ストリートフォトのtipsをまとめた記事は今回が4回目
今回は中級者以上の人対象。
光のコントロールと構図について技術的なことを中心に書いてみました
1.露出はアンダーめ
モノクロで微妙な光加減を表現したい人は、露出はアンダーめ。
HDRもあまり効かさない方がいいです
その方が、光が当たってる部分により視線が集まるはずです
2.ダルマの目入れ
一番外が暗くて、中間部に明るいエリアがあって、その中心に人物シルエット。
こういう撮り方を個人的に「ダルマの目入れ構図」と呼んでます
トンネルで通行人を撮るとこの構図になりますが、それと同じ原理です
3.手前に障害物
手前に障害物があった方がおもしろい構図になることもあります
構図が決まって何枚かシャッターを切ったら、この構図でさらに手前に何か物を置いたらどうなるだろう?と考えてみましょう。
中望遠や望遠レンズを使う場合は、もれなくそれは前ボケとなって、表現の広がりを与えてくれます
4.白黒反転
被写体に光を当てるか、当てないか、2つの作例。
光のコントロールと構図は切っても切り離せない関係です
あまりくどくど言わないが、上の2つの写真をよく見てもらえれば、何を意図しているかわかるはず。
5.隙間からの光
都市ならでは光。ビルが立ち並ぶ隙間から、光が入ってくるようなシチュエーションはおいしいと覚えておきましょう
局所的な光に露出を合わせれば、まわりの暗い部分はほとんど見えなくなり、結果光が当たっている部分が浮かび上がってきます
6.ハイアングル(見下ろす)
高い場所から見下ろす構図は、何度も出てきているが繰り返しておきます
この構図のメリットは、地面を背景にすることができるということ。
そして被写体とカメラの間に余計なものが入らず、シンプルな構図を作れるということ。
そして地面に映る影を主題にできること
ストリートフォトグラファーならみんな、お気に入りのバンテージポイント(見晴らしのきく場所)が数箇所あるはずです
光と構図というテーマは大きすぎますね。また機会があれば、続編を書いてみたいです