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【レビュー】Ideapad Flex 550i (15)、コスパは良いがもう1つ特長がほしい

Lenovo Ideapad Flex 550i (15)は2020年7月発売のモデル。

LenovoのIdeapadシリーズは名前が似ているので混同しがちですが、本機は

  • 15.6型
  • 変形2-in-1タイプでタッチ対応
  • CPUはインテル

という特徴をもっています。

Flex(曲がる)という名前の通り、変形してタブレットにもなる2-in-1です。

価格は5.3万円~と安く、性能もまずまず良いのですが、同じLenovoのIdeapad Slim 550iやFlex 550 (14)ともキャラが被り気味です。

1週間ほど使ってみた感想を正直に書いてみました。

レビュー機のスペック

・型番: 81X30060JP
・CPU: Core i5-1035G1
・メモリ: 8GB
・SSD: 256GB (PCIe)
・ディスプレイ: 15.6型 FHD(1920×1080) 光沢、タッチ対応
・USB: USB-C x1 (PD対応)、USB-A x2
・インターフェイス: フルサイズSDカード、HDMI、ヘッドフォン
・バッテリーライフ: 10.6時間
・重さ: 1.8kg
・ペン付属

上記の構成だと価格は6.4万円(税込、送料込)です。

オプションでMicrosoft Officeを付けることが可能です。

※価格は変動することがあるので最新情報はLenovo公式のオンラインストアで確認してください。

見た目、デザイン

筐体カラーはプラチナグレー

天板はIdeapadシリーズお馴染みのデザインです。

キーボード側の素材はマットな質感で、指紋やテカリが目立たないようになっていますが、光沢がないので高級感という意味では少し物足りないかなという印象です。

排気口は背面に設置されています。

液晶ディスプレイは光沢タイプなので、映り込みがあります。

輝度は250nitと平均的です。

色味は少し黄色が強めです。

色再現性はあまり良くないですが、IPS液晶で視野角ははまずまず広いです。カジュアルに写真や動画を楽しむには問題のない品質です。

ディスプレイ上部のWebカメラは使用しないときに閉めておくことができます。

Web会議とかで自分の画像を写したくないときには、この物理シャッターがあると便利です。

ベンチマーク

CPUはCore i5-1035G1

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、9254というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i5-1035G1 平均値8011

となっています。

レビュー機は平均を上回り期待以上のスコアでした。

ちなみに電源から外れてバッテリー駆動時のスコアもとってみると、9093でした。

電源接続時よりも少しパフォーマンスが落ちますが、低下率はわずか2%でした。

さらなるテストとしてPCMark10を実施しました。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。以下がその結果です。

Essentials(一般的な利用) 8517 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)5169 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 3102 (目安3450)

ここではデジタルコンテンツ制作のスコアが目安に足りないという結果でした。

これらをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
△画像編集(RAW現像)
×動画編集
×本格ゲーム

という目安になるかと思います。

PhotoshopでRAW現像

実際にPhotoshopでRAW現像にかかる時間を計測してみました

使用する画像は6000 x4000ピクセル、23.6MBのRAWデータ10枚。
これをPhotoshopのCameraRawで開き、一定の画像処理を行った後に保存する。
保存する形式はJPEGで、画質は最高の「12」
処理は10枚連続、自動で行う。
保存が完了するまでの時間をストップウォッチで計測する。
計測は3回行い、平均タイムを出す

行う画像処理は2通り

条件1.何もせずそのまま現像
条件2.テクスチャ+5、明瞭度+5、かすみの除去+5

そして上記の計測タイムの結果が下のグラフになります。

Core i5-11035G1とRyzen 5 4500Uを比較しています。棒グラフの赤色がCore i5-8265U、青色がRyzen 5 4500Uです。棒の長さが短いほど、タイムが速いということになります

Ryzen 5に比べ、Core i5は1.7~1.8倍タイムが遅いです。

キーボード、タッチパッド

キーピッチ(キーの間隔)は19mm、キーストローク(深さ)は1.2mmです。

15.6型なので右側にテンキーがついています

キー配列で気になるのはEnterキーとBackspaceキーが他のキーとくっついている点です。

特にBackspaceキーの横の「¥」はかなり小さくなっています。このキーを打つ頻度は少ないですが、横とくっついているので見栄えは良くありません。

キーボードの打鍵感やタッチパッドの操作性は良好です。

ただし剛性感が低く少しカタつきがありました。

インターフェイス(端子類)

USBポートはUSB-Cが1つとUSB-Aが2つです。

USB-CはPower Delivery対応ですので、専用ACアダプタを使わずともモバイルバッテリーでの充電が可能です。ただし必要とするワット数は45W以上です。

他にはフルサイズのSDカードスロットとHDMIが付いています。最近は15.6型でもこのSDカードスロットが付いていないPCが多いのですが、Ideapad Flex 550iにはちゃんと付いています。これがあるとデジカメ用のSDカードを直接挿すことができるので便利です。

ペン付属

Ideapad Flex 550i (15)にはペンが無料で付いてきます。

Lenovoのデジタルペンで書き心地はまずまずです。

筆圧感知になっているので簡単なお絵かき用としてもいけると思います。

バッテリー、排気音、熱など

バッテリーの駆動時間は公称値で10.6時間です。

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約7.5時間。まずまずの結果でした。

静音性も良く、作業に集中できるパソコンです。

まとめ

短所
・前モデルに比べてあまり進化が見られない
・在庫が不安定

長所
・SDカードスロット付き
・コスパ良し

Core i5モデルが6.4万とコスパはとても良いですが、前モデルからの進化はなく、全体としてはあと一歩物足りなさも感じるPCです。

例えば、ディスプレイの明るさやボディの素材、高級感。これらは8~10万くらいの機種とは明確に差があり、見る人が見れば、価格相応だなと感じる部分がありました。

レベルで言うと「中の中」
価格相応と言っても、CPUやメモリ、SSDなど基本スペックは水準をクリアしているので、性能が低くて困るという人は少ないはずです。

ぼくは先代のIdeapad C340を購入してずっと使っていますが、故障や不具合はなくとても快適に使えてます。

2020年のIdeapadシリーズはどれも在庫が不安定です。Ideapad Flex 550i (15)も一部のモデルで在庫切れが発生しているので、気になる人は公式ストアで在庫状態をチェックしておいた方がいいでしょう。

Lenovo公式ストア Ideapad Flex 550i (15)

14型のIdeapad Flexも候補に

Ideapad Flexには14型のIdeapad Flex 550 (14)も出ています。

こちらはCPUにRyzen4000シリーズを搭載しており、今回紹介したFlex 550i (15)よりも性能が良いです。

14型のFlex 550もチェックしてみましょう。

表はオフィス付きのモデルで両者を比較しています。

Flex 550 (14)も在庫が不安定ですが、オフィス付きのモデルはわずかに在庫が残っています。

Ryzen 5
メモリ8GB
SSD 256GB
MS Office Home and Business 2019

という構成で8.0万円です。

⇒ Ideapad Flex 550のスペック詳細へ

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