HP 14-emとDELL Inspiron 14。
どちらも2023年発売の14インチノートでCPUはRyzen 5 7530Uを搭載しています。
違いがすぐわかるように表にまとめてみました。
HP 14-em | Inspiron 14 5435 | |
ボディがアルミ合金 | × | 〇 |
画面の縦横比16:10 または3:2 | × | 〇 |
IPSディスプレイ | 〇 | 〇 |
Webカメラ FHD (1080p) | 〇 | 〇 |
プライバシーシャッターあり | 〇 | 〇 |
キーボード配列 | × | △ |
USB-Cあり、USB2.0なし | 〇 | × |
タイプC充電可能 | × | 〇 |
フルサイズSDカード | × | 〇 |
顔認証 or 指紋認証 | 〇 | 〇 |
重量 | 1.36kg | 1.59kg |
価格(Ryzen 5 メモリ16GB) | 6.5万~ | 6.5万 |
◆ボディの材質、重量
HP 14-emはボディが樹脂製(再生プラスチック)ですが、Inspiron 14はアルミ合金を使用しています。
そのため、全体の高級感や頑丈さはInspironが上です。またキーボードを打つときの安定感も、アルミ合金を使用している方が良いです。
※写真は筆者所有のInspiron 14
一方、樹脂製のメリットは軽さです。
2つは同じ14インチサイズですが、Inspironが1.59kgなのに対し、HPは1.36kgと230gも軽くなっています。
ただし1.36kgでも持ち運びには微妙に重いレベルです。同じ230gでも1.1kgと1.33kgという差なら1.1kgの絶対的な軽さが大きいので、比較スコアをほぼ五分に戻すくらいかと思いますが、今回の場合はそこまでは至りません。
アルミ合金のInspironがまずはリードしたと言えるでしょう。
◆ディスプレイ
ディスプレイもInspironが優勢です。
HP 14の縦横比が16:9なのに対し、Inspironは16:10です。
Inspironの方が縦に長いので、Webページやエクセルなどの表示するときの情報量が増えて結果作業効率アップにつながります。
※上の写真は参考資料です
◆キーボード
さらに、キーボード配列もInspironが優位です。
HP 14-emの方は、Enterキーの右に一列、Home、Pgup、Pgdnなどが配置されています。
慣れるまでタイプミスが頻発する作りです。
一方、Inspironのキー配列はごらんのとおり。
Enterキーはちゃんと右端に配置されています。EnterキーとBackspaceキーが横とくっついてしまっているのが見た目としてあまり良くないので、評価を「△」としましたが、打ちやすさには影響ないですし、打鍵感も良好です。
◆USBポートなど
USBポートについては、Inspiron 14に低速なUSB2.0を1つ付いているので減点。
ここではHP 14-emが1点返しました。
しかしタイプC充電可能、フルサイズSDカードスロット付きなどでInspironが差を広げています。
◆価格
最後は価格(Ryzen 5 7530U、メモリ16GBで比較します)。
HP 14-emはタイミングによってけっこう変動します。筆者が知る限り、最も安かったときで6.5万(税込、送料込)です。納期は大体1週間くらいです。
そしてInspiron 14も同じく6.5万円(税込、送料込)です。しかも即納モデルなので、最短翌日発送してくれます。
安さでもInspironは負けていません。
ちなみにRyzen 5、メモリ8GBで比較するとInspironの方が安くなります。
◆まとめ
HP 14-em
・軽い
・低速のUSB2.0がない
Inspiron 14 5435
・アルミ合金
・16:10ディスプレイ
・タイプC充電
・フルサイズSDカードスロット
・納期早い
という特徴です。
以上のことから、当サイトの結論は、
Inspiron 14推奨
となります。
冷静に比較していくと、やはりInspironの方が上回っているポイントが多いです。
HP 14-emを買うとするなら軽さを重視する場合でしょうか。外に持ち出すというよりも、書斎からリビングへ、ベッドへ、といったように室内での移動を頻繁にしたい人に良さそうです。
あとは将来、HP 14-emの方がもっと安くなった or Inspironが高くなった場合です。HPはずっと何かしらのセールを開催しています。気になる人は直販でそちらをチェックしておくといいでしょう。