Lenovoから新しく発売されたThinkBook 14 Gen2。
14型1.4kgのノートPCです
「Gen 2」ということからわかるように、去年発売された初代ThinkBook 14の後継機となります。
ビジネス仕様ながらThinkPadほど価格は高くなくコスパが良いので、個人ユーザーに人気です。
2020年モデルのGen 2は、CPUがIntel第11世代かAMD Ryzen4000シリーズ。2モデルを用意しています。まずはIntelモデルから見ていきましょう
◆スペック概要
OS: Windows 10 Home 64bit or Windows 10 Pro 64bit
CPU: Core i3-1115G1、Core i5-1135G7、Core i7-1165G7
メモリ: 最大24GB
ストレージ: SSD 最大1TB、HDD 最大2TB
ディスプレイ: 14インチ FHD(1920×1080)
グラフィックス: Intel Iris Xe グラフィックス
USBポート: USB-C x2 (1つはThunderbolt 4)、USB-A x2
インターフェイス: HDMI、有線LAN(RJ-45)、SDカード、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
サイズ: 323 x218 x17.9 mm
バッテリー: 7.3時間
重さ: 1.4kg
オプション: MS Office
OSはWindows 10 HomeかPro、どちらかを選択可能です。
オプションでMicrosoft Office Home & Business 2019を付けることもできます。
◆USBポートが4つ
ThinkBook 14の大きな特徴としてUSBポートが4つ付いているという点です。
転送速度の速いUSB-Cが2つ。そのうち1つはさらに高速な規格Thunderbolt 4になっています。
そして通常のUSB-Aが2つです。
14型ノートの場合、USBポートの数は平均3つ。場合によっては2つということもあります。
ThinkBook 14のような安い価格帯のPCでUSBポートが4つ(しかもThunderbolt 4に対応)あるというのはかなりめずらしいと思います。
◆有線LANポート、SDカードリーダーも完備
さらに有線LANポートやフルサイズのSDカードリーダーも付いています。
有線LANポートは大事なWeb会議の際に必要になる可能性があります。
SDカードリーダーはデジカメのデータをPCに取り込むときに便利です
これらの端子、ポートも最近の14型ノートでは削られることが多いです。
なくても変換アダプターで対応できますが、わざわざ追加で変換アダプターを買う手間がないのはありがたい仕様です。
ThinkPadでもここまでインターフェイスが充実している機種はほとんどありません。
まさに「これ一台でOK」
それがThinkBook 14の強みだと思います
◆1.5kg ⇒ 1.4kgと軽量化、バッテリーライフは短く
初代のThinkBook 14は重量1.5kgでしたが、二代目となった本機は重量が1.4kgと軽くなっています。
一方でバッテリーライフは初代が8.9時間だったのに対し、本機は7.3時間と短くなっています。
軽さをとるか、バッテリーライフをとるかは難しいところですが、
日本では軽さ重視の傾向が強いので、今回の変更は悪くないと思います。
◆Intel第11世代TigerLakeの性能
有名なCineBenchとPassMarkのスコアは以下のようになっています
CineBench R20 Single | CineBench R20 Multi | PassMark | |
Core i7-1165G7 | 554 | 1918 | 12402 |
Core i7-1065G7 | 450 | 1535 | 8992 |
Ryzen 7 4700U | 464 | 2624 | 13847 |
TigerLakeの性能はパソコンごとの熱設計によって大きく変わります。これがこれまでの第10世代までと第11世代の大きな違いです。
なので、ここの数値がそのままThinkBook 14の性能になるってことではないのでそこはよく注意しておきましょう。
傾向として、
Core i7-1165G7のマルチコアはRyzen 7 4700Uよりも下
シングルコアはRyzen 7よりも上
というのはかなり信頼できる数値のようです。
このシングルコアが高いと、Web閲覧、ワード・エクセルなどの基本的な作業速度に効くことが多いです。体感的には、Ryzen 7よりも速く感じることもあるでしょう。
またグラフィックスもIntel Iris Xe グラフィックスとなりさらに飛躍的に性能がアップ。本格的な3Dゲームも解像度を落とせばプレイできてしまうぐらいです。
◆ディスプレイの質が向上
初代のThinkBookはディスプレイの輝度が250nitと平均的でしたが、今回のGen 2では輝度が300nitになっており明るいディスプレイであることがわかります。
またsRGBカバー率は100%と色再現性が高い仕様となっています。
最近のノートPCで一番価格差が反映されるのがディスプレイです。6~8万クラスのPCだと、明るさ250nit、sRGBカバー率も60~70%くらいのものが使われますが、今回のThinkBookではワンランク上の10万前後の高級モデルに使われるディスプレイを搭載しています。
そのため、少し価格は高くなっています。
Core i5、メモリ8GB、SSD256GBという構成にすると9.3万(税込、送料込)
ThinkBook 14 Gen2はビジネス仕様寄りでありながら、ディスプレイの質も向上させ、コンテンツ制作などクリエイティブな作業にも適したPCに改善されています。
14型1.4kgのノートPC
USBポート4つ、有線LAN、SDカード
バッテリーライフは少し短め
Intel第11世代TigerLakeでさらに快適なPCライフ
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