Lenovo IdeaPad Slim 170 14型 (AMD)は2022年5月発売の14型ノート。
CPU性能はは悪くないものの、
- IdeaPadシリーズの中で最下位の100番台
- ディスプレイの質が低い
という理由から推奨度は低いです。
2021年に発売された15.6型モデル(IdeaPad Slim 170 15.6型)と内容が被ってしまいますが、もう一度書いておきます。
IdeaPadシリーズはIdeaPad 〇〇〇の三桁の数字が大きいほど品質も高くなります。本機は170と100番台なのでランクは一番下です。
以前から書いてるようにIdeaPadは、
- 推奨は500番台。これを買っておけば間違いない
- 300番台はやめとけ
- 100番台はやめとけ
が基本です。
最大の理由はディスプレイです。
IdeaPad 100番台や300番台はTNパネルと言って画質の落ちる液晶を使用しています。
写真は2020年にレビューしたIdeaPad S145のディスプレイ。黒が潰れやすく、視認性が悪いです。色も不自然ですし、全体的に暗いです。今回のIdeaPad Slim 170がここまでひどいとは思いませんが、スマホのきれいな画面と比較するとがっかりする可能性が高いです。
一方、500番台はIPSパネルで画質が良いです。
写真は2021年にレビューしたIdeaPad Slim 550です。
先ほどのディスプレイとは全然見え方が違うことがわかります。
5万円台でIdeaPad100番台を買うなら、6万円台の500番台の方をおすすめします。
ディスプレ以外にも差がいくつかあります。
◆スペック概要
型番: 82R3001NJP
OS: Windows 11 Home 64bit
CPU: Ryzen 5 5500U
メモリ: 8GB
SSD: 256GB
ディスプレイ: 15.6インチ FHD(1920×1080)、TNパネル
USBポート: USB-Cx1、USB-Ax1、USB2.0x1
インターフェイス: HDMI、SDカード、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 5対応
顔認証なし、指紋認証なし
重量: 1.4kg
5月時点での価格は5.9万(税込、送料込)となっています。
オフィス付きモデルだと8.1万(税込、送料込)です。
ディスプレイ以外のスペックは悪くないです。
でもよく見ると、USBポートのランクが低い、Wi-Fiの規格が1世代古い、指紋認証なし、などいくつか減点対象があります。そんな中でもディスプレイの減点が大きいですね。
Lenovoストアには「精細な映像」とか書いていますけど、ちょっと無理があります。
◆まとめ
- ディスプレイが致命的
これに尽きます。
5月29日時点でRyzen 5モデルが5.9万ですが、これが5.0万~5.2万くらいまで下がるならまあギリ買ってもいいかなというぐらいでしょうか。その場合は外付けモニターにつないで使うことを推奨します。
IdeaPad Slim 550 14型は本機よりも2ランク格上。
それが6.5万で買えます。