いよいよインテル第12世代のノートPCが出てきます。
ASUSが先週発売したROG Flow Z13は
- 13.4インチのキーボード分離タイプ
- 注目のインテル第12世代
- メモリも新規格のDDR5
- ディスプレイも良い
- 外付けGPU、ROG XG Mobileに対応
という特徴があります。
万能タイプのように見えますが、この新製品をどういう立場で見るかによって評価は変わってきそうです。
・Surface Pro 8を大幅に性能アップしたもの
・超軽量のゲーミングノート
・ゲームもできるクリエイター向けPC
メディアサイトをいくつかチェックしたところ上記のような位置付けで語られています。
当サイトでは最後のクリエイター向けPCとして見ていこうと思います。
◆スペック概要
・型番: GZ301ZA-I5UMA
・OS: Windows 11 Home
・CPU: Core i5-12500H
・メモリ: 16GB LPDDR5-5200
・SSD: 512GB
・ディスプレイ: 13.4インチ FHD+ (1920×1200)、光沢、タッチ対応
・USBポート: USB-C x2(うち1つはThunderbolt 4)、USB2.0 x1
・インターフェイス: ROG XG Mobile、microSD、ヘッドフォン
・指紋認証あり、顔認証あり
・バッテリーライフ: 8.1時間
・タブレット重量: 1.12kg
・キーボード込み重量: 1.46kg
CPUはCore i5-12500H。この薄型ノートに末尾「H」のCPUが搭載されていることが驚きです。ベンチマークはまだ出ていませんが、1つ上位のCore i7-12700Hのスコアを見るととんでもない数値が出ています。
Core i5-12500Hはそれよりも下ですが、それでも十分高いスコアになりそうです。Core i7-11800HやRyzen 7 5800Hといった2021年のエース格を軽く超えてくるでしょう。
つまりCore i5でもゲームやクリエイティブな作業に十分使えるだけの性能があるということです。
価格は20.0万(税込、送料込)
発売当初ということもあってかちょっと高めです。
Core i7モデルはさらにグラボ搭載。RTX 3050を搭載していますが、これがゲーミングPCとしてはやや不満、1つ上のRTX 3060なら文句なしでした。
このROG Flow Z13は、外付けGPU BOX、ROG XG Mobileに対応しています。
専用のポートにこのGPU BOXを接続すれば、RTX 3070、3080といったハイエンドのグラフィックスを擁したゲーミングPCに様変わり。ただこのROG XG Mobileは別売りで15万~とこちらも高めです。
◆キーボード込みで1.46kg
13.4型としてはちょっと重め。キーボード込みで1.46kg、グラボ付きモデルだと1.52kgになります。持ち歩きできないことはないですが、頻繁に持ち出そうとは思わないでしょう。
タブレット本体も1.0kg超えなので、寝転んで操作するといった用途は難しそうです。
ROG Flow Z13をSurface Pro 8と比較して、Surfaceより性能が段違いですごい!と褒め称える向きもあるみたいですが、Surfaceはキーボード込みで1.18kgですからそれと比較するのは流石に無理筋でしょう。全く別物としてみるべきです。
ROG Flow Z13は重量があるのでキーボード分離のメリットがあまりないのが残念な点です。
◆ディスプレイ
ディスプレイは16:10のFHD相当。
・光沢タイプ
・タッチパネル
・リフレッシュレート 120Hz
・輝度500nit
・sRGBカバー率 100%
という仕様。
クリエイター向けとして十分合格な液晶です。
ゲーム用ではなく、画像編集や動画編集として使う方が理にかなっているのではないかと思います。
◆まとめ
- CPU性能は文句なし
- RTX 3050だと軽めのゲームまで
- 外付けGPUは高い
- 13.4型としてはちょっと重い
- 普通に据え置きで画像編集、動画編集が良さそう
第12世代CPUの性能を早く体験してみたい気持ちはありますが、もう少し様子を見てもいいかなと思います。