LenovoのIdeaPadシリーズは3万~10万という幅広い価格帯の機種がそろっています。
IdeaPad 100番台
IdeaPad 300番台
IdeaPad 500番台
と数字が大きくなるほど、グレードも上がります。
結論から言うと、おすすめは500番台。100番台と300番台は品質が落ちるのでやめといた方がいいです。
個人的に点数をつけるなら、
IdeaPad 100番台 45点
IdeaPad 300番台 65点
IdeaPad 500番台 80点
という感じでしょうか。
500番台を買っておけば、まず間違いないです。
300番台と500番台の違いは、
・ディスプレイ
・USBポートの種類
です。
300番台でも満足できる人がいるかもしれませんが、これまで100台以上のノートPCをレビューしてきたぼくからすると、300番台はどう贔屓目に見ても合格ラインには達していません。
300番台と500番台の価格差は数千円程度なので、ケチらず500番台を購入することをおすすめします。
IdeaPad 500番台
IdeaPadは本当に種類が多く、500番台にも
・IdeaPad Slim 550
・IdeaPad Flex 550
・IdeaPad Slim 550i
・IdeaPad Flex 550i
・IdeaPad Slim 560i Pro
・IdeaPad Slim 560 Pro
と多くの機種があります。
Slim: オーソドックスタイプ
Flex: 変形2-in-1タイプ
550i: CPUがインテル
550: CPUがAMD Ryzen
という命名規則になっており、最後にその機種のサイズが14インチか15.6インチかを見分ける数字と、CPUの世代が入ります。
例えば「IdeaPad Flex 550 15.6型 (AMD Ryzen 5000シリーズ)」は
・Flex⇒ 2-in-1タイプ
・CPUはAMD Ryzen(550の後に「i」がないので)
・サイズは15.6型
・Ryzen 5000シリーズ搭載
となります。
機種名に全部情報が入っているのですが、最初に見た人にはなにがなんやらよくわからないと思うので、500番台の中でも特におすすめの機種を紹介しておきます。
おすすめ機種
◆ IdeaPad Slim 550 15.6型 (AMD Ryzen 5000シリーズ)
・オーソドックスタイプ
・15.6型
・CPUはRyzen 5000シリーズ
いわゆる「普通のノートパソコン」です。
ディスプレイ輝度は300nitと明るいのが特徴です。
Ryzen 5 5500U搭載で6.6万円(税込、送料込)です。
◆ IdeaPad Flex 550 14型 (AMD Ryzen 5000シリーズ)
・変形2-in-1タイプ
・14型
・タッチパネル、ペン付き
・CPUはRyzen 5000シリーズ
Flexは変形2-in-1のタッチパネル。重い15.6型よりも取り回しが楽な14型の方が人気です。
Ryzen 7 5700U搭載で8.7万円(税込、送料込)です。
◆ IdeaPad Slim 560i Pro
・オーソドックスタイプ
・14型
・高精細ディスプレイ
・CPUはインテル第11世代
2021年に新登場した560i Pro。
ワンランク上のIdeaPadという位置付けです。ディスプレイの解像度が高いので、画像編集用に最適です。
Core i7-1165G7搭載で10.0万円(税込、送料込)です。
◆ IdeaPad Slim 560 Pro (16)
・オーソドックスタイプ
・16型
・高精細ディスプレイ
・CPUはRyzen 5000Hシリーズ
こちらも2021年に新登場した560 Pro (16)。パワーのあるRyzen 5000Hを搭載可能です。
Ryzen 7 5800H搭載で10.1万円(税込、送料込)です。
選び方は簡単で、画像編集(RAW現像)などクリエイティブな作業をやりたい人は560i Proや560 Proなど560がおすすめ。
ネットや動画鑑賞、資料作成くらいが快適にできればそれでOKという人は、550がおすすめです。
SlimかFlexか
Slimがオーソドックスタイプ。Flexが変形2-in-1。
SlimかFlexかで迷う人もいると思いますが、迷うくらいならオーソドックスなSlimで大丈夫でしょう。
SlimとFlexはディスプレイが違います。
Slim 550 | Flex 550 |
非光沢 | 光沢 |
タッチ非対応 | タッチ対応 |
輝度 300nit | 輝度 250nit |
sRGB 63% | sRGB 63% |
ペンなし | ペン付き |
明るさが優秀なのはSlimの方です。
Flexはタッチパネルでペンが付いていて便利そうですが、結局長く使っていると、普通のノートパソコンで十分だったなと思う人も多いはずです。
ペンを必ず使う、タッチパネルが絶対必要という人は、Flexで決まりですが、そうでない場合はSlimの方が若干おすすめとなります。
ただし構成によっては、Flexの方が安い場合もあります。
Slim 550 14 | Flex 550 14 | |
CPU | Ryzen 5 5500U | Ryzen 5 5500U |
メモリ | 8GB | 8GB |
SSD | 256GB | 256GB |
価格 | 6.4万 | 7.0万 |
Slim 550 14 | Flex 550 14 | |
CPU | Ryzen 7 5700U | Ryzen 7 5700U |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 512GB |
価格 | 9.4万 | 8.7万 |
14型 Ryzen 5で比較するとSlimの方が安いです。
しかし同じ14型のRyzen 7で比較すると逆転、Flexの方が安くなります。
次は15.6型での比較。
Slim 550 15.6 | Flex 550 15.6 | |
CPU | Ryzen 5 5500U | Ryzen 5 5500U |
メモリ | 8GB | 8GB |
SSD | 256GB | 256GB |
価格 | 6.6万 | 7,1万 |
Slim 550 15.6 | Flex 550 15.6 | |
CPU | Ryzen 7 5700U | Ryzen 7 5700U |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 512GB |
価格 | 9.6万 | 10.2万 |
15.6型ではそのような逆転はなく、Ryzen 5でもRyzen 7でもSlimの方が安いです。
つまりFlexを買うなら
・14型
・Ryzen 7搭載モデル
がお得ということです。
価格は時期により変動するので、もしかしたら上記の内容とは違う価格になっている可能性もありますが、大体そうだと思っていて大丈夫です。
17.3型を買うときは例外
最後に例外。IdeaPadは大体が14型か15.6型ですが、300番台に17.3型があります。
それが
・IdeaPad Slim 360 (17)
・IdeaPad Slim 360i (17)
の2機種です。
300番台はやめとけと冒頭に書きましたが、この2つは300番台の中でも品質が良いので例外です。
17.3型の大画面が欲しいという人は300番台を買いましょう。
まとめ
- IdeaPadは500番台を買っとけ
- 画像編集や動画編集をやりたい人なら560番
- そうでない人なら550番
- SlimかFlexで迷ったらSlim
- Flex買うなら14型のRyzen 7モデル
- 17.3型を買うなら360番
わかりやすさ重視でざっくりまとめすぎたかなと思いますが、大体の考え方は理解してもらえるはずです。
あとは在庫です。IdeaPadシリーズは人気が出て、在庫切れになりやすいので気になる機種はちょっと早めに買っておくのがおすすめです。