楽天やAmazonで目にするIRIE FFF-PCH1Sというノートパソコン。
先日発売されたモデルはCore i7搭載で8.6万円(税込、送料込)。それだけ聞くとまずまず良さそうに聞こえますが、Core i7と言っても第7世代(2016~2017)のCore i7なので性能はそんなに高くありません。
これを買うなら素直にDELLかLenovoの最新版を買っておいた方が良いと思います。
スペック概要
型番: FFF-PCH1S
CPU: Core i7-7567U
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 14.1型 FHD(1920×1080)、光沢
USBポート: USB3.0 x2、USB-C x1
インターフェイス: microSD、HDMI、有線LAN、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 5対応
バッテリー駆動時間: 5.2時間
重量: 1.49kg
オフィスソフト: WPS Office
Core i7-7567Uのベンチマークスコアは4216
このスコアが2500を切ると通常作業でもモタつくぐらいになります。
一応そのレベルはクリアしていますが、性能的にはそんなに高くありません。
最新の第11世代と比べると差は歴然。
第11世代のCore i3よりも下です。
できる作業の目安は、
○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
△Web会議
×画像編集(RAW現像)
×動画編集
×ゲーム
という感じ。
オフィスを使った事務作業がメインになるでしょう。
メモリは16GBありますが、8GBでも十分。16GBは無駄だと思います。
SSD容量が512GBと大きいのは良い点です。
バッテリー駆動時間は公称値で5.2時間。
Wi-Fi環境で動画を見続けたら2~3時間しかもたないでしょう。
Webカメラは30万画素。
通常のノートPCでは100万画素クラスのWebカメラですが、本機はそれよりもかなり低画素です。
Web会議などに使用するのはちょっと厳しいと思います。
オフィスはWPS Office
楽天の販売ページではやたらと「オフィス付き」をアピールしていますが、Microsoft OfficeではなくてWPS Officeです。3千円くらいで買えるオフィスソフトで本家のMicrosoft Officeと互換性があります。
まあそれなりに使えると思いますが、付いていてうれしいものでもありません。
いまはOfficeオンラインが無料。
一部機能は制限されますが、Web番のMicrosoft Officeが無料で使えます。
無料なのに知名度が低いのは、Microsoftも本当は有料のオフィスを買ってほしいからそんなにアピールしていないせいです。普通の人はこのWeb版オフィスで十分だと思います。
キーボード配列
キーの配列はちょっとクセがあります。
EnterキーやBackspaceキーは右端ではなく代わりに「+」「-」「*」「/」が並んでいます。
ほぼ100%タイプミスをしてしまう配列なので注意しましょう。
結論
- Core i7と言っても第7世代なので普段使いまで。
- オフィスはWPS Officeだから、そんなにうれしくない。
これで価格が5万くらいならまだアリですが、8.6万は全然高いです。
素直にこれ買っとけ
よく知らないメーカーのパソコンを買うよりも、世界的なメーカーの最新版を買っておく方が良いです。
性能も品質も、そして価格も。
◆ Lenovo IdeaPad Slim 550 14型
Ryzen 5 5500U
メモリ8GB
SSD 256GB
で6.3万円(税込、送料込)
⇒Lenovo公式 IdeaPad Slim 550 14型
◆ DELL Inspiron 14 5415
Ryzen 5 5500U
メモリ8GB
SSD 256GB
で7.3万円(税込、送料込)