DELLのInspiron 15 AMDは2021年4月発売の15.6型ノート。
- CPUはRyzen 5000シリーズ
- ディスプレイ輝度は250nitで平均的
- デジカメ用のSDカードスロット付き
- コスパ良し
という特徴があります。
新モデルのInspiron 15 AMDは、人気だったInspiron 15 5505の後継機。発売当初はInspiron 15 5515という名称でしたが途中でInspiron 15 AMDという製品名に変更となりました。
新モデルではCPUがRyzen 5000シリーズへと刷新。Ryzen 7 + メモリ16GBという構成が可能になり、またmicroSDがフルサイズSDカードスロットへと変更になりました。
どれも歓迎すべき変更です。
スペック概要
CPU: AMD Ryzen 5 5500U、Ryzen 7 5700U
メモリ: 8GB、16GB
SSD: 256GB、512GB
ディスプレイ: 15.6型 FHD(1920×1080)、非光沢
USBポート: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス: フルサイズSDカード、HDMI、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
バッテリー: 4セル 54WHr
重量: 1.64kg
◆プレミアム
Ryzen 5 5500U
メモリ8GB
SSD 256GB
という構成で7.0万円(税込、送料込)
◆プラチナ(メモリ大容量)
Ryzen 7 5700U
メモリ16GB
SSD 512GB
という構成で9.3万円(税込、送料込)
例によってコスパはとても良いです。
参考までにRyzen 5000シリーズのベンチマーク(Cinebench R20 Multi Core)を載せておきます。
Cinebench R20のマルチコアはRyzen 4000シリーズよりもさらに20%~30%くらいアップしています。
Ryzen 5 5500U ≒ Ryzen 7 4700U
1世代古いRyzen 7が新しいRyzen 5と同等といった感じですね。
ただし、マルチコアのスコアがそのまま作業の速さ、快適度に直結するというわけではないのであまり期待しすぎないようにしましょう。
デザイン
ボディ表面にアルミニウム合金を使用しています。
同じInspironでも安い3000シリーズは、ボディが完全に樹脂製なので安っぽさがあるのに対し、今回の5000シリーズはまずまず高級感もあるのが特徴です。
カラーはミストブルーとプラチナシルバーの2種類です。
ディスプレイ
ディスプレイは狭額縁タイプ。
上部にはWebカメラが付いており、カメラを使用しないときはスライド式で隠せるようになっています。
視野角(水平)は160度
輝度 250nit
色域 sRGBカバー率65%
と平均的なディスプレイです。
普段使いで困ることはないですが、綺麗な画面で映画を楽しんだり、画像編集や動画編集を行ったりするには少し物足りないかもしれません。
欲を言えば、
輝度 300nit
色域 sRGBカバー率100%
というレベルが欲しかったかなと思います。
インターフェイス(端子類)
USBポートは3つ。USB-Cが1つ。USB-Aが2つです。
USB-CはPD対応なので、モバイルバッテリーから充電可能です。また映像出力にも対応しています。
他に、HDMIやフルサイズSDカードスロットが付いています。
SDカードスロットはデジカメのデータをパソコンに取り込むときに便利です。
15.6型のInspiron 5000シリーズの仕様は
・2019年モデルまではフルサイズSD
・2020年モデルはmicroSD
・2021年モデルはフルサイズSD
という遍歴になっています。
2020年にmicroSDへと変更されたときは、もうずっとmicroSDになるのかと諦めてましたが、今回フルサイズのSDカードスロットが復活したことはうれしい点です。
まとめ
- Ryzen 5000シリーズでさらに性能アップ
- ディスプレイは少し物足りない
- フルサイズSDカード付き
ネット、動画鑑賞、文章作成、表計算、Web会議くらいであれば、Ryzen 5モデルで十分です。
画像編集、動画編集といった負荷の高い作業では、メモリも16GB必要なのでRyzen 7モデルが良いでしょう。
現在は12~15営業日で出荷となっています。