猫が廃墟を歩き回るゲームStray(ストレイ)が人気です。
このゲームをノートパソコンで快適にプレイするためのスペックは
CPU: Intel Core i5-8400 | AMD Ryzen 5 2600
メモリ: 8GB
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 780 | AMD Radeon R9 290X
DirectX: Version 12
ストレージ: 10 GB 利用可能
という公式発表があります。
ただこれだとCPUやグラフィックの型番が古すぎてよくわからないという人も多いはず。
ざっくり言うと、グラボがGTX 1650以上の性能であれば快適にプレイできます。
上のグラフはグラボの性能を数値化したもの(FiereStrike Graphics)です。
Stray推奨のグラボGTX 780はスコアが9473ですが、これがちょうどGTX 1650 mobileと同じくらいです。
つまりGTX 1650を搭載したノートPC(ゲーミングノート)なら大丈夫ということです。
RTX 3050はGTX 1650よりも性能が上なので当然OKです。
一般的にこのクラスのPCは10万~14万くらいします。
問題はGTX 1650よりも下。
2021年~2022年のノートパソコンには
・CPUがインテルの場合 ⇒ Inte Iris Xe
・CPUがRyzenの場合 ⇒ AMD Radeon Graphics
という内蔵グラフィックスが搭載されています。
これらはゲーム性能が低いので、Strayを快適にプレイすることはできません。
スコアも3000~6000で推奨スペックに足りていないことがわかります(上のグラフ参照)。
動きが滑らかではなく、カクつくことがあるでしょう。あるいは画質を落としたりすることになり、せっかくStrayの綺麗な世界を堪能できないということになります。
ただこのクラスのPCは安いです。
一般的には6万~10万くらいで買うことができます。
◆まとめ1
-GTX 1650以上で快適プレイ派
・予算は12万くらい
・ゲーム用PCなので重い
-普通のノートPCで我慢する派
・予算は10万以下
・持ち歩きも可能
◆7万のPCで試してみた
手元にあったDELLのノートPCで試しにプレイしてみました。
Inspiron 14 AMD (2022年発売)
・Ryzen 5 5625U
・メモリ 8GB
・SSD 256GB
・ディスプレイ 14型 FHD(1920×1200)、IPS、250nit
・グラフィックス: AMD Radeon Graphics(内蔵グラフィックス)
いわゆる「普通のノートパソコン」です。
スペックは
・CPU: 〇
・メモリ: △
・グラフィックス: ×
という感じ。推奨スペックには足りていません。
実際デフォルト設定でプレイすると、平均fps(フレームレート)が10fps程度とかなり低かったです。ただ意外にもそこまで不快ではありませんでした。ちょっと動きがぎこちないなと思うことはありますが、プレイ自体は可能です。
少し設定を変えてみます。
・解像度を1280×800に
・解像度スケールも80%に
・エフェクト品質を中に
・シャドウクオリティを中に
これぐらいに落とすと30fpsくらいまで改善しました。
ただ画質は落ちます。動く猫の輪郭にギザギザ感(ジャギー)が出てしまいます。
静止画だとそこまで悪くないかなと思います。
スクショを何枚か撮ってみたのでご覧ください。
ゲーム(動画)の画質は悪いけど、スクショ(静止画)を撮って楽しむという遊び方ならギリギリいけるかなという感じ。
7~8万の最新ノートを買うという手もなくはないです。
DELL Inspiron 14 AMD
・Ryzen 5 5625U
・メモリ 16GB
・SSD 512GB
・ディスプレイ 14型 FHD(1920×1200)、IPS、250nit
・重量: 1.54kg
・グラフィックス: AMD Radeon Graphics(内蔵グラフィックス)
で8.7万円(税込、送料込)
画質を我慢する人向け。できるだけ安く済ませたい人向けです。
◆快適プレイ派におすすめ
基本は推奨スペックを満たしたものを買うことです。
現在すぐ手に入るPCだとこれ。
Dell G15 5511
・Core i7-11800H
・メモリ 16GB
・SSD 512GB
・ディスプレイ 15.6型 FHD(1920×1080)、IPS、250nit
・重量: 2.44kg
・グラフィックス: RTX 3050
で12.1万円(税込、送料込)
こちらはAmazonに在庫があるのですぐに届けてくれます。グラボはRTX 3050なので推奨スペック以上です。
Lenovo IdeaPad Slim 560 Pro
・Ryzen 7 5800H
・メモリ 16GB
・SSD 512GB
・ディスプレイ 16型 2.5K (2560×1600)、IPS、350nit
・重量: 1.92kg
・グラフィックス: GTX 1650
で9.2万円(税込、送料込)
こちらのグラボはGTX 1650なので、先ほどのRTX 3050よりは下。推奨スペックちょうどのスペックですが、9.2万と安いです。ディスプレイの解像度も高いです。Amazonに在庫があるタイミングで買いましょう。