以前レビューしたLenovo Yoga 7i Pro Gen 8についての補足情報です。
Yoga 7i Pro Gen 8は14.5型ながら
・Hプロセッサー搭載(高性能、発熱量も多い)
・RTX 4050 or RTX 3050を搭載できる
と非常に高いスペックを持っています。
この機種は持ち歩き可能なクリエイターPCです。
そこで気になるのが、
バッテリー駆動時の性能は通常時(電源接続時)と比べてどのくらいなのか?
ということです。
結論を言うと、かなり優秀です。
パフォーマンス低下は
・RAW現像では14%
・動画書き出しだと5%
・ゲームでは30%
に抑えられています。
ゲームだけちょっと大きいですが、本職であるクリエイティブワークでは悪くないパフォーマンスです。
RAW現像の速度はこんな感じ。
機種 | CPU | タイム(秒) |
Legion 570i | Core i7-12700H | 4.6 |
Yoga Pro 7i Gen 8 | Core i7-13700H | 5.1 |
バッテリー駆動Yoga Pro 7i Gen 8 | Core i7-13700H | 5.9 |
Inspiron 13 5330 | Core i5-1340P | 6 |
LOQ 16IRH8 | Core i5-13420H | 6.8 |
Victus 16 (AMD) | Ryzen 7 6800H | 7.4 |
バッテリー駆動時でも5.9秒。Core i5-1340PやCore i5-13420Hの電源接続時よりも良いパフォーマンスです。
ゲーム(FF14)はこんな感じ。
機種 | CPU | グラフィックス | fps |
DELL G15 5530 | Core i7-13650HX | RTX 4050 | 167 |
Yoga Pro 7i Gen 8 | Core i7-13700H | RTX 4050 | 137 |
バッテリー駆動 Yoga Pro 7i Gen 8 | Core i7-13700H | RTX 4050 | 99 |
バッテリー駆動 DELL G15 5530 | Core i7-13650HX | RTX 4050 | 94 |
Inspiron 13 5330 | Core i5-1340P | Intel Iris Xe | 46 |
バッテリー駆動時にはフレームレートが落ちますが、低下率は他の機種よりもマシです。
◆Lenovo Vantageで設定する必要あり
バッテリー駆動時に思ったほどのパフォーマンスが出ないときは、
・Windows 11の電源モードを「最適なパフォーマンス」に
・Lenovo Vantageでインテリジェント・クーリングをオフに
の2つを試してください。
1つじゃなく2つ同時に設定してください。
電源モードはWindowsの設定から
電源&バッテリー ⇒ 電源モード
へ行けばわかるはずです。
ここで最適なパフォーマンスに設定します。
もう1つはLenovo専用アプリLenovo Vantageです。アプリを起動して、
Creatorセンター⇒ Creatorの設定
へ行きます。(機種によって場所の名前が違う可能性もあります)
インテリジェントなパフォーマンスの下に、「エクストリームパフォーマンスの自動移行を有効にします・・・」と書かれた部分があるので、そこのチェックを外します。
自動移行が有効だと、バッテリー駆動時にパフォーマンスを勝手に下げてしまうからです。
これでOKなはずです。
前半に示したとおり、バッテリー駆動でもある程度のパフォーマンスを保つことができるでしょう。
◆ まとめ
当サイトがYoga Pro 7i Gen 8を推奨するのはコスパ以外にも
- 電源から外しても性能低下が少ない
- 熱や音の問題をクリア
という理由があります。
レビュー記事をぜひ参考にしてみてください。