mouse(マウスコンピューター)のX4-i7は2020年発売の14型ノート
- 1.13kgと軽量
- CPUはCore i7-10510Uで普段使いOK
- 価格は9.8万(税込、送料込)
という特徴があります。
機種自体は2020年発売のものなのでちょっと古いですが、OSをWindows 11に刷新して2022年モデルとして販売されています。
14インチで1.2kgを切ってそこそこ安いPCが少ないので人気なようですが、コスパはあまり良くありません。
くわしく見ていきましょう。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home
CPU: Core i7-10510U
メモリ: 16GB (16GBx1)
SSD: 512GB
ディスプレイ: 14インチ FHD(1920×1080)、非光沢
USBポート: USB-C x1、USB3.0x2、USB2.0x1
インターフェイス: 有線LAN、HDMI、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6
顔認証あり、指紋認証なし
重量: 1.13kg
CPUはCore i7でメモリは16GB。なんか高性能っぽく聞こえますが、2019~2020年のCPUなのでそうでもありません。基本的には普段使い、ビジネス利用までのPCです。
PassMarkのベンチマークスコアは以下のとおり。
CPUは2021年に飛躍的に性能アップしています。
Corei7-10510Uは、2021年のCore i3(Core i3-1115G4)と同等クラス。
2021年のCore i5(Core i5-1135G7)より明らかに下です。
快適度の目安は
〇ネット、動画視聴
〇ワードエクセル
〇Web会議
△画像編集
×動画編集
×ゲーム
といった感じになるでしょう。
おそらくこの機種を買う人の多くは、
・普段使いが快適ならそれで十分
・性能よりも軽さ
・そして安さ
を求めて購入しているものと思われます。
◆ディスプレイ
mouse X4シリーズのディスプレイはあまり良くありません。
輝度が180~250nit
色域はsRGBカバー率 63%
といったレベル。
以前レビューしたmouse X4-R5では、かなり暗めのディスプレイを引いてしまいました。
ご覧のとおりLenovoのIdeaPad C340 (輝度250nit)よりもだいぶ暗く、コントラストも低かったです。
実際にはこれよりも良いディスプレイになると思いますが、それでも10万前後のPCとしては平均以下です。
◆比較検討
14インチで1.2kg以下という条件だと、mouse X4-i7は安いです。
しかしちょっとだけ条件をゆるめると、コスパはもっと良くなります。
mouse X4-i7 | DELL Inspiron 14 AMD | Lenovo ThinkBook 13s Gen3 | HP Pavilion Aero 13-be | |
CPU | Core i7-10510U | Ryzen 5 5625U | Ryzen 5 5600U | Ryzen 5 5625U |
CPUスコア | 6822 | 14956 | 15328 | 14956 |
ディスプレイ | 250nit、sRGB63% | 250nit、sRGB63% | 300nit、sRGB100% | 300nit、sRGB100% |
サイズ | 14型 | 14型 | 13.3型 | 13.3型 |
重量 | 1.13kg | 1.54kg | 1.26kg | 0.957kg |
価格 | 9.8万 | 7.4万 | 8.5万 | 9.9万 |
DELL Inspiron 14 AMDは1.54kgと重いですが、価格は一気に7万円台へ。
頻繁に持ち歩きしない人ならこれでも十分なはずです。2022年発売の新機種です。
いやいや、軽さは大切という人なら957gのHP Pavilion Aero 13はどうでしょう?
CPUスコアは倍以上にアップして価格はほぼ変わらず9.9万です。13.3型なので画面は少し小さくなります。
Lenovo ThinkBook 13sも13.3型。
1.26kgなので少し重くなりますが、CPUスコアは倍以上アップ。ディスプレイのランクもアップして価格は8.5万です。
⇒ Lenovoストア ThinkBook 13s Gen 3
14インチで1.2kg以下が絶対ゆずれない条件というならmouse x4-i7が良いと思いますが、そうでないなら今回挙げた別の選択肢も考えてみましょう。ランク的には1つ、もしくは2つくらい上位の機種が手に入ります。
マウスコンピューターが高いのはサポート体制にも力を入れているからです。パソコン初心者の人には安心です。