LenovoのYoga Slim 760 Pro 16型 (AMD)は2022年3月発売のノートPC
- クリエイター向けの16インチノート
- CPUはRyzen 7 5800H
- ディスプレイは2560×1600、光沢あり
- タッチ対応
- グラフィックスはGTX 1650、RTX 3050
という特徴があります。
LenovoはすでにIdeaPadシリーズでも似たような機種を販売していますね。
今回のYoga Slim 760 ProはそのIdeaPad Slim 560 Proを少しランクアップしたようなモデルになっています。
スペックをくわしく見ていきましょう。
スペック概要
OS: Windows 11 Home
CPU: AMD Ryzen 7 5800H
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 16インチ 2560×1600、光沢、タッチ、120Hz
グラフィックス: NVIDIA GeForce GTX 1650、RTX 3050
USBポート: USB-C x1、USB-A x2
インターフェイス: フルサイズSD、HDMI、ヘッドフォン
指紋認証なし、顔認証あり
重量: 2.08kg
Ryzen 7 5800Hは8コア16スレッドのCPUで性能は非常に高いです。インテルのCore i7-11800Hと同等クラスで、画像編集、動画編集、ゲームなど負荷の高い作業にも適用できます。
グラフィックスはGTX 1650とRTX 3050の選択肢があります。どちらもグラボとしてはエントリーモデル、ゲーム用としてはやや心許ないスペックですが、CPUのアシスト役として画像編集や動画編集に使えます。
Ryzen 7 5800H + GTX 1650という組み合わせで13.2万円(税込、送料込)
コスパは非常に良いです。
ディスプレイの仕様
ディスプレイは
・16:10
・2560x1600px (2.5K相当)
・光沢
・タッチ対応
となっています。
光沢液晶が好きかどうかで分かれそうですね。
普通このタイプのPCは非光沢液晶が多いです。光沢タイプは映り込みがあるので、目が疲れやすい、室内照明が反射して見にくいといったデメリットがあるからです。
写真はVivoBook 13 Slate OLED。光沢ディスプレイで室内のカーテンが映り込んでいることがわかります。
IdeaPad Slim 560 Proと比較すると以下のようになります。
IdeaPad Slim 560 Pro | Yoga Slim 760 Pro | Yoga Slim 760 Pro | |
CPU | Ryzen 7 5800H | Ryzen 7 5800H | Ryzen 7 5800H |
グラフィクス | GTX 1650 | GTX 1650 | RTX 3050 |
ディスプレイ | 2560x1600 | 2560x1600 | 2560x1600 |
表面処理、タッチ | 非光沢、タッチ非対応 | 光沢、タッチ対応 | 光沢、タッチ対応 |
輝度 | 350nit | 500nit | 500nit |
sRGBカバー率 | 100% | 100% | 100% |
リフレッシュレート | 60 Hz | 120 Hz | 120 Hz |
価格 | 12.2万 | 13.2万 | 13.9万 |
IdeaPadは非光沢タイプです。
映り込みが気になる人はこちらがおすすめ。
輝度は350nitでYogaよりも暗いですが、ノートPCの平均300nitよりも明るいのでこれでも十分です。色域も優秀です。
Yogaの方は、
・輝度が500nitあるので、明るいリビングや屋外でも見やすい
・リフレッシュレートが120Hz、反応が良い
という特長があります。
リフレッシュレートが120HzだとWeb画面のスクロールなどの反応が良くなります。スクロール中に止めたい場所でピタッと止まる、そしてゲームでの画面描写が滑らかになるというメリットがあります。しかし本機はゲーミングPCではないのでそこまでプラスに働くことはなさそうです。
ディスプレイは一長一短でしたが、グラフィックスはYogaの方が上位のRTX 3050を選択できるという明確なメリットがあります。
軽めのゲームAPEX Legends(1080p high)で比較すると、
GXT 1650: 69 fps
RTX 3050: 100 fps
という感じでRTX 3050の方がより快適にプレイ可能です。
ゲーム以外にも動画の書き出し(レンダリング)などでRTX 3050が活きてくるでしょう。
ゲーム、動画編集まで見据えるならYogaが良さそうです。
インターフェイス
USBポートは3つ。USB-Cが1つにUSB-Aが2つです。
USB-CはThunderboltじゃなものの、PD(電源供給)対応かつ映像出力対応です。
当然ですが、SDカードスロットが付いています。
MacBook Proでも復活したこのポート。
クリエイター向けPCでは今後標準装備になっていくと予想しています。
まとめ
- クリエイター向けPCでコスパも優秀
- ディスプレイが光沢タイプなのでそこが好きかどうか
- 非光沢がいいならIdeaPad Slim 560 Pro
- 軽めのゲームや動画編集までやるならYogaがおすすめ
- 高級感もYogaが上
⇒ Lenovoストア Yoga Slim 760 Pro 16型 (AMD)
IdeaPad Slim 560 Proは筆者も所有しています。下記のレビュー記事を読んでみてください。