HP ENVY x360 15-eyは2022年7月発売のノートPC
- 15.6型の2-in-1
- CPUはRyzen 5000シリーズ(Zen 3)
- ディスプレイは16:9
- Ryzen 7ならOLED(有機EL)に
という特徴があります。
このPCはRyzen 5にするか、Ryzen 7にするかでディスプレイの仕様が大きく変わります。
ENVY x360 15 2022 | ENVY x360 15 2021 | ENVY x360 15 2022 | |
CPU | Ryzen 5 5625U | Ryzen 5 5500U | Ryzen 7 5825U |
解像度 | 1920x1080 | 1920x1080 | 1920x1080 |
輝度 | 250nit | 400nit | 400nit |
液晶、有機EL | 液晶 | 液晶 | 有機EL |
sRGBカバー率 | 不明 | 99% | 133% |
Ryzen 5なら普通の液晶ですが、Ryzen 7になると有機ELになり、輝度と色域が良くなります。買うならRyzen 7がおすすめとなります。
表の真ん中の列が2021年のENVY x360 15です。有機ELではありませんが、輝度は400nitあり、sRGBカバー率も99%とまずまずの品質でした。
新モデルの液晶は輝度が250nitと暗くなっています。
つまり
旧モデルの液晶 > 新モデルの液晶
なんですよね。
これが印象としてあまり良くないです。
もちろん有機EL(OLED)を用意しているので、大きなマイナスではありません。でもこれじゃあRyzen 5モデルを選ぶ理由がなくなってしまいます。Ryzen 5モデルを買うなら下位モデルのPavilionも候補に入れた方が良いかもしれません。
スペック概要
CPU: Ryzen 5 5625U、Ryzen 7 5825U
メモリ: 16GB (8GBx2)
SSD: 512GB、1TB
ディスプレイ: 15.6インチ FHD(1920×1080)、光沢、タッチ対応
USBポート: USB-C x2、USB-A x2
インターフェイス: HDMI、SDカード、ヘッドフォン
Webカメラ: 500万画素 IR
顔認証あり、指紋認証なし
重量: 1.72kg
ペン: 別売り
7月21日時点ではRyzen 5モデル(スタンダードモデル)が16.0万円(税込、送料込)
Ryzen 7モデル(パフォーマンスモデル)が19.8万円(税込、送料込)です。
今後値下がりするはずです。
できればRyzen 7モデルを15万前後で買いたいところ。
LenovoからRyzen 7 6800U、2.8K有機ELが16万円台で出てますからそれよりも安くなって欲しいなという勝手な期待が理由の1つ。
もう1つは、米国のHPではRyzen 7モデルが1130ドルで販売中だということ。
1ドル=138円で計算すると15.6万円となります。
とりあえずは様子見が良いでしょう。
その他の特徴
◆アスペクト比は16:9
主流の16:10になっていないのは残念です。
◆Webカメラ
Webカメラは500万画素なので高精細です。他社はFHD(1080p)で200万画素なのでここはENVYの強味です。
◆USBポート
USBポートは4つありますが、Thunderboltや新規格のUSB4ではありません。
◆SDカードスロット
デジカメのデータを直接取り込めるので便利です。
◆重量
旧モデルが2.0kgあったのですが、新モデルは1.72kgとだいぶ軽くなりました。
まとめ
- 買うならRyzen 7、有機ELで
- Ryzen 5を買うなら下位モデルのPavilionも候補に
- 他社と比べるとやや性能が劣る
- それだけに価格に期待