HP ENVYの2021年モデル、ENVY x360 15-ee1000が発売となりました。
- CPUはAMD Ryzen 5 5500U、Ryzen 7 5700U
- メモリはデュアルチャネル
- 明るいディスプレイ、タッチパネル
- 15.6型2.0kgの変形2-in-1
- 2020年モデルのマイナーチェンジ
という特徴をもった据え置き用ノートとなります。
スペック概要
・CPU: Ryzen 5 5500U、Ryzen 7 5700U
・メモリ: 8GB (4GBx2)、16GB(8GBx2)
・SSD: 512GB (PCIe)
・ディスプレイ: 15.6型 FHD(1920×1080) 光沢、タッチ対応
・グラフィックス: AMD Radeon グラフィックス
・USB: USB-C x1 (PD対応)、USB-A x2
・インターフェイス:SDカード、ヘッドフォンジャック
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・バッテリー: 約14時間
・サイズ、重さ:約 358×230×18.9 mm、2.0kg
CPUがRyzen 4000シリーズから5000シリーズへと刷新されましたが、理想を言えばもっと早く新モデルを出してほしかったと思います。
Ryzen 5000シリーズ搭載機は、DELLやLenovoでは4月末~5月にすでに販売されています。HPは7月末になってようやく発売とスタートで躓きました。今後巻き返しできるかどうかは在庫がどのくらい安定的かによるでしょう。
7月28日時点では、Ryzen 5モデルのみの販売となっており、納期は5営業日と早いです。Ryzen 7は8月中旬の発売予定です。
CPU以外の仕様は2020年モデルとほぼ一緒です。
ただバッテリー駆動時間が17時間→14時間と少し短くなりました。
Ryzen 5モデル(スタンダードモデルG2)が12.4万円(税込、送料込)となっていますが、しばらく待てばすぐに値下がりするはずなのでもうちょっと待ってから買いましょう。
Ryzen 5モデルなら9万円台、高くても10.0~10.3万くらいだと思います。
Ryzen 5000シリーズの性能
Ryzen 5000シリーズと言っても、
・Zen 2と言われる5500Uや5700Uと
・Zen 3と言われる5600Uや5800U
ではかなり差があります。
少し前に発売されたHP Pavilion Aero 13に搭載されているのはZen 3。
本機はZen 2のRyzne 5 5500U、Ryzen 7 5700Uです。
マルチスレッドのベンチマークは以下のとおり。
Ryzen 5 5500U ≒ Ryzen 7 4700U
Ryzen 5が1世代前のRyzen 7に匹敵するスコアです。インテルのCore i7-1165G7と比較してもスコア上は大きく上回っています。
シングルスレッドになるとRyzen 5000シリーズとインテルが逆転し、Core i7-1165G7の強さが目立ちます。
アプリ起動、Webブラウジングなどの基本的な作業ではシングルコア性能が効いてくるので、このスコアはけっこう重要です。
またPhotoshopやLightroomといったAdobeソフトもシングルコア性能に強く依存します。上のグラフを見るかぎり、画像編集や動画編集ならまだインテルの方が少し優位かなと思います。
ただRyzen 5 5500U自体の性能は十分優秀なので、普段使いやビジネス利用までなら何の問題もないはずです。
ディスプレイは光沢、タッチパネル
ディスプレイは光沢タイプですが、映り込みは最小限。
- 輝度 400nit
- sRGBカバー率 99%
と品質の良い液晶を搭載しています。
自然な発色で、画像編集や映画鑑賞に向いているディスプレイです。
※写真は2020年モデルのENVY x360 15-eeです。
その他の特徴
◆ SDカードスロット付き
デジカメのSDカードを直接挿すことができるので便利です。
◆ キーボード
キーボードはちょっと柔らかめ。個人的にはもう少し硬くてクリック感のある打鍵感が好きです。
◆ 変形2-in-1
変形してタブレットとしても使えますが、重量が2.0kgあるので膝の上に置いたりするのは重くて無理です。この重さならタブレットとしては使用せず普通のノートPCとして使うのが現実的かなと思います。
まとめ
- HP ENVY x360 15の2021年モデル
- Ryzen 5000シリーズ
- 明るいディスプレイ
- 2.0kgなのでちょっと重い
7月28日時点ではまだ高いです。
もうちょっと待てば、9万後半~10万前半で購入できるはずです。