東芝がdynabook Tシリーズの2018年夏モデルを発表しました。
dynabook Tシリーズは店頭モデルの名称で、webモデルはAZシリーズという名称になります。
15.6型、2.4kgの据え置き用ノートです。
15.6型としてはけっこう売れ筋の商品なのですが、販売戦略を含めていまひとつピンを来るものがないなあというのが正直な感想です。
特に店頭モデルのTシリーズは、初心者向けというよりシニア向けという印象が強いです。
◆顔認証
旧モデルでは最上位のT95のみ顔認証機能が使用できましたが、今回では上位2モデルで顔認証が可能となりました。
カメラによる顔認証で自動ログインできます。パスワードや指紋認証よりも簡単なのでとても良いことですが、カメラには物理シャッターが付いていない点が気になります。
DELLやLenovo、HPなどの海外メーカーではセキュリティに考慮し、パソコンのカメラを物理的に隠せるシャッターを設置し始めていますが、dynabook Tシリーズはまだ遅れているようです。
◆カラーバリエーション
筐体カラーは4種類。リュクスホワイト、プレシャスブラック、サテンゴールド、モデナレッドです。
上の写真はプレシャスブラックブラックです。
けっこうテカテカと光沢があります。
個人的にはこの光沢はあまり好きではありません。
ただ表面をさわっても指紋が付きづらいのは良い点です。
サテンゴールドは光沢が良い効果となっているので、もしカラーで迷ったらサテンゴールドをおすすめします。
◆キーボードの文字を大きく
キーボードの文字を大きく、また中央に配置しています。
シニアユーザーの声を反映した結果でしょうか。
◆Microsoft Office搭載
オフィスは強制的に搭載されます(笑)
これがないと初心者には売れません。オフィスは必須です。
オフィスなしがいい人は、webモデルのAZシリーズを買いましょう。
◆SSD未対応
今回発表されたdynabook T75/G、T55/G、T45/Gは全てHDDです。
これは完全に時代遅れと言わざるを得ません。
T75なんかはCPUにCore i7-8550Uを搭載していてHDDですからね。
かなりバランスが悪いです。
T45/GはCeleron、HDD1TB、MS Office付き
のある意味「王道」の構成です。
初心者が買って失敗するやつですね。
発表会で東芝の担当者に「SSDに対応してくれないんですか?」と聞いてみましたが、あまりそうした必要性を感じていなかったのが逆に驚きました。
理由の1つに「SSDにすると高額になる」という話が出ました。
SSDの価格がかなり下がってきているのを知ってるだけにこの回答には到底納得できませんでした。
わかっていたことですが、やはりぼくの認識と東芝の認識には大きなギャップがあるようです。
まあでも実際このdynabook Tシリーズが売れてるなら、ぼくとしてもそこまで文句を言えないわけです。
ただ我々とは別の世界の出来事という感じはありますね。
これがwebモデルのdynabook AZシリーズになると、
・オフィスありなしを選択可能
・SSD対応モデルが増える
・無料会員になるだけで大幅値引き
と一気に魅力度はアップします。
店頭でdynabook Tシリーズの購入を考えている人がいるなら、webモデルのAZシリーズを買った方がお得だと思います。
特に2018年夏モデルからAZ35がSSD対応になりました。
AZ15~AZ65まであってAZの後の数字が大きくなるほど高額になりますが、今まではAZ45以降しかSSDに対応していませんでした。
それが今回AZ35がSSD搭載可能になり、かなり安くSSD搭載ノートが買えることになったことはうれしいことです。
AZ35はCPUがCore i3かCore i5が選べますが、Core i5しかSSDに対応していないのはやや残念な点です。
詳しくは東芝ダイレクトからdynabook AZ35/G(2018年夏モデル)を探してみてください。
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