだ正確なベンチマークスコアはわかりませんが、1世代前よりも頭1つ抜けてくることは確かです。
1260P搭載でメモリも16GBあるので、画像編集やイラスト制作などは非常に快適になるはずです。動画編集にも対応できると思いますが、搭載できるグラボは少しショボいです。動画よりも写真やイラストがメインと考えておきましょう。
2022年3月時点ではCore i7モデルのみの販売です。今後Core i5モデルも出てくるかもしれません。
・Core i7-1260P
・メモリ16GB
・SSD 512GB
・FHD相当
・Intel Iris Xeグラフィックス
という構成で15.4万円(税込、送料込)
まだ出たばかりでちょっと高めです。
できれば13万前後で買いたいところです。
◆ディスプレイ
ディスプレイの縦横比は16:10。
16:9よりも縦に長いのでWebページ閲覧の際に情報量が増えて便利です。
その他の仕様は
・FHD相当 1920×1200
・光沢(グレア)
・タッチ対応
・輝度 300nit
・色域 sRGBカバー率 100%
となっています。
輝度と色域は一応クリエイター向けのレベルに達しています。
解像度は4K相当にアップデート可能で、その場合は輝度400nit、DCI-P3 100% (sRGBに換算すると133%)になります。同時にグラフィックスがGeForce MX 550になります。
ただこのMX 550はGTX 1650よりも下の性能なので、ありがたみがないのが残念な点です。
当然ゲーム用としてもあまり使えないでしょう。
2022年のクリエイター向けのPCとして採用されるのはRTX 3050やそれ以上のグラフィックスが多いです。
本機の4K + MX 550は正直あまりおすすめしません。それなら普通にFHDで外部グラフィックスは搭載しないという構成にした方がコスパは良いかなと思います。
◆インターフェイス
USBポートは全部で4つ。
2つはUSB-CでThunderbolt 4に対応しています。高速転送、充電OK、映像出力OKと万能です。
他にもフルサイズSDカードスロット、HDMIなどを完備。
インターフェイスはかなり豊富にあるので周辺機器との接続で困ることはなさそうです。
◆Inspiron 16 Plusとの比較
同じ16型のInspiron 16 Plusと比較してみました。
Inspiron 16 Plus | Inspiron 16 2-in-1 | |
CPU | Core i7-11800H | Core i7-1260P |
ディスプレイ解像度 | 3072x1920 | 1920x1200 |
輝度 | 300nit | 300nit |
色域 | sRGB100% | sRGB100% |
光沢、タッチ | 非光沢、非タッチ | 光沢、タッチ |
Webカメラ | 720p | 1080p |
USBポート | 3つ | 4つ |
価格 | 13.5万 | 15.4万 |
CPU性能は大体同じくらい。Core i7-11800Hは消費電力が45W。Core i7-1260Pは消費電力28W。それが同じ性能ということで1260Pがいかにすごいかわかってもらえると思います。
ディスプレイの解像度は16 Plusが上。3072×1920の3K液晶です。
今回の16 2-in-1が勝っているのはWebカメラとUSBポートの数、そして画面をタッチできる点です。
現在の価格では16 Plusの方が安いですが、これが同じくらいの価格になってくればけっこうお買い得だと思います。
◆まとめ
- インテル第12世代で性能良し
- グラフィックスが弱いので、本格的な動画編集は無理かも
- ディスプレイは4KよりもFHDがおすすめ
- USBポートが4つあって便利
- タッチ対応なのでペンでイラストを描く人におすすめ
- 13万円台で買いたい