LenovoのYoga 770(14型 AMD)は2022年6月発売のノートPC
- 2.8K OLED(有機EL)
- 360度回転パネル、ペン付き
- CPUはAMD Ryzen 7 6800U
- 重量は1.42kg
という特徴があります。
画像編集、イラスト制作におすすめのPCです。
6月10日時点の価格は13.9万円(税込、送料込)
性能とディスプレイの良さを考えればコスパは優秀です。
◆スペック概要
CPU: AMD Ryzen 7 6800U
メモリ: 16GB (8GBx2) LPDDR5-6400MHz
SSD: 1TB
ディスプレイ: 14インチ 2880×1800、OLED、タッチ対応、光沢
グラフィックス: AMD Radeon 680M
USBポート: USB-C x2、USB-A x1
インターフェイス: HDMI、microSD、ヘッドフォン
顔認証あり、指紋認証なし
Webカメラ: FHD(1080p)、IR
Wi-Fi: Wi-Fi 6E
重量: 1.42kg
ペン: Lenovo デジタルペン
上記の構成で13.9万(税込、送料込)です。
MS Officeを付けると15.8万(税込、送料込)となります。
カラーはストーンブルー。アルミ合金を使用した天板です。
CPUは2022年最新のRyzen 6000シリーズ。8コア16スレッドのRyzen 7 6800Uを搭載しています。まだベンチマークのサンプルが少ないですが、CineBench R23の速報スコアは以下のとおり。
シングル | マルチ | |
Core i7-12700H | 1806 | 16745 |
Ryzen 7 6800U | 1617 | 14228 |
Ryzen 7 5800H | 1445 | 12788 |
Core i7-11800H | 1492 | 12180 |
Core i7-1260P | 1773 | 10571 |
2021年のエース格だったRyzen 7 5800HやCore i7-11800Hよりも優秀です。
Adobeソフトとの相性という意味ではインテルの方が上なので、LightroomやPhotoshopの速さはインテル第12世代に負ける可能性が高いです。
Ryzen 7 6800UはTDPが15W~28W、消費電力がインテルよりも低いのでその分バッテリーが長持ちするというメリットがあります。またインテルよりも価格が安いというのも魅力です。
内蔵GPUはAMD Radeon 680M。インテルのIris Xeグラフィックスよりも性能が上です。
GTX 1650よりは下なのでゲーム用としてはまだまだですね。息抜きに軽めのゲームを楽しむくらいならけっこう使えそうです。
◆ディスプレイ
ディスプレイは有機ELです。
・解像度 2.8K 2880×1800
・アスペクト比は16:10
・タッチ対応、光沢タイプ
・輝度 400nit
・色域 DCI-P3 100% (sRGB133%相当)
・リフレッシュレート 90Hz
とクリエイター仕様になっています。
下の画像はASUS VivoBookの有機ELディスプレイですが、これを見ても光の表現が素晴らしいことがわかります。
光沢タイプなので室内の照明が映り込むという点が少し心配ですが、それ以外の魅力は大きいです。
◆インターフェイス
USB-Cは2つ、USB-Aが1つ。USB-Cのうち1つは高速転送、タイプC充電、映像出力の全部そろったUSB 4です。USB-Cが電源ポートも兼ねているので常時使用できるポートは2つ(USB-CとUSB-A)となります。
他はHDMI、microSD、ヘッドフォンジャックです。
フルサイズのSDカードスロットはありません。
ここはマイナス。MacBook Proが2021年にSDカードスロットを復活させたのを機に、Windows機もクリエイター向けPCにはSDカードスロットを設置する流れがありますが、Yogaシリーズのような薄型モデルではなかなか難しいようです。
◆まとめ
・Adobeソフトとの相性はインテル第12世代に負ける
・消費電力が低いのでバッテリーライフが長い
・熱問題も起こりにくい
・有機ELディスプレイは魅力
・インターフェイスはちょっと不満
同時発売の兄弟機Yoga 770i (インテル第12世代)よりも安いです。性能を追求するならインテル。バッテリーライフや安さを重視するならAMDモデルがいいでしょう。
⇒ Lenovoストア Yoga 770 (14型 AMD)
6月21日時点では上記のRyzenモデルは在庫が不安定。
第12世代インテルの方が納期は早めです。