Lenovoから2025年2月に発売された16インチノート
IdeaPad Slim 5i Gen 10
IdeaPad Slim 5 Gen 10
はそれぞれ「5i」がインテルモデル、「5」がAMDモデルです。
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どちらも
・CPU性能は「上の下」クラスで優秀
・2.8Kの有機EL(OLED)を搭載して色が鮮やか
・価格は11万~とコスパも良い
という特徴があります。
インテルとAMD Ryzen、どちらを選べばいいか迷うかもしれませんが、本機種についてはAMD Ryzenの方がおすすめです。
◆CPU性能比較
インテルモデルは第13世代のCore i5-13420H、Core i7-13620Hを搭載しています
AMDモデルはRyzen 5 8645HS、Ryzen 7 8845HSを搭載しています。
CPU | Core i5-13420H | Core i7-13620H | Ryzen 5 8645HS | Ryzen 7 8845HS |
PassMarkスコア | 18075 | 24505 | 22750 | 28702 |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 32GB |
SSD | 512GB | 512GB | 512GB | 1TB |
iPGU | Intel UHD | Intel UHD | Radeon 760M | Radeon 780M |
価格 | 11.4万 | 12.4万 | 11.4万 | 14.9万 |
ベンチマークスコアで比較すると
Ryzen 7 > Core i7 > Ryzen 5 > Core i5の順です。
またRyzen 7のときはメモリ32GBが用意されています。
Ryzen 7モデルは14.9万とちょっと高めですが、動画編集など負荷の高い作業をおこなう人にはこのモデルがいいでしょう。
もう少し安く抑えたい人ならRyzen 5の11.4万がちょうどいいと思います。
◆内蔵グラフィックスの差
Ryzenモデルをおすすめする理由のもう1つが内蔵グラフィックス(iPGU)の差です。
Ryzenの方はRadeon 760Mや780Mが搭載されており、FHDの軽めのゲームをこなすだけの性能があります。
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一方でインテルのIntel UHD Graphicsは、かなり性能が下がります。
2023~2024年のノートPCの進化はiGPUの進化だと個人的には思っているのですが、Intel UHD Graphicsはその恩恵を受けていません。
ゲームだけでなくクリエイティブワークでもグラフィック性能は重要ですから、インテルモデルのマイナスは大きいと考えます。
もちろんこれは本機種での比較の話で、全部が全部「インテルはダメ」というわけではないのでそこは誤解しないでください。最新のIntel Arc 140VやArc 140Tは、AMDのグラフィック性能を上回っています。
◆まとめ
- 16インチのIdeaPad Slim 5iと5を比較
- 内蔵グラフィックスの差が大きい
- 買うならAMD Ryzenの「5」
- Ryzen 5、メモリ16GBで11.4万
- Ryzen 7、メモリ32GBで14.9万