ぼくはSonyのミラーレスα5000を買いました。
だからと言うわけではないのですが、皆さんにもSony α5000をおすすめしたいと思っています。
◆軽さは正義
スマホ、コンデジから一眼レフやミラーレスへ移行するときに一番のネックは重さ。
ボディだけで500gとか600gとか。レンズも付けて1kgオーバー。筋トレも兼ねているんですか?と言いたくなるくらい重たいカメラがたくさんある。
あの重さが当然と思ってる人もいるから不思議。「フィルム時代からカメラやってます」って言う人の意見とは大きな壁を感じる。
Sony α5000はボディだけだと210gという軽さ。ミラーレスの中だとPENTAX Q-S1やNikon 1などもっと軽いのもあるが、センサーサイズがAPS-CとなるとSonyのNEX-3、NEX-5かこのSony α5000が上位となる。
バッテリー込で269g これにちょっと大きめの中望遠レンズSEL50F18を付けても471g
雨の日も傘を片手に片手持ちでシャッターが切れる。
グリップ感も良いのでずっと手に持って使おう。
首に下げて使うのはちょいダサい。
軽さは正義。
コンデジを使っていた人がいきなり、持ち出すのが億劫になるようなデカいカメラを買うのは得策でない。
その点、α5000はコンデジ感覚。違和感なくすんなり移行可能。2014年発売モデルだけど、2017年現在でもα5000のような機種は他にない。
◆安さも正義
お金はないけど、コンデジを使っていたから一応カメラの基本的な知識はあるぞって人にSony α5000がおすすめ。
ただし今は生産終了で中古市場がメイン。
α5000のボディが中古で2万円台で買える。
いきなり中古を買うのは大きな障壁だけど、マップカメラとか大手で買えば安心。ヤフオクでも大丈夫だと思うけど、マップカメラならちゃんと整備点検済だし保証が付いてるのでより安心。
楽天市場店があるので、いつもの買い物と同じ。クリック2、3回で注文完了。
α5000のボディを中古で2万円で買う。
これとは別に1.5万~2.5万くらいの単焦点レンズを1本買う。
レンズはもちろん新品。アマゾンでもどこでも好きなところでOK。
合わせて3.5万~4.5万で十分満足できる機材が揃うはず。
上位機種にα6000があるけど、ボディだけで4.8万する。いかにα5000が安いかがわかる。
カメラに詳しい人なら上位のα6000の方を勧めると思うが、初心者にとって2万以上の差はかなりデカい。それならボディは少し妥協してそのお金をレンズに使った方がいいでしょというのがぼくの主張。
1.α5000(中古) + 単焦点レンズで計4.5万
2.α5000(新品) + キットレンズで計4.5万
3.α6000(中古) + キットレンズで計5.5万
で比べたら、1.α5000+単焦点レンズが最も良い写りになるはず。
ちなみにおすすめのレンズはSIGMA 19mm F2.8 DN(1.5万の広角レンズ)かSony E 50mm F1.8 OSS(2.5万の中望遠レンズ)
要はボディじゃなくレンズに金かけた方がいいってこと。
◆心理的な障壁
ボディとレンズを別々に買うってことは初心者にとって心理的に大きな障壁。
やってみれば何も難しいことはないし、手間もかからないのだが、初心者のうちはもし何かトラブルがあったらどうしよう?と心配になりがち。その気持ちはすごく理解できる。
カメラにはレンズが付いてるものというのが普通の人に認識。そのせいか、カメラのボディだけをしかも中古で買うという行為に心理的な抵抗を感じてしまうようだ。
そんな人のために、レンズ付きの新品のα5000を紹介しておく。
ただしこれだと写りの良いレンズを買う前に4.5万くらいかかってしまう(2017年6月時点で)。
実はぼくもα5000の新品をキットレンズ付きで買ったわけだが、最初はコンデジの方が使いやすくていいと思っていたくらいだ。
ぼくの中でのα5000の評価が変わるのは、初めてレンズを交換して単焦点レンズを付けてから。
つまり、コンデジからのステップアップを楽しみたい人には、α5000に最初から付いているレンズで撮っていてもダメってこと。
1.α5000の新品(キットレンズ付き)を買う
2.単焦点レンズを買う
というルートをたどるか、
1.α5000の中古、ボディのみを買う
2.単焦点レンズを買う
というルートをたどるか。
前者は、心理的な抵抗が少ない。でも前者のルートを歩いてきたぼくが言いたいのは後者がおすすめってこと。
後者の方が、効率的だし、お金もかからない。
◆レンズ交換式
レンズ交換というのは初めての人にとってけっこう大きな壁。
「え、レンズ交換ってどうやるの?」
「素人が下手にさわって大丈夫?」
ぼくも当初はそんなことを思ってた。
実際レンズ交換はどんなにメカに弱い人間でもできる簡単な作業。そして前節でも書いたように、レンズ交換こそがカメラの大きな楽しみの1つ。コンデジでは味わえない面白さ。
安いボディに、素晴らしい写りの単焦点レンズを付けてまずはその楽しさを味わってみよう。
1つ知識として難しいのがレンズマウント。
カメラボディにどんなレンズでも装着できるわけではなく、基本的にはボディとレンズが同じ規格(マウント)のものしかダメ。これを知っておく必要がある。
カメラやレンズの説明書に必ず書いてあるので慣れると簡単。
Sony α5000はEマウントなので基本Eマウントレンズを買うことになる。それ以外のレンズもマウントアダプターを介して装着可能だが、AFが効かないなど機能が限定されることがある。価格.comとかの検索条件にも「Eマウントレンズ」とかあるので、探しやすい。
α5000に付けるおすすめレンズはSIGMAのDNシリーズ。
⇒ SIGMA 単焦点広角レンズ Art 19mm F2.8 DN ブラック ソニーEマウント用
19mm、30mm、60mmと3種類あるがどれも1万円台と安く、しかも写りが良いと評判。Sony α5000に付けるとフルサイズ換算でそれぞれ28mm、45mm、90mmとなる。
そしてぼくが最近ハマっているのがSony E 50mm F1.8(SEL50F18)
⇒ ソニー SONY 単焦点レンズ E 50mm F1.8 OSS SEL50F18
背景をきれいにぼかしたいなら、このレンズがおすすめ。
なんでもない道端の草が美しい被写体に見えてくる。
こうしていろんなレンズを買い始めると、どんどんカメラの面白さにハマっていく。
最初に買ったα5000では、不足な部分が出てくるかもしれないが、そうなったときに今度はもっと上位の機種を買えばいいだけ。それまでに買ったレンズが無駄になることはない。
お金がある人は、最初から良い機種を買えばいい。でもそうでない人は、最初にバーンといいやつを買っちゃうと後が続かない。ずっとキットレンズで撮って終わり。それはとても勿体ないこと。
1.α5000の中古、ボディのみを買う
2.単焦点レンズを買う
この続きは
3.単焦点レンズをもう1本買う
4.ズームレンズの高いやつを買う
5.新しいボディを買う
というような展開になる。
コンデジやスマホでしか写真を撮ったことがない人にとっては、このレンズ交換式カメラのステップアップの道筋がわかりにくいはず。
・必ずしも最初から良いカメラを買う必要はない。
・レンズにまずお金をかける。
・ボディが変わっても、同じマウントなら買い集めたレンズがそのまま使える。
だからこそ、
1.カメラのボディはどれがいいか?
2.それに付けるレンズがどれがいいか?
まず最初はこの2つを決めてから、スタートした方がいい。
お金をある人は簡単。最高のやつを買って、レンズも2、3本一気買いしてしまおう。
普通の人はそんなにお金はないから悩む。
ぼくのおすすめはα5000
重いカメラで挫折しないように、軽くて安いSony α5000でスタートしよう。
おすすめレンズはSIGMA DNシリーズとSEL50F18
参考:SonyのEマウント単焦点レンズ、SEL50F18の作例
言いたいのはこれだけ。
まずは安い中古のボディを買えるかどうか・・
最初に心理的な抵抗を取り払ってしまえば、もうあとは奥深い世界が待ってる。