同じ性能(CPU)のノートパソコンを比較するときの重要チェック項目

ノートパソコンを見るときに、

  • デザイン
  • 性能(CPUやメモリ、SSD容量)
  • 価格
  • サイズ、重さ

といったところは誰もがチェックするところ。

大体の良し悪しを比較する上で重要なチェック項目なのですが、それだけではわからない部分もあります。

特に10万円以下の価格帯は、各メーカーの販売している機種がとても多く、そしてパッと見の差もほとんどなくてどれも同じように見えるものが多いです。

性能的には同じに見えるノートパソコン、一体なにが違うんだろう?と思ったことがある人も多いのではないでしょうか。

そこで今回はパソコン選び方についてもう一歩踏み込んだところまで書いてみたいと思います。

これを読めば、パソコン選びの精度が格段に上がるはずです。
6万のパソコンと8万のパソコン、同じCore i5だけど何が違うのか?がわかるようになります。

そんなことは知ってるよという人はスルーしてもらって結構です。

我々のように年中パソコンのことを記事にしている人なら常識的なことですが、
普通の人で知ってる人は少ないと思います。

いきなり結論から

結論から言うと

1.端子、ポートの種類、数
2.ディスプレイの輝度、色域
3.キーボードの質

の3点が、大事なポイントです。

10万円以下の価格帯で一番差が出やすいのがこの3項目です。

情報の入手のしやすさは1、2、3の順です。

1はどのメーカーでも写真付きで載っているのでわかりやすいです。

パソコン側面に付いてる端子の種類や数なんて、あまり気にしない人が多いと思いますが、パソコンの使い勝手を左右する重要なチェック項目なので絶対にスルーしてはダメな点です。

2はDELL、HP、Lenovoは公式ストアに情報が載っていますが、他のメーカーは公開していない場合が多いです。しかしちょっと検索すれば、いろんなレビューサイトから情報を入手することが可能です。

最後の3。キーボードの質に関しては、スペックシートにほとんど書かれていないことなので、実機をさわって判断するしかない部分です。しかも人によって好みも出るところなので一番難しいです。こだわりがない人はキーボードは飛ばしてもいいでしょう。

端子、ポートの種類、数

端子の種類、数はパソコンの性能に直接は関係ないところなので軽視されがちですが、使い勝手という意味ではとても重要な項目です。

ノートパソコンは薄型化、軽量化が進んでいます。そのせいで、パソコンの側面についていた端子、ポートがどんどん削られていっています。

2017年くらいの15.6型ノートには側面に

・有線LANポート
・フルサイズSDカードスロット
・HDMI(映像出力)
・D-Sub(映像出力)
・DVDドライブ

という豊富な種類のポートが付いており、周辺機器との接続が簡単でした。

2021年の15.6型ノートだと

・microSDカードスロット
・HDMI

くらいしか付いていないことが多いです。

これはボディ自体が薄くなって、厚みのあるポートを設置することが物理的に難しくなったからです。

デジカメ用のSDカードスロットはこの2年くらいでどんどんなくなってきているので写真を趣味としてやってるような人は注意する必要があります。

ぼくがノートパソコンを選ぶときに最も重視しているアイテムの1つがこのSDカードスロットです。microSDじゃなくフルサイズSDです。デジカメのデータを頻繁にPCに取り込む人は必ずチェックしましょう。

USBポートはUSB typeCという新しい規格のものと、従来のUSB typeAの2種類が混在しています。

13.3型の軽量ノートだとtypeCしかないものもあるので注意しましょう。

USB typeCのポートには、USBメモリを直接挿すことはできません。typeAのポートがない場合は、typeCとtypeAを変換アダプターを介して接続することになります。

安いパソコンの場合、さらに古い規格のUSBポート、USB2.0が付いてることがよくあります。USB2.0は転送速度が遅く、10万円以上するパソコンではほとんど見かけませんが、10万円以下のパソコンではたまに見ることがあります。

USB-Cポートは新しい規格ですが、同じUSB-CでもPD対応かどうか。Thunderbolt 4かどうかというチェックが必要です。PD対応と書かれてあれば、モバイルバッテリーから充電できるタイプということを意味しています。

Thunderbolt 4は転送速度が速く、PD対応かつ映像出力対応。つまり万能ポートです。ただぼくの場合、必ずしもThunderboltじゃないとダメということはないので、そこまでこだわらないです。

これらの情報は、パソコンの製品仕様書に書かれてあることなので、買う前にチェックしておく方が良いです。でも目立たないように載ってるので、なかなか見つけることができないかもしれません。

あと、1つ1つ仕様書を読むなんて面倒くさいです。
そういう人は、価格.comのノートパソコン検索機能を使いましょう。

各条件を細かく指定して好みのパソコンを検索できます。

https://kakaku.com/specsearch/0020/

例えばDVDドライブは、いまほとんどメーカーで付いていません。外付けのDVDドライブで対応することが可能ですが、それじゃあダメ、絶対にパソコンにDVDドライブが付いていてほしいという人は上記の検索機能を使って探すと便利です。

ディスプレイの輝度、色域

昔はディスプレイの差なんてあまり気にしない人間でしたが、最近はYoutubeだったり映画だったり、とにかくパソコンで動画を観ることが増えました。

それにつれてディスプレイはパソコンライフの快適度を大きく左右するものだというふうに認識を改めました。

具体的に言うと、輝度(明るさ)と色域(色再現性)です。

きれいなディスプレイで映画を楽しみたい、画像編集や動画編集を行いたいとなったときに、輝度と色域は重要です。

3年くらい前までは、ディスプレイと言えば解像度(フルHDかどうか)と視野角(IPS液晶かどうか)くらいでした。

しかし最近ではフルHD、IPS液晶が当然になってきて、それだけでは満足できなくなってきたのです。同じフルHDでも色の再現性や、輝度といった新しい指標でディスプレイの品質を正確に知ることで、そのパソコンの良し悪しを判断することが可能になりました。

輝度は、nit(ニット、ニト)という単位で表すことが多いです。
色域にはいろいろな測定規格がありますが、最も一般的なのはsRGBと言われる国際標準規格です。

この2つは先程の価格.comのノートパソコン検索機能では調べられないので、気になるパソコンをいくつか絞ったら、1つ1つちゃんと調査しておいた方が良いポイントです。

DELL、HP、Lenovoは公式ストアに情報が載っていることが多いですし、ない場合でもレビューサイトに記載されています。

2021年時点で、ぼくの理想的なディスプレイは

  • 輝度300nit以上
  • sRGBカバー率(色域)は100%

という条件を満たしていることです。

これはあくまで理想であって、なかなか10万円以下でこの条件を満たすことは稀です。

1つランクを下げて、輝度250nit、sRGBカバー率は60%程度でも許容範囲とします。

実際ぼくがいま使ってるノートPCは

  • 輝度250nit
  • sRGBカバー率は60%

というレベルのディスプレイです。

クリエイティブな作業用としてもまずまず普通に使えていますが、今後ディスプレイの質が上がっていくことを考えるならこれが最低ラインだと思います。

安いパソコンはディスプレイがダメなことが多いです。

冒頭に書いた「6万のパソコンと8万のパソコン、同じCore i5だけど何が違うのか?」の回答として一番可能性があるのがディスプレイの差です。

価格差がもっとも出るのがディスプレイです。

キーボード

最後のキーボードは、実はぼくが昔から最もこだわっているポイントです。
しかし話すと長くなるのでここでは簡単に済ませます。

キーボードはメーカーの機種ごとに評価が大体固まっているので、それを参考にするといいでしょう。

多くのレビュワーが褒めてるのが、ThinkPadです。ただ最近は薄型化しすぎてちょっとどうかな?という機種もあります。

最近のお気に入りはHPの法人向けモデルです。HP Elite Dragonflyや、ProBookシリーズもThinkPadに匹敵するくらい良く出来たキーボードを持っています。

最近ProBook 635 Aero G7のレビューを書いたので、興味のある人は読んでみてください。

HPのProBook 635 Aero G7は2020年12月発売のモデルです。 13.3型王道モバイルノート999gと軽量...

まとめ

  • 端子、ポートの種類と数
  • ディスプレイ
  • キーボード

の3点に注目すると、さらにパソコン選びの精度が上がるよという記事でした。

自分で読み返してみて、端子、ポートについての章は結論がわかりにくかったかなと反省しています。

価格が高いと、種類が豊富とか数が多いとか、そういうものではないので、端子、ポートに関しては、自分の用途に合わせて選ぶしかないですね。

最悪USBポートを1つ潰してそこに変換アダプター付ければ、有線LANもいけますし、SDカードリーダーもいけるので、種類に関しては自分が少し神経質すぎるのかなとも思いました。

記事を書いて改めて感じたのは、客観的な視点で生きた記事を書くのは本当に難しいということです。どうしても筆が進むのは個人的なこだわりが強い部分になってくるので、そうしたこだわりが人によっては不快に感じられるかもしれません。

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