DELLの人気モバイルノートXPS 13の2018年版、XPS 13 9370が発売されました。
ただ発売直後ということもあり、まだ価格は高いです。
加えて旧モデルのXPS 13 9360もまだ在庫が残っています。
新モデルに飛びつくのではなく、ここは冷静に「旧モデルの方がお得説」を検証してみましょう。
しばらくすると旧モデルの在庫がなくなり、新モデルのみの販売となりますので、チャンスは2018年の2月~数か月程度の間しかありません。
◆新モデルのメリット
・薄くなった
・ベゼルも少し細くなった
・4Kディスプレイを搭載可能
・発熱を抑えた設計
・Enterキーの形状改善
最後のEnterキーについては、知らない人もいるかもしれないので捕捉しておきます。
DELLのノートPCは、日本語キーボードのキー配列がちょっと特殊で右端のEnterキーが縦に細長くなっていました。
それが今回のXPS 13 9370では改善されたということです。微妙の違いですが、細長のEnterキーはけっこう違和感があるのでこれはナイスな改善です。
◆Core i5、SSD256GB、FHDなら2.8万の差
旧モデルの9360の方が13.2万
新モデルの9370が16.0万
差は2.8万
※2018年2月現在。13%オフクーポンを適用時。
ポイントはどちらも第8世代のCore i5で同じだという点。
普通こうした新旧比較では、古い方が第7世代とかだったりするのですが、XPS 13の場合は旧モデルも第8世代のCPUを搭載できるので、スペック上は全く同じになります。
これぐらいのスペックに抑えるのであれば、旧モデルのXPS 13 9360で十分じゃないかと思えてきます。
◆10万以下で買える旧モデル
旧モデルだと一番安いモデルが9.4万。
・Core i3-7130U
・メモリ4GB
・SSD128GB
という構成で買えます。
新モデルだと一番安いモデル(Core i5-8250U)が16.0万。だいぶ価格帯が上がるのがネックです。
性能はそこまで高くなくていい。とにかくXPS 13のカッコいいデザインが欲しいんだという人には、旧モデルが断然おすすめです。
◆フルサイズのSDカードスロットなら旧モデル
新モデルは筐体が薄くなったせいで、microSDカードスロットになりました。
写真を趣味としている人にはフルサイズSDカードが挿せる旧モデルの方が使いやすいはずです。
さらに、新モデルにはUSB-AポートがないのでそのままではUSBメモリが挿せません。
重さは新旧どちらも1.2kgで変わりません。
◆で、結局どうなのよ?
冒頭に挙げた新モデルのメリットをどの程度重視するかですが、ぼく的には「旧モデルの方がお得なんじゃね?」説を唱えたいところですね。
いや、DELLの開発チームには申し訳ないですけど、ここはしっかり言わせてもらいますよ。
もし新モデルが20%くらい軽量化してくれてたら、さすがに新モデルを推してたと思いますが、1.2kgで変わらずですからね。。。
逆に言うと、旧モデルの完成度が非常に高いということでもあります。
どちらがいいか、あなた自身の目でも確かめてみてください。
⇒ New XPS 13 9370 (2018/1/26発売)