ASUSが6月30日にZenBook Ultralight UX435EALを発売しました。
- 超軽量995g
- CPUはインテル第11世代Core i7
- 明るく、色域の広いディスプレイ
- 長時間バッテリー
- メモリは8GB(デュアルチャネル)
という特徴があります。
最初の4つまでは文句なしの仕様で素晴らしいのですが、問題は最後。
なぜメモリ8GBなんだ?という疑問が残ります。
通常この構成ならメモリは16GB。
画像編集やイラスト作成などちょっと負荷の大きい作業にも対応できるメモリを搭載しておくのが定石です。
しかし今回発表されたモデルでは、メモリが8GBのもの。
ここがネックとなりそうです。
まずはスペックを見ていきましょう。
◆スペック概要
モデル名: UX435EAL-KC099T
CPU: Core i7-1165G7
メモリ: 8GB (4GBx2)
SSD: 512GB
ディスプレイ: 14型 FHD(1920×1080)、非光沢
USBポート: Thunderbolt 4 x2、USB-A x1
インターフェイス: microSD、HDMI、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
バッテリー駆動時間: 21.9時間
重量: 995g
今後、メモリ16GBのモデルや、Core i5のモデルが追加される可能性もありますが、現状ではCore i7+メモリ8GBの組み合わせのみとなっています。
7月1日時点の価格は14.0万円(税込、送料込)となっています。
できる作業の目安は、
○ネット、動画鑑賞
○オフィス系ソフトで事務作業
○Web会議
△画像編集(RAW現像)
△動画編集
△ゲーム
という感じ。
AdobeのRAW現像ソフトLightroomは推奨スペックがメモリ12GB以上なので、本機のスペックだとやや不足しています。重くて困るってことはないですが、所々でちょっともっさり感があるでしょう。できればメモリ16GBを搭載してほしかったです。
動画編集に関しても同じ不満が残ります。
ちなみにこのZenBook Ultralightは海外で先行販売されており、そのモデルはメモリ16GBになっています。
ではもうクリエイティブ作業を諦めて、普通のモバイルノートとして考える場合はどうでしょう?
それならメモリは8GBで十分です。
ただそうなると今度は、CPUはCore i5でも良かったんじゃないか、もっと価格を抑えられたはずという不満が生じます。
どう転んでもCore i7+メモリ8GBのバランスが悪いという結論になります。
ということで、今回のモデルは様子見が正解かなという気がします。
今後メモリ16GBかCore i5で価格が安いやつか、どちらか出ることを期待します。
ちなみにZenBook Ultralightのディスプレイは海外販売モデルの仕様書には
輝度 400nit
sRGBカバー率 100%
と載っています。
明るくて色域も広いディスプレイで優秀です。
◆ mouseのDAIV 4Pもいいぞ
1kg以下の14型ノートなら先日レビューしたmouse DAIV 4Pも考えてみましょう。
Core i7-1165G7
メモリ16GB
SSD 512GB
フルサイズSDカードスロット
重量 985g
で価格は14.6万円(税込、送料込)です。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。