X1 Carbonの新モデルが出ました。
ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionという長い名前になってしまったのがちょっと残念ですが、それ以外はかなり良さそうというのが筆者の第一印象です。
・986gという軽さ
・CPUはCore Ultra 7 258V (AI PC)
・シングルコア性能が高い
・ゲーム性能も高い
という特徴があります。
価格は28万~とちょっと高めですが、最新のAI PCでかなり完成度が高いと思います。
◆スペック概要
CPU: Core Ultra 7 258V メモリ: 32GB SSD: 1TB 内蔵グラフィックス: Intel Arc 140V ディスプレイ: 14インチ 2.8K OLED、光沢なし カメラ: 1080p、IR、プライバシーシャッター 指紋認証あり、顔認証あり USBポート: Thunderbolt 4 x2、USB-A x2 インターフェイス: HDMI、ヘッドフォン バッテリー: 動画再生時間11.6時間 重量: 986g
10月22日時点での価格は28.7万円(税込、送料込)です
このクラスのPCは大体25万超えというのが相場となっています。
X1 CarbonはLenovoのフラッグシップ機であることに加え、986gという軽さということも加味すると、28万も納得の価格かなと思います。
特に、X1 Carbonが初めての1.0kg切りというのがインパクト大きいです。
◆Core Ultra 7 258V
インテルの新CPUは前評判はそこまで高くないです。
それはほとんど人がベンチマークテストのマルチコア性能しか見ていないからです。
しかしこのCPUはシングルコア性能が高く、実戦向きであることがわかっています。
また内蔵グラフィックスのIntel Arc 140Vはこれまでのグラフィック性能よりも1つ抜けた性能を発揮しています。
FHDなら中量級のゲームまで楽しめるでしょう。
上記の構成なら、
・RAW現像 (写真編集)
・FHDの動画編集
・中量級のゲーム
・AIによる画像生成
といった幅広い用途に使えます。
あと発熱の問題も歴代のモデルより改善されているはずです。
◆ZenBook S 14との比較
ASUSのZenBook S 14も同じCPUで、かつ軽量です。
X1 Carbon Gen 13 Aura Edition | Zenbook S 14 UX5406SA | |
CPU | Core Ultra 7 258V | Core Ultra 7 258V |
メモリ | 32GB | 32GB |
ディスプレイ | 2880x1800 OLED | 2880x1800 OLED |
光沢 or 非光沢 | 非光沢 | 光沢 |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
重量 | 986g | 1.2kg |
価格 | 28.7万 | 26.0万 |
ディスプレイはX1 Carbonが非光沢、Zenbookは光沢です。
OLED (有機EL)の非光沢はめずらしいです。光沢の方が見栄えはいいですが、映り込みがあるので長時間使用していると目が疲れてきます。
筆者の好みは非光沢タイプなので、X1 Carbonの方が好きです。ただし今後光沢タイプに変更になる可能性もあります。
あともう1つの差は、重量です。Zenbookも1.2kgでまずまず軽いですが、X1 Carbonは986gと超軽量です。1.0kg前後での214g差は大きな差になります。
これで価格差が2.7万円(10月22日時点)
X1 Carbonの方が高いですが、これならX1 Carbonを買いたいかなという人もけっこういるのでは?と予想します。
⇒ Lenovoストア ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Edition
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