ThinkPad E14 Gen 4 (第12世代インテル)は2022年7月発売のノートPC
- 価格を抑えたThinkPad Eシリーズ
- CPUは第12世代インテル
- 画面のアスペクト比は16:9のまま
- WebカメラはフルHD(1080p)
- Core i5モデルが10.5万~
という特徴があります。
以前と内容が被りますが、ThinkPad Eシリーズは
・USBポートが3つ、実質2つ
・SDカードスロットなし
というポート類の問題があるので筆者の評価は低いです。
キーボードとトラックポイント(赤ポチ)は確かに使いやすいですが、それ以外の点はIdeaPadやThinkBookに負けている部分が多いです。
どうしてもThinkPadがいいという人には、4月に出た兄弟機ThinkPad E14 Gen 4 (AMD)が8.7万~と安いので、コスパを求めるならAMDモデルを推奨します。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home/Pro
CPU: Core i3-1215U/Core i5-1235U/Core i7-1255U/Core i5-1240P/Core i7-1260P
メモリ: 8GB、最大40GB
SSD: 256GB/512GB/1TB
グラフィックス: Intel Iris Xe/Intel UHD/GeForce MX550
ディスプレイ: 15.6インチ FHD(1920×1080)、IPS、非光沢
Webカメラ: FHD (1080p)
生体認証オプション: 顔認証対応、指紋認証対応
USBポート: USB4 x1、USB3.1 x1、USB2.0 x1
インターフェイス: HDMI、有線LAN(RJ-45)、ヘッドフォン
重量: 1.64kg
CPUの選択肢は多く、Core i3-1215U~Core i7-1260Pまで選べます。U-プロセッサよりもP-プロセッサの方が性能は良いですが、その分価格も高くなります。
デフォルトの設定では
・Core i5-1235U
・メモリ8GB
・SSD 256GB
・ディスプレイ 1920×1080、300nit、sRGB63%
・Webカメラ HD(720p)
という構成で10.5万円(税込、送料込)となっています。
これまで6~7万で買えたEシリーズとしてはちょっと高いなという印象です。
ThinkPad Eシリーズは
・カスタマイズが自由できるモデル
・構成が決められたモデル(固定構成モデル)
の2種類があり、上で挙げたモデルはカスタマイズモデルです。
しばらく経てば固定構成モデルがメインとなり価格も下がるはずです。
◆インターフェイス
インターフェイスの数、種類は平均以下です。
まずUSBポート。USB4(Thunderbolt 4対応)が1つとUSB3.2 typeAが1つ、そしてUSB2.0の計3つ設置されています。
転送速度の速いUSB4は電源ポートも兼ねているので、電源につなげて使う場合は埋まってしまいます。せっかくのThunderboltが電源にとられてしまうのは痛いです。
残りはUSB-Aが2つ。しかも1つは転送速度の遅いUSB2.0です。いくら安いEシリーズとは言え、このポート構成はちょっとしんどい気がします。USB2.0なんて6万で買えるIdeaPad Slim 570にも付いていません。
あと有線LANポートを付ける厚みがあるのに、それより薄いSDカードスロットが付いていません。これも付けようと思えば付けられるはず。明らかにコストカットしているのがわかります。
- せっかくのThunderboltが電源に取られてしまう
- USB2.0とUSB3.1だけでやりくりしないといけない
- SDカードスロットなし
同じLenovoのThinkBookやIdeaPadよりも劣っています。
◆まとめ
性能は良いですが、マイナス面が大きいのであまり推奨はできません。
買う前にもう一度考え直してみましょう。
コスパ重視なら
⇒ IdeaPad Slim 570がおすすめ。6.7万で買える
どうしてもThinkPadがいい
⇒ インテルモデルよりもAMDモデルが安い
⇒ 外付けキーボード(トラックポイントキーボード)
⇒ X13やX1 Carbonまでランクアップ
いろいろ代替案はあります。
買ってもまあいいかなというケースは、Core i7-1260P、メモリ16GB、100%sRGB液晶にしても16万という安さはあるのでそういったピンポイントの条件をねらっていく人くらいでしょうか。
漠然とコスパを求めて買うのはよろしくないと思います。
⇒ Lenovoストア IdeaPad Slim 570 14型 AMD