HPのDragofly G4は2023年6月発売のノートPC。
- 13.5インチ 3:2ディスプレイ
- 2-in-1ではなく普通のクラムシェル
- CPUはインテル第13世代Uシリーズ
- 打ちやすいキーボード
- 1.0kgと軽い
という特徴があります。
HPのビジネスモデル最上位になるDragonflyも4代目(G4)となりました。
CPUが新しくなっただけのマイナーチェンジですが、軽さとキーボードにこだわるならトップ3に入るくらい完成度の高いPCだと思います。
◆スペック概要
・Windows 11 Pro
・CPU: Core i5-1335U、Core i5-1345U、Core i7-1355U
・メモリ: 16GB オンボード
・SSD: 256GB、512GB
・ディスプレイ: 13.5インチ 1920x1280、光沢、IPS
・USBポート: Thunderbolt 4 (USB-C) x2、USB-A x1
・インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン
・Webカメラ: 500万画素(1920p)、プライバシーキー
・顔認証あり、指紋認証あり
・LTE対応(オプション)
・重量: 1.0kg
Core i5-1335U、SSD256GBという最小構成で21.4万円(税込、送料込)
Core i5-1345UにするとvPro対応、リモート管理が可能となります。
価格はちょっと高めですが、それに見合うだけの価値はあります。
マグネシウム合金で作られたボディは上品で高級感が漂います。
◆ディスプレイは3:2
・FHD相当 1920×1280
・アスペクト比 3:2
・光沢、タッチ対応
・リフレッシュレート 60Hz
・輝度(明るさ) 350nit
・色域 sRGBカバー率 100%
という仕様。
写真は2022年モデルのDragonfly G3
アスペクト比 3:2です。
本機は13.5インチですが、14インチの16:10よりも縦が長いです。
これはけっこう大きなポイント。一般的な14インチよりも表示される情報量が多いので、Web検索やエクセルの作業効率が上がります。
また色域も広く、色にこだわる人も満足できる品質です。加えて光沢タイプなので、色がくっきり見えます。
◆キーボードにお金をかけている
Dragonfly G3 (2023年モデル)のキーボードはこんな感じ。
Enterキーまわりがきれいな配列になっており、見た目も良いです。
2023年モデルもこれと同じ配列を採用しています。
キーピッチは18.7mm、キーストロークは1.3mmです。クリック感がありちょっと硬め。好みの打ち心地です。1.0kg前後のPCではベスト3に入る品質だと思います。
あとタッチパッドは125x80mmと広く、そして滑らかです。12~13万のPCよりも滑らかさがワンランク上だと感じます。
◆Core i5-1335U、Core i7-1355U
CPUはCore i5-1335UやCore i7-1355UといったUプロセッサで、上位のPプロセッサよりも少し性能が抑えめです。
普段使いやビジネス利用までなら全く問題ない性能ですが、画像編集以上の作業になると差が出ます。
それでも第12世代のCore i5-1235Uよりは確実に性能アップしています。
発熱やバッテリーライフの問題も考えると、モバイルノートにはCore i5-1335UやCore i7-1355Uくらいがちょうどいいのかもしれません。
◆Spectre x360 14との比較
HPの個人向けモデルSpectre x360 14との比較。
Dragonfly G4 | Spectre x360 14 | |
CPU | Core i5-1335U | Core i5-1335U |
ディスプレイ | 3:2 1920x1280 | 3:2 1920x1280 |
タイプ | クラムシェル | 2-in-1 |
ペン | 別売り | 付属 |
重量 | 1.00kg | 1.39kg |
価格 | 21.4万 | 16万~18万 |
Dragonflyの方が高いですが、1.0kgと圧倒的に軽いのが魅力です。
Spectreもキーボードが良く出来ていておすすめです。
上位モデルは有機ELです。