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Ryzen 5 4500UとRyzen 5 5500UのノートPCを比較。普段使いならどちらも性能は同じ!?

同じRyzen 5ですが、4500Uは主に2020年発売のノートPCに、5500Uは2021年発売のノートPCに搭載されています。

PassMarkやCinebenchといった有名なベンチマークでは5500Uの方が良いスコアが出ています。世代が新しいわけですから当然です。

しかしそれはあくまで試験管内でのテスト結果です。
リアルなアプリの快適度で比較すると両者の差はほとんどないと言っていいかもしれません。

その理由の1つが、Ryzen 5を搭載したノートPCの多くがメモリ8GBで、普段使いやビジネス利用を想定しているという点です。

メモリが8GBのシングルチャネルという条件なら、

Ryzen 5 4500U ≒ Ryzen 5 5500U

快適度はほぼ同じと考えていいかと思います。

PCMark 10での比較

PCMark 10は、PassMarkやCinebenchほど有名ではないですが、リアルなアプリを使用したベンチマークとしてある程度信頼を置けるソフトです。

これを使って、4500Uと5500U搭載機のスコアを比較してみました。

検証に使用したのは

1.Lenovo Yoga 650
Ryzen 5 4500U、メモリ8GB(8GBx1)

2.DELL New Inspiron 14 AMD
Ryzen 5 5500U、メモリ8GB(8GBx1)

の2機種です。

そして結果が以下の表になります。

表の一番右端、スコア差を見ると、5500Uの優位性がほとんどないことに気付きます。(プラスなら5500U優位、マイナスは4500U優位)

プラスの大きかった「表計算」も普通のエクセル使用ではなく、かなり大きなファイルを使った検証で、CPUのマルチスレッド性能が効く作業内容になっているだけです。表からグラフを作成したりするような簡単な作業ではここまでの差は出ません。

「表計算」以外の「Webブラウジング」や「アプリ起動」、「文章作成」と言ったCPUのシングルコア性能が効く作業では差がなく、むしろ4500Uの方が少しリードしていることがわかります。

つまり、4500Uが5500Uになったからと言って、普段使いが快適になるわけではないということです。

普段使いで差がないことはわかったけど、じゃあもっと負荷の高い作業だとどうなの?と思うかもしれません。

しかし上の表で、画像編集、動画編集などを比較してもその差はほとんどないという結果でした。

これらの作業はCPU性能と同時にメモリも重要になってきます。
簡単に言うと、メモリ8GBのシングルチャネルでは4500Uも5500Uも一緒で、どちらもあまり期待できないのです。

画像編集や動画編集には、メモリ16GBのデュアルチャネル(8GBx2)以上が必要です。

メモリが8GBということは普段使い、ビジネス利用を想定しており、その条件なら4500Uも5500Uも同じ。

これが当サイトの見解です。

今回の検証は4500U、5500U、それぞれ一台ずつしか検証していないので、全部が全部そうだとは言い切れません。機種によってはバラつきがあるでしょう。

しかし、平均をとれば「両者の違いはなし」に落ち着くのでないかと思います。

DELLやLenovoの5500U搭載機が、旧モデルの4500U搭載機とほとんど変わらない値段で売られているのはそうした理由もあるのではないかと推察します。

価格と納期

普段使いなら4500Uと5500U、どちらでも変わらないわけですから、あとは価格と納期、この2つの条件で選んだらいいでしょう。

今回検証したYoga 650には

  • 4500U搭載の2020年モデル
  • 5500U搭載の2021年モデル

の2種類が販売中です(7月30日時点)

そして

  • 4500U搭載なら短納期、8.1万
  • 5500U搭載なら3か月待ち、7.8万

という状況です。

5500Uの方が少し安いのですが、納期が遅く3か月待ちです。

これはいくらなんでもキツいです。3千円ほど高くなりますが、すぐに届けてくれる4500U搭載モデルの方が良いでしょう。

価格は、需要と供給のバランスによって日々変わっていきます。現在のYoga 650では4500U搭載モデルの方がお得でしたが、タイミングによっては素直に5500U搭載モデルの方が良い場合もあります。

最新情報はLenovoストアでチェックしてください。

Lenovoストア Yoga 650

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