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実際のアプリを使用したベンチマークソフトCrossMarkを使ってみた

BAPCo社が出しているベンチマークソフトCrossMark

まだ知名度は低いものの、

  • クロスプラットフォームである(違うOSでも比較できる)
  • 実際のアプリを使ったテストである
  • ダウンロードも簡単、無料

という3点において注目しています。

特に大きいのは実際のアプリ(ワードエクセル、Photoshopなど)を使用している点です。

ベンチマークで有名なPassMarkやCinebenchは、CPU性能を測定するために人工的に作られたもので、いわば「試験管内のテスト」です。そこそこアテになるものの、誤差が大きいことでも知られています。

もっと正確な性能を知りたいと思ったときにベストなのは、我々が普段使用しているアプリでテストすることです。

CrossMarkはその点でPassMarkやCinebenchよりも優位に立ちます。

まだ知名度が低く、そしてデータも少ないので、どのくらいベンチマークの結果が信用できるのかわからない部分もあります。ただ現在公表されているスコアを見ると、そこそこ信用できる数値が出ているような印象です。

https://results.bapco.com/charts/facet/CrossMark/cpu/all/notebook

CrossMarkのスコア

CrossMarkが出すスコアは

Overall(総合評点)
Productivity(生産性)
Creativity(創造性)
Responsiveness(応答性)

の4つです。

ソフトはMicrosoftストアからダウンロードできます。

ソフトを起動してベンチマークをスタートするだけなので簡単です。テストは10分程度で終了して上記の4つのスコアが表示されます。

生産性

・文章作成
・スプレッドシート
・Webブラウジング

の快適性で決まります。

創造性

・写真編集
・写真整理
・動画編集

の快適性で決まります。

応答性

・ユーザーの入力にすばやく反応できるかどうか(アプリ起動など)

で決まります。

これら7つのスコアの幾何平均を計算して総合評点が決まります。

総合評点だけ見るのではなく、各項目のスコアもチェックした方がいいです。

Adobeソフトを使いたいなら、創造性のスコアが重要になります。

ちなみに冒頭で出した結果はLenovo IdeaPad Slim 560 Proでテストしてみた結果です。

公表されているスコア

公表されているスコアを抜粋してみました。

公式に発表されているスコアは、CrossMarkをダウンロードして使った人たちの結果を集計したものです。最高値と最低値、そして平均値が出ています。上の表は平均値を使用しています。

傾向1

MacBookのM1やM1 MAXは、創造性スコアが高いです。
クリエイティブな作業に向いているのはやはりMacということでしょうか。

その一方で、応答性は比較的低めです。低いと言ってもRyzen 7くらいはあるので
反応が悪いなと感じることはまずないと思います。

傾向2

基本的には

インテル > AMD Ryzen

という傾向があります。

いろんなアプリに最適化されたインテルの強さが出ています。

普段Cinebenchの結果しか見ていない人にはちょっと信じられない結果かもしれません。

筆者はインテルとRyzenを両方使っており、どちらかと言えばインテル派ですがそんなぼくでもここまで差があるかな?と思うところはあります。

筆者の主観では

・Cinebench(マルチスレッド)ではインテルの強さが計測できない
・CrossMarkではインテルの強さが出過ぎている

という感じがあります。

CrossMarkを7割、Cinebench(マルチ)を3割くらい、加重平均をとればちょうどいいのでは?と感覚的には思っています。

CrossMark1つで全てが解決するというわけにはいかないですが、CinebenchやPassMarkだけで性能を語るのはもはや時代遅れです。今後はこうしたリアルワールドなベンチマークが増えていくはずです。

まとめ

これまでのベンチマークは、画像編集や動画編集の快適性について十分な計測ができませんでした。それを改善するベンチマークとしてCrossMarkに注目しています。

まだ知名度が低く、データが少ないのがネックです。

WindowsならWindowsストアから無料でダウンロードできるので、みなさんもぜひ試してみてください。CrossMarkで検索すると出てきます。

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