インスタ映えするおしゃれな壁を撮る女子が多い中、別の意味で壁を重視するおっさんがここにいますw
まずは昔の写真のダメ出しから。
3、4年前に自分が撮った写真です。
当時はストリートスナップのような写真を多く撮っていて、その中でもこの写真はそこそこ気に入っていた一枚だと思います。
しかし今見てみると、まあ酷い(笑)
通行人の足が切れているのが致命的ですね。
光と影という意味では、光が多すぎて影不足。コントラストが足りていません。ただ単に通行人を撮りましたっていう写真です。
何がショックってこれを当時そこそこ気に入っていたということです。
同じ場所で最近撮った写真が次です。
こちらは「光と影」、最初の写真は「通行人」。撮ってるものが全然違います。
壁を利用するなら、こう撮るべきでしょう。
人を影のエリアに配置すれば、背景の明るい壁とのコントラストでシルエットになってくれます。
以前やったこちらの記事を参考に。
⇒ モノクロ脳とはどういうことか?ストリーフォトでの構図を決め方
昔の写真が酷くて恥ずかしい限りですが、逆にこの数年でだいぶ上達したことがわかりました。
下手クソな過去のぼくを唯一褒めるとしたら、この壁に目を付けたことです。
何気ない壁ですが、こういう壁を「なんか使えそう・・」って思うかどうかはストリートフォトをやる上でとても大事な感性だと思います。
レンズとかカメラを語る前に構図作り。おっさんはどうしてもカメラの話をしたがりますが、そろそろ構図作りの話をしていきましょう。
構図作りのために背景が大切なのは何度も書いてきてることですが、今回のようなシンプルでかつ味わいのある壁は構図作りのために必要な一番わかりやすい要素だと思います。
3、4年前のぼくはそれを無意識に知っていましたが、腕が全く追いついていませんでした。今も技術はまだまだですが、構図作りに関してはかなり自信を持っています。
でももし3年後にこの記事の写真を自分で見返したらどう思うんでしょう?
いまの写真を見て、やっぱり下手クソだな~って思うんでしょうか・・
それはそれでまた恥ずかしいことですが、それだけさらに上達したということなのでプラスに捉えていこうと考えています。