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【レビュー】有機EL搭載のVivoBook 13 Slate OLED T3300KA

ASUSのVivoBook 13 Slate OLEDは2021年11月発売の機種で

・キーボード分離タイプの2-in-1
・有機ELディスプレイ(OLED)
・CPU性能は低め(Pentium N6000)

という特徴をもっています。

一番の長所は有機EL(OLED)です。

普通の液晶ディスプレイとVivoBook 13 Slate OLEDを比較してみるとその違いがよくわかります。

左が有機EL。右が液晶ディスプレイです。

色の鮮やかさ、コントラスト、黒の締まりなど有機ELの方が優れていることがわかります。

以下ではVivoBook 13 Slate OLEDのデザインやパフォーマンスを詳細にレビューしてみました。少し長文になりますが、参考にしてみてください。

レビュー機のスペック

・Windows 11 Home Sモード
・CPU:Pentium Silver N6000
・メモリ:4GB
・ストレージ:eMMC 128GB
・ディスプレイ:13.3型 OLED(1920×1200) 、光沢、タッチ対応
・USB: USB-C x2 (充電対応、映像出力対応)
・インターフェイス:microSDカード、ヘッドフォン
・Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
・重量1: タブレット+スタンド 785g
・重量2: タブレット+スタンド+キーボード 1385g

OSはWindows 11 Home Sモードです。

使えるアプリがMicrosoft Storeにあるアプリに限定される代わりに、セキュリティ面での恩恵を受けるOSです。Microsoft Store以外からアプリをインストールしたい場合は、「Sモード」を解除することも可能です。

クリック1つであっという間に解除が完了、アプリを自由にインストールすることができるようになりました。

CPUはPentium Silver N6000、メモリは4GBとギリギリのスペックです。

同じVivoBook 13 Slate OLEDにメモリ8GBのモデルも用意されているので、できればそちらを選択する方をおすすめします。

メモリ4GBのモデルが9.5万円(税込、送料込)
メモリ8GBのモデルが9.9万円(税込、送料込)

と価格差はわずか4千円です。

※価格は2021年12月9日現在のものです。
※最新情報はASUSの公式ストアで確認してください。

デザイン、ディスプレイ

本機はタブレットとスタンドが別々になっており、マグネットでくっつけるような設計になっています。

タブレットとスタンドを付けると、自立するようになります。

スタンドの角度は自由に調整可能で、MAXで150度くらいまで寝かせることができます。

タブレット+スタンドの重さが1.054kg

タブレット+スタンド+キーボードだと1.385kgになります。

タブレット+スタンドの時の重さが1.0kgを超えてくるのはマイナスです。

片手で持ち続けるとけっこうしんどい重さです。この重さだとキーボード付きでデスクの上に置いて使用する頻度が増えます。

それはそれで構わないのですが、2-in-1というメリットはあまり感じられないかなと思いました。

一方、ディスプレイは素晴らしいです。

・FHD (1920×1080)
・光沢
・有機EL

という仕様。

色も非常に鮮やかです。

写真のカエルの質感がとてもリアルに感じられました。

・輝度(明るさ) 400nit
・色域 sRGBカバー率 100%

明るさと色再現性は高いです。

ただ光沢タイプなので映り込みはけっこうあります。
写真では部屋のカーテンが映り込んでいるのがわかります。
蛍光灯など強い光が映り込む角度になるとちょっと見えづらかったです。

良い: 有機ELディスプレイが素晴らしい
良い: 明るく、色域が広い
微妙: 映り込みはけっこうある
悪い: タブレット+スタンドで1.05kgと重い

ベンチマーク

CPUはPentium Silver N6000

PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、4100というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Pentium N6000: 3176

となっています。

レビュー機のスコアは平均より高め。期待以上のスコアでした。

第10世代のCore i3に匹敵するスコアで、なかなか優秀です。
ただし以下で見るように、メモリ4GBが足を引っ張っていることが判明。やはりWindows機にはメモリ8GBは必須かもしれません。

リアルなアプリの快適度

当サイトが重視するベンチマークテスト、PCMark10の結果を見てみましょう。

PCMark10は一般的な利用、ビジネス利用、デジタルコンテンツ制作の3種類の作業の快適さを計測するベンチマークソフトです。

Essentials(一般的な利用) 5153 (目安4100)
Productivity(ビジネス利用)3482 (目安4500)
Digital Contents Creation(デジタルコンテンツ制作) 2180 (目安3450)

基準をクリアできたのはEssentials(一般的な利用)のみ。
ビジネス利用やコンテンツ制作では基準をクリアできませんでした。

CPU使用率

もっとわかりやすく、Webブラウザのタブを数個開きながら、ニュースサイトをチェックしたときのCPU使用率を見てみましょう。

CPU使用率は100%に近い状態で推移しています。

実際、反応も遅く、少しストレスを感じる場面もありました。

同じような作業を行ったときのSurface Go 3 (Pentium 6500Y搭載、メモリ8GB)のCPU使用率は以下のようになります。

本機よりも使用率は低いことがわかります。

この差は、メモリ4GBとメモリ8GBの差の可能性が高いです。

ちなみに、新しくページを開いたりせずにyoutubeで動画を流すだけにしたところ、CPU使用率は15%で安定しました。

以上のことをわかりやすくまとめると

○ネット、動画鑑賞
〇オフィス系ソフトで事務作業
△マルチタスク
×画像編集(RAW現像)
×動画編集
×ゲーム

という目安になります。

悪い: ネットするだけでもCPU使用率は高め
悪い: メモリ4GBが足を引っ張っている

キーボードの配列と打鍵感

キーピッチは19mm、キーストロークは1.3mmです。

キーの配列はEnterキーとBackspaceキーが横とくっついているタイプです。
DELLのノートPC、Inspironと似ていますね。見た目は良くないですが、タイプミスはあまりないので許容できる配列だと思います。

キーボードは床に接地するタイプ。
液晶側に傾きがつくタイプではありませんが、意外にも打鍵感は良好です。

キーボードのバックライトは非搭載です。

タッチパッドが非常に滑らかで操作しやすいのは良い点です。

良い: 打鍵感は良好
良い: タッチパッドの操作性
微妙: バックライトなし

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが2つのみ。

どちらもPD対応なのでモバイルバッテリーからの充電が可能です。
また映像出力にも対応しています。

他はmicroSD、そしてヘッドフォンジャックが付いています。

キーボード分離タイプとしてはまずまず平均的なインターフェイスです。

バッテリー、排気音、熱など

バッテリー容量は50Whで13.3型としては大きめの容量です。

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtube動画を流しっ放し

結果は約7.0時間でした。

厳しめの条件でこの時間なら十分だと思います。

音や熱の問題もありませんでした。

評価まとめ

短所
・13.3型としては重い
・メモリ4GB

長所
・明るく色鮮やかなディスプレイ
・長時間バッテリー

有機ELの美しいディスプレイが最大の長所ですが、いくつか気になる点もありました。

まず重量です。タブレット時には1.05kgという重さで、片手で持つのもちょっとしんどいくらいなのは明らかにマイナスです。

バッテリー容量ももう少し削って、800g~900gくらいにおさめたかった気がします。
ちなみに13インチのSurface Pro 8が889gです。それと同じか、できればそれよりも軽い方が理想です。

あとレビュー機はメモリが4GBしかなかったため、パフォーマンスがかなり低下してしまいました。メモリ4GBか8GBで迷ったら、メモリ8GBを選択することをおすすめします。

ただそれでもCPU性能は「中の下」クラスなので、画像編集や動画編集などクリエイティブな作業には向きません。

映画やドラマを見るだけのために、有機ELを選択するのはどうか?
よくよく考えると少し勿体ないかなという感じも受けます。

本機は、有機ELを気軽に楽しみたいという人には良いと思います。でもそれ以上を望むなら、もっと性能の良いものを選ぶべきでしょう。

幸い、ASUSには有機ELを搭載したクリエイター向けPCが数多く揃っています。

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VivoBook 13 Slate OLEDは価格を抑えて、有機ELディスプレイを楽しみたい人向けです。

⇒ ASUSストア VivoBook 13 Slate OLED

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