【レビュー】HP Spectre Folio 13-ak0000、レザー仕様の高級ノートを使ってみた感想

HP Spectre Folio 13-ak0000は筐体にレザーを使用した新しい2-in-1ノートです

13.3インチで1.48kgとやや重さはありますが、本革の手触りや見た目の高級感など、デザイン面で他の追随を許さない圧倒的な存在感を放っています。

ではその中身はどうなのか?

実際に1週間使ってみた感想を以下で詳しく述べたいと思います。

レビュー機のスペック

・CPU:Core i5-8200Y
・メモリ:8GB
・ストレージ: SSD 512GB (PCIe)
・ディスプレイ:13.3型 FHD(1920×1080)、タッチ対応
・USB: USB3.1 typec x3(うち2つはThunderbolt3対応)
・インターフェイス:ヘッドフォンジャック
・バッテリー: 約19時間
・サイズ、重さ:約321x236x15.9mm、1.48kg
・ペン付属

CPUは末尾が「Y」の超低電圧タイプ。見慣れた末尾「U」のものと比べると、少しパワーが落ちますが、消費電力が少ないのでバッテリーライフが長くなるというメリットがあります。

Core i5-8200YとCore i7-8500Yの2種類を選べます。

レビュー機はCore i5-8200Yの方で、SSDは256GBと512GBの2通り。

256GBの場合価格は18.7万円(税込、送料込)
512GBの場合は20.1万円(税込、送料込)となっています。

ペンが付属ですが、少しお高めです。

やはり本革に金かかってます。

Core i5-8200Yの性能

PassMark Performance Test 9.0でベンチマークをとったところ

Core i5-8200Y 5084

というスコアでした

これは、

Core i3-8130U 5070
Core i7-7500U 5164

と比較しても遜色ない数値で悪いないと思います

ちなみに第8世代Core i5の末尾「U」は

Core i5-8250U 7683

ですので、こことは差があります。

さらなるテストとして、画像編集の処理速度も行いました。

いくつかの画像を合成して1つの画像を構成する処理なので、CPU以外のスペックも効いてくるはずです。

以下条件の違う4つのPCでのテスト結果です。

1.Core i5-6200U、メモリ8GB、SSD256GB(SATA)

処理にかかった時間:約61秒

2.Core i5-8250U、メモリ8GB、SSD256GB(PCIe)

処理にかかった時間:約35秒

3. Core i7-8550U、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)

処理にかかった時間:約33秒

4.Core i5-8200Y、メモリ8GB、SSD512GB(PCIe)

処理にかかった時間:約51秒

最後4番目が本機の結果です

第7世代との比較がないのは申し訳ないですが、

Core i5-6200Uよりは速い
Core i5-8250Uよりは遅い

ということは確かです

Core i5-6200Uクラスでも、RAW現像など少し重めの作業をこなせますから、Core i5-8200Yを「末尾Yだから・・」と悲観することはないです。

見た目、デザイン

筐体は革張りでカラーはコニャックブラウンです
(2019年の春にボルドーバーガンディが追加される予定です)

この高級感、この質感

本革の中でも上質な革を使用しています

じっくりご覧ください

ヒンジ部分のこの独特の丸み(カーブ)がとてもおしゃれです

レザー部分はとてもしっかりした作りで、ちょっとぶつかったくらいで傷などはつかないようになっています。

液晶ディスプレイは13.3インチでFHD(1920×1080)。明るく視野角も広いです

グレア(光沢)タイプなので写り込みが少しありますが、ぎらつきはなく目が疲れるということはありませんでした。

変形2-in-1ですが、その変形の仕方に特徴があります

ディスプレイの下端を持ち上げて前へせり出すと下図のようになります

さらにディスプレイを畳むと、下図のような状態になります

通常の状態から最後の写真の状態には簡単に移行できます

本体を持ち上げなくてもタブレットへ変形可能な点はとても良いところだと思いました。

インターフェイス

USBポートはUSB-Cが3つで、内2つはThunderbolt対応です

旧規格のUSB-AポートはありませんのでUSBメモリを直接挿すことはできません

しかしUSB-C to USB-A変換アダプターが無料で付いてくるのでこれを介してUSBメモリのデータをやりとりすることが可能です

あとHDMIポートやSDカードスロットなどはありません

最近のトレンドらしく、USB-Cポートのみ。必要最小限にして、デザイン性を重視した設計になっています。

SSD、起動の速さ

内蔵されているSSDの容量は512GB、PCIe接続の高速SSDです。

ベンチマークをとると以下のようになります。

シーケンシャルリードは3000MB/s以上が出ていますし、体感に寄与すると言われる4Kランダムアクセスも良好な数値です。

ベンチマークは良好でしたが、電源をオンしてからデスクトップが表示されるまでにかかった時間が約33.6秒と明らかに異常でした。

通常SSD搭載なら平均12秒前後で起動するはずです。SSD自体の速さに問題はなさそうなので、BIOSのアップデートで問題が解消される可能性が高いです

ただ現時点では、Windowsの起動が遅い個体がいくつか混ざってるかもしれません。

その点はマイナス評価になります。

キーボード、タッチパッド

キーピッチ(間隔)は19mm、キートラベル(深さ)は1.3mmとなっています。

キーを押したときの反発力が弱めで、やや物足りなさを感じてしまいます。

HPのノートパソコンは全部そうなのですが、もう少し反発力があった方が個人的には好みです。

柔らかめが好きな人は使いやすいでしょう。

初めてHPのパソコンを使う人はキー配列に注意しましょう。

Enterキーが右端にないなので、慣れるまで少し戸惑うかもしれません。

タッチパッドは95x55mmと少し狭めですが、操作性は悪くないです

バッテリー、熱、静音性

バッテリーの駆動時間は公称値で19時間です。

以下の条件でテストしてみました。

・画面の明るさをMAX
・wifi環境
・youtubeの動画を流しっ放し

結果は10時間程度でした。

非常に長いバッテリーライフです

・Surface Pro 6: 7時間
・ThinkPad X280: 6時間
・Spectre x360: 7時間

と、最近レビューした機種だと大体長くても7時間くらい。

そんな中、Spectre Folio 13だけ10時間と頭1つ抜けた存在です

明るさMAXにして2時間の映画をガッツリ見てもまだバッテリーが80%残っていたので驚きました。

またファンレスなのでとても静かです

ただ負荷をかけるとキーボードの上部、スピーカーや電源ボタンのある場所が少し熱をもちます

動画を見るとかその程度であれば、熱くなることはありませんのでそこまで心配することはないでしょう。

まとめ

・デザイン ☆☆☆☆☆
・キーボード、タッチパッド ☆☆☆
・ディスプレイ ☆☆☆☆
・SSD ☆☆☆
・インターフェイス ☆☆☆
・バッテリー ☆☆☆☆☆
・コスパ ☆☆

短所
・1.48kgと少し重い
・起動に時間がかかる(BIOSアップデートで改善する可能性あり)
・コスパが悪い

長所
・革張りの高級感
・バッテリー駆動時間がとても長い
・独特の変形パターン

長所と短所がはっきり分かれたタイプのパソコンだと言えます。

コスパ重視の人からすると、1.48kgでCPUパワーもそんなに高くないパソコンに18万も出せないとなるでしょう。

しかし、なんといってもこの高級感ですよ

グレードの高い本革を使用。

ブランドバッグのような上質な手触りと他にはない強烈な見た目のインパクト。

インスタ映えもばっちりなSpectre Folio 13は、18万以上の金額を支払っても手に入れたいと思わせるだけの価値は十分あると思います。

バッテリーの駆動時間の長さはぼくが知る限りナンバーワンです

HP公式オンラインストア Spectre Folio 13
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