Core i7-12700H
メモリ 16GB
SSD 1TB
グラフィックス GeForce RTX 3060
ディスプレイ 15.6インチ 2560x1440、100%sRGB、165Hz
という構成が17.5万円(税込、送料込)
先月レビューしたときには18.8万しましたから、約1.3万ほど値下がりしています。
最近はどの製品も値上がりする傾向にある中、逆に安くなっているのはありがたいことです。
Lenovoのゲーミングノートは数年前まではそこまで良い印象はありませんでしたが、2022年モデルはかなり良くなっています。ゲーム用として買うのもいいですが、画像編集や動画編集にも最適なPCです。
◆アルミ合金のボディ。熱や音の問題をクリア
背面に出っ張りがあるデザインがいかにもゲーミングノートって感じがします。
でもこれのお陰で排熱がスムースになっており、結果性能面に良い影響を与えています。
ファン音がうるさいってこともなくなりました。当サイトでファン音を計測したところ42db(デシベル)とゲーミングノートとしては静かな部類でした。
ボディもアルミ合金を使用しておりまずまずの高級感です。
◆Core i7-12700Hの性能をフルに発揮できる
最大の長所はCPU性能をフルに発揮できている点です。
インテル第12世代のエースCore i7-12700Hを搭載しているマシンは他にもいくつかありますが、発熱のせいかその性能をフルに発揮できていないものも多いです。
特に薄型ノートにCore i7-12700Hはちょっと厳しいです。製品によっては、第11世代のCore i7-11800Hレベルまで低下しているものもあります。
その点Legion 570iは素晴らしいパフォーマンスです。
PassMarkスコアは驚異の3万超え。
他にもPhotoshopやDavinci Resolveといったソフトでも過去最高のタイムを叩き出しています。
Core i7-12700Hの本気が見たいなら、Legion 570iのようなゲーミングノートがベストです。
機種 | CPU | タイム(秒) |
Legion 570i | Core i7-12700H | 40.4 |
Yoga 770 | Ryzen 7 6800U | 59.8 |
DAIV 5P | Core i7-11800H | 65.9 |
Zenbook S 13 OLED | Ryzen 7 6800U | 67.5 |
IdeaPad Slim 560 Pro | Ryzen 7 5800H | 79.4 |
Pavilion Aero 13 | Ryzen 7 5800U | 92.6 |
上表はDavinci Resolveで180秒の動画をyoutube用に書き出すのにかかった時間。Legion 570iが抜き出ていることがわかります。
◆ディスプレイも良い
ディスプレイは16:10じゃないのが1つ残念な点ですが、それ以外はまずまず。
解像度は2560×1440で色域が広い(sRGBカバー率100%)です。本格的な画像編集にも使えるディスプレイです。
ライバルのHP OMEN 16と比較するとご覧のとおり。
Legion 570i | OMEN 16 | |
CPU | Core i7-12700H | Core i5-12500H |
グラフィックス | RTX 3060 140W | RTX 3060 130W |
解像度 | 2560x1440 | 1920x1080 |
sRGB | 100% | 100% |
リフレッシュレート | 165Hz | 144Hz |
Thunderbolt | 1つ | 2つ |
有線LAN | あり | あり |
SDカードスロット | なし | あり |
重量 | 2.4kg | 2.41kg |
価格 | 17.5万 | 18.8万 |
Legion 570iはCPUとディスプレイで上回っているのにもかかわらず、値段は下です。
◆まとめ
- PC全体が値上げ傾向の中、逆に値下がりのLegion 570i
- 熱設計がうまくいってる。音もうるさくない
- CPU性能をフルに発揮できている
- 画像編集、動画編集にもおすすめ
- コスパも優秀
価格はかなり変動します。Lenovoの気が変わらないうちにどうぞ。