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【レビュー】ThinkPad X1 Extreme 15.6型ハイスペックノートではDELLやHPより上だと思う

LenovoのThinkPad X1 Extremeは2018年発売モデル。

薄型ながら、高いグラフィック性能を有し、15.6型4K液晶を搭載できるのが特徴です。

2018年にDELLやHPも似たようなモデルを発売しました

・DELL XPS 15
・HP Spectre x360 15
・Lenovo ThinkPad X1 Extreme

ぼくはこの3つを全部使ってみて、はっきり言えます。

ThinkPad X1 Extremeが間違いなく頭1つ抜けてると。

その理由を詳しく説明していこうと思います

レビュー機のスペック

・CPU:Core i7-8750H
・メモリ:16GB
・ストレージ: 512GB SSD
・ディスプレイ:15.6型 UHD(3840×2160)タッチ対応
・グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1050Ti (4GB GDDR5)
・USBポート:USB Type-C×2(Thunderbolt3)、USB 3.0 x2
・インターフェイス: HDMI、イーサネット拡張コネクター、SDカード、ヘッドフォンジャック
・サイズ:約 361.8×245.7×18.7 mm
・重さ:1.84kg
・ペンはオプション(別売りです)

レビュー機は、Core i7、メモリ16GB、4K液晶、GTX 1050Ti、SSD512GBとかなりのハイスペック仕様となっており、価格は27.5万円(税込、送料込)となります。

ちなみにCore i5、FHDモデルだと22.5万から購入できます

見た目、デザイン

筐体カラーはお馴染みのブラックです

やや光沢のあるブラックで、高級感があるのはいいのですが、少し指紋が目立ちます

ディスプレイはとてもきれいです

視野角も広いので横から見ても明るさがほとんど変わりません。

写り込みが少ないのも良い点です。

さすが4K液晶、高画質な動画を楽しむにはピッタリの一台と言えます

sRGBカバー率は100%とクリエイター向けにもおすすめです。

インターフェイス

USBポートは、USB typeCが2つとUS3.0 typeAが2つ。

HDMIとSDカードスロット、それにイーサネット拡張コネクターも付いています。

種類的には十分なのですが、配置が良くありません。

左側面にUSB-Cが2つ、右側面にUSB-Aが2つと同じ種類のUSBポートがかぶっています。

左にUSB-CとUSB-Aがそれぞれ1個ずつ、右にも同様となっていればもっと使いやすかったはずです。

ベンチマーク、起動の速さ

CPUのCore i7-8750H、PassMarkのベンチマークテストを実施したところ、13899というスコアでした。

PassMark社が発表している平均値は、

Core i5-8250U 平均値7684
Core i7-8550U 平均値8314
Core i7-8565U 平均値9295
Core i7-8750H 平均値12474

となっています。

今回のThinkPad X1 ExtremeはPassMark社が発表している値よりも高い数値でした。

さらなるテストとして、画像編集の処理速度も行いました。

いくつかの画像を合成して1つの画像を構成する処理なので、CPU以外のスペックも効いてくるはずです。

以下条件の違う4つのPCでのテスト結果です。

1.Core i5-8250U、メモリ8GB、SSD256GB(PCIe)

処理にかかった時間:約35秒

2. Core i7-8550U、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)

処理にかかった時間:約33秒

3.Core i7-8705G、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)、Radeon RX Vega M GL

処理にかかった時間:約29秒

4.Core i7-8750H、メモリ16GB、SSD512GB(PCIe)、GTX1050Ti

処理にかかった時間:約25秒

最後4番目が本機の結果です

タイムはこれまで調査した中で最速の25秒でした。

SSDの容量は512GBでPCIe接続のSSDです

IntelのSSDで型番はSSDPEKKF51G8Lでした。

ベンチマークをとると以下のようになります。

シーケンシャルリードは3000MB/s以上出てますし、4Kリード、ライトともに良好です

ベンチマーク上では悪くないのですが、電源をオンしてからデスクトップが表示されるまでにかかった時間は約14秒と平均以下でした。

DELLのXPSもそうですが、このタイプのPCは少し起動が遅いのかもしれません。

といっても一般的なノートPCの平均値は12秒なので、そこまでの差はありません。

・起動は少し遅い
・CPUのパフォーマンスは素晴らしい
・画像編集もこれまでのノートPCで最速タイム

ThinkPad X1 Extremeの性能の良さがわかります

グラフィックス

グラフィックスはNvidiaのGeForce GTX 1050 Ti

「FF 14 紅蓮の解放者」など標準レベルのゲームに関しては快適にプレイできるでしょう。

それ以上の重めのゲームとなると、解像度を落とさないとちょっと厳しいかもしれません。

あくまで「薄くてカッコいいのにゲームも結構できるよ」的なノートPCで、ガチなゲームPCとは言えません。

キーボード、タッチパッド

キーボードの質はトップレベル。

キーストローク(深さ)は1.8mmと深く、打鍵感も素晴らしいです。

タッチパッドも使いやすく、クリック音も静かです。

キーボード中央にはおなじみのトラックポイント(赤ポチ)

X1 Extremeのトラックポイントは、スーパーロープロファイル
X1 CarbonやX280と同じタイプのトラックポイントです。

スーパーロー、つまり深さがないので、デフォルト設定だと操作する際に少し重たく感じるかもしれません。

しかし、感度を設定すれば、かなり快適に動かせます。

ぼくの好みは感度「2」でした(1に近いほど軽くなります)

ペン

ThinkPad X1 Extremeにはペンがをオプションで付けられます。

書き心地はまずまずで、ペン先の感度などを細かく調整することも可能です

バッテリー、排気音、熱

バッテリーの駆動時間はやや短め

・wifi環境
・ディスプレイ明るさMAX
・youtube流しっぱなし

という条件でテストしたところ、約4.0時間のバッテリライフでした。

15.6型でそこまで持ち運ぶことはないと思われるので、大きな問題にはならないでしょう。

排気音もそこまで大きくないのですが、負荷をかけるとキーボード上部が熱くなるのが気になりました。

赤色で囲んだあたりです。

ふつうのノートPCはあまり触らないエリアですが、ThinkPadはトラックポイントが近くにあるので、常にその周辺に手を置いており、通常以上に熱が気になりました。

◆まとめ

短所
・筐体の指紋が目立つ
・負荷をかけるとキーボード上部が熱くなる

長所
・CPU、グラフィックスともに評判どおり高い性能
・キーボード、タッチパッドがとても使いやすい
・美しい4K液晶

全体的に見れば非常に高性能で、バランスの良いパソコンだと思います。

特に、キーボード、タッチパッドがちゃんとしており、普段の操作で何もストレスを感じないのが良い点です。

DELL XPS 15やHP Spectre x360 15は、意外にもこの入力デバイスに難がありました。

XPS 15について言うと、レビュー当時、熱や排気音に関して致命的な問題を抱えており、さらにマイナスでした。(※現在は解消されたようです)

ディスプレイの色再現域、ペンの書きやすさ、そしてキーボード

こうした細部においてThinkPad X1 Extremeが上回っています。

もちろん短所もあるので、完璧とは言いませんが、15.6型のハイスペックノートとして第一候補に挙げられるべき存在だと思います。

⇒ ThinkPad X1 Extreme モデル一覧へ

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