今日紹介するのはDELLのInspiron 14 5480
DELLのInspironシリーズの中でちょうど中間のランクに位置し、そこそこのパソコンを安く買いたいという層に人気のノートPCです
価格.comの売れ筋ランキングで1位を獲得しており、その評価が気になる人も多いのではないでしょうか?
◆レビュー機のスペック
・CPU:Core i7-8565U
・メモリ:8GB
・ストレージ: SSD 128GB + HDD 1TB
・グラフィックス: GeForce MX 150
・ディスプレイ:14型 FHD(1920×1080)
・USB: USB typeC x1、USB3.1 typeA x2、USB2.0 x1
・インターフェイス:SDカード、有線LAN(RJ-45)、HDMI、ヘッドフォンジャック
・サイズ、重さ:約324.3×232×18.77-19.1mm、1.48kg
レビュー機はプラチナモデル。
GeForce MX 150を搭載しグラフィックス性能を強化。軽めのゲームや動画編集までこなせるハイスペック仕様になっています。
最初に「そこそこのパソコン」と言ってしまいましたがとんでもない。これなら堂々と胸を張れる高性能PCと言っていいでしょう。
CPUは最新Whiskey LakeのCore i7-8565Uで、ストレージはSSDとHDDのデュアルストレージとなっています
価格は17%割引クーポンを使用して10.3万(税込、送料込)です。
1ランク下のプレミアムモデルは
CPU:Core i5-8565U
メモリ:8GB
SSD:256GB
となっており、価格は7.9万
コスパ的にはこちらの方が良いかもしれません。
実際、売れ筋は安いプレミアムの方(Core i5モデル)です。
◆見た目、デザイン
筐体カラーはシルバーとバーガンディ(ワインレッド)の2種類
レビュー機はシルバーです
アルミニウムを使用したボディでなかなか良い質感です
Inspironシリーズは上から7000シリーズ、5000シリーズ、3000シリーズとあります。
3000シリーズはプラスチック感があり、見た目が少しちゃちいですが、今回の5000シリーズは悪くない見た目になっています。
ディスプレイは少し暗め
非光沢タイプなので写り込みは少ないですが、明るさやコントラストという意味ではやや物足りない感じがします。
◆ベンチマーク
SSDの容量は128GBでPCIe接続
SandiskのSSDで型番はPC SN520 NVMe WDC 128GBでした
ベンチマークをとると以下のようになります。
シーケンシャルリードは1500MB/s止まりですが、4Kリード、ライトともに良好です
さらなるテストとして、画像編集の処理速度も行いました。
いくつかの画像を合成して1つの画像を構成する処理なので、CPU以外のスペックも効いてくるはずです。
以下条件の違う4つのPCでのテスト結果です。
1.Core i5-8250U、メモリ8GB、SSD256GB(PCIe)
処理にかかった時間:約35秒
2. Core i7-8550U、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)
処理にかかった時間:約33秒
3.Core i7-8565U、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)
処理にかかった時間:約33秒
4.Core i7-8565U、メモリ8GB、SSD128GB(PCIe)、GeForce MX150
処理にかかった時間:約28秒
最後4番目が本機の結果です
グラフィクスのMX 150が効いているのでしょうか、タイムは28秒となかなか速いタイムでした。
どの程度のゲームができるか?ということで1つベンチマークをとってみました
「FF 14 紅蓮の解放者」だとスコアは7287(非常に快適)という結果がでした。
2019年現在、もっと重いゲームはたくさんありますから、ゲーム用としてバリバリ使うということはちょっと厳しいかなという印象ですが、一定のレベルなら大丈夫でしょう。
◆キーボード、タッチパッド
キーストローク(深さ)は1.2mmと浅め。
実際に打ってみても浅いな~と感じます。
打鍵感はあまり良くないです。
同じDELLのノートPCで最上位のXPS 13のキーボードを先週試したところなので、その違いがよくわかります
XPS 13の方がかなり上です。
やはり価格差の分だけキーボードの打ちやすさにも差が出ていますね。
キー配列はEnterキーやBackspaceキーがとなりのキーとくっついるのが見た目的に少し気になります
タッチパッドも滑らかさもワンランク落ちます。
ただストレスを感じるほどではなく、悪くない水準は保てていると思います。
◆ポート類、インターフェイス
USBポートはUSB-Cが1つ。USB3.1 type-Aが2つ、USB2.0が1つです。
古い規格のUSB2.0が残ってしまったのはマイナス点でしょうか。
またUSB-Cはできれば2つ欲しかったです。
理想は
USB-C x2、USB-A x2でしたが、
実際は
USB-C x1、USB-A x3(うち1つはUSB2.0)でした
ただその他のインターフェイスは充実しており、HDMIや有線LANポート(RJ-45)、それにフルサイズのSDカードスロットも付いています
これなら変換アダプターを別個で買う必要はなく、デスクまわりがすっきりまとまるはずです。
◆バッテリー、排気音、熱
バッテリーの駆動時間は平均レベル
・wifi環境
・ディスプレイ明るさMAX
・youtube流しっぱなし
という条件でテストしたところ、約5.0時間のバッテリライフでした。
平均的な駆動時間です。
1.48kgと少し重めのノートPCですから、そこまでバッテリー性能は重要ではないと思います。
排気音や熱に関して問題はなさそうですが、レビュー機はSSD + HDDのデュアルストレージなのでHDDの動作音がたまにします。
もし静音性を重視するなら、Core i5モデルにした方がいいでしょう。この場合はストレージはSSDのみの256GBとなります。
◆まとめ
デザイン | ☆☆☆ |
キーボード、タッチパッド | ☆☆☆ |
ディスプレイ | ☆☆☆ |
SSD | ☆☆☆ |
インターフェイス | ☆☆☆☆ |
バッテリー | ☆☆☆ |
コスパ | ☆☆☆☆☆ |
短所
・キーボードがやや打ちづらい
・ディスプレイは少し暗め
長所
・SDカードスロット、RJ-45などインターフェイスが充実
・コスパ良し
キーボードやディスプレイなどは、値段相当だなと思う部分がありましたが、基本性能はとても良く、コスパに優れたPCだと言えます。
フルサイズのSDカードスロットや有線LAN(RJ-45)ポートも完備しており、使い勝手も良いです
レビュー機のCore i7モデルはグラフィックス性能も高めなので、RAW現像や動画編集などもこなせます。
◆そこまで高性能じゃなくてもOKという人へ
Inspiron 14 5480で人気の構成モデルは
・Core i5-8265U
・メモリ 8GB
・SSD 256GB
で、価格は7.9万円(税込、送料込)のモデルです
これでもほとんどの人が十分満足できる仕様になっているので、当ブログでもこちらのモデルを推奨します
希望するなら、マイクロソフトオフィスも付けることができ、その場合は9.2万円となります
オフィスを付けてもまだ10万を切ります。
・14インチで見やすい画面
・1.48kgなのでたまの持ち歩きもOK
・PC初心者から上級者まで満足できるスペック
・コスパも良い
ということでかなり売れてます。
2019年3月29日現在、価格.comの売れ筋ランキングで1位というのも納得できます。
Inspiron 14 5000シリーズでInspiron 14 5482というモデルもありますが、こちらは変形2-in-1のタイプで重さも1.75kgあります
5480と5482、比較表を見ても、5480の方がお得感がありますね。
同じ14型でライバルだと思うのが、Lenovoのideapad 530Sでしょうか。
表を見ればわかるように、スペックはとても似ています。
Lenovoの方が7.2万とさらに安いですが、有線LANポートはありません。
またCPUの性能も少しだけDELLの方が上です
両方安いので、どちらを買っても損するということはないでしょう。あとは好みで決めたら良いと思います
買うときは割引クーポンをお忘れなく
詳しくはDELLの公式オンラインストアへ
Lenovoのideapad 530Sもチェックしておきましょう