DELL Inspiron 16 5620は2022年4月発売のスタンダードノート
- 16インチ1.87kg、据え置き用
- CPUはインテル第12世代Uシリーズ
- 性能よりも省電力(=バッテリー長持ち)を重視
- ディスプレイは流行りの16:10
- Webカメラ解像度がHDからフルHDへアップ
という特徴があります。
先日紹介したInspiron 14 5420の16インチ版ということで、サイズの差以外は大体特徴が同じです。
まずは上の記事を参考にしてみてください。
普段使い用のPCとして文句ない性能なので、後は価格次第といったところでしょう。
◆16インチのInspiron、選択肢は3つ
DELLのInspironには16インチサイズで3つの選択肢があります(4月時点)。
・Inspiron 16 5620
・Inspiron 16 5625
・Inspiron 16 7610 (16 Plus)
今回発売の機種が5620
2022年2月に発売済なのが5625
そして2021年に発売された7610です。
性能的には
7610 > 5620 ≒ 5625
という順です。
5620 | 5625 | 7610 | |
CPU | Core i5-1235U | Ryzen 5 5625U | Core i7-11800H |
ディスプレイ | FHD 1920x1200 | FHD 1920x1200 | 3K 3072x1920 |
輝度、色域 | 250nit、sRGB63% | 250nit、sRGB63% | 300nit、sRGB100% |
価格 | - | 6.7万 | 13.5万 |
普段使いなら、Core i5-1235U搭載の5620が良さそうです。アプリとの相性があるRyzenよりもインテルの方が安定しています。
画像編集やイラスト制作などクリエイティブな作業に使いたい場合は、7610が良いでしょう。ディスプレイは3Kで、輝度や色域も十分です。
5625も普段使い寄り。Ryzen 7、メモリ16GBの構成にしてもディスプレイがクリエイター仕様になっていません。Ryzen 5モデルを選ぶ人が多そうです。6.7万という安さが魅力です。
5620はまだ発売直後ということで値段が高め。
これがどのくらい安くなるかが注目です。
今後Core i5モデルの価格が
・6万円台 ⇒ 5620買い
・7万円台 ⇒ 5620、5625どちらもいい勝負
・8万円台 ⇒ 5625買い
というように選択するのが良いでしょう。
ちなみにCore i5-1235Uのベンチマークスコアは以下のようになっています。
Single | Multi | |
Core i5-1240P | 3659 | 21646 |
Core i5-1235U | 3335 | 11119 |
Ryzen 5 5625U | 3086 | 14818 |
Core i5-1135G7 | 2728 | 10135 |
Ryzen 5 5500U | 2457 | 13179 |
マルチコアのスコアは11119で、Ryzen 5000シリーズよりも下。しかしシングルコアがとても優秀で3335というスコアが出ています。
シングルコアが強いと、アプリ起動などの普段使いの快適性がアップします。つまり本機のような普段使い用のPCには好都合な結果と言えます。
マルチコアのスコアだけで比較すると実際の性能を見誤る可能性があるのでそこは注意してください。