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CPUの性能をどう評価するか? 当サイトの指針(2022年11月)

当サイトではCPU性能を以下の2つに場合分けして評価しています。

普段使い、ビジネス利用の場合

普段使い、ビジネス利用までの性能なら、まずはPassMarkCinebenchといった有名なベンチマークソフトを使います。ベンチマークのスコアが他のCPUと比較してどのくらいなのかを大局的に知るにはこれが一番早いです。

マルチスレッド性能だけでなく、シングルスレッド性能も見ます。むしろシングルスレッド性能を重視します。

感覚的な話で申し訳ないのですが、シングル=7、マルチ=3くらいの比率で見ています。

シングルスレッド性能は、アプリ起動や反応速度などに効いてくるので重要です。マルチスレッドの性能だけ高くてもあまり意味がありません。

マルチスレッドしか見ていない人も多いですが、それが通用したのは2020年くらいまでです。

Cinebench、PassMark以外の第3の手段としてPCMark 10を使うこともあります。

PCMark 10で重視しているのはEssentialsのスコア。アプリ起動、Web会議、Webブラウジングの快適性を示すスコアです。普段使い用ならこのスコアも無視できません。

スコアを見るとわかりますが、Core i7-1165G7以降は段々と頭打ちの傾向です。
軽めの作業なら、CPU性能を上げても効果は少ないことがわかります。

例えばCore i7-1165G7とCore i7-1260P。

PassMarkのスコアでは70%もの差がありますが、PCMark 10のEssentialsではわずか3.8%の差しかつきません。リアルに近いのはPCMark 10の方です。

軽めの作業に関してはPCMark 10の方が正確な差を出してくれます。

クリエイター向けの場合

クリエイター向けPCになってくると、PassMarkやCinebenchのスコアがあまりアテにならなくなります。

その場合は、Adobe Lightroom、Photoshop、Premiere ProDavinci Resolveなど実際のアプリケーションで速度を計測します。

当サイトではPhotoshopで10枚のRAWデータを現像するタイム。Davinci Resolveで180秒のFHD動画を書き出すタイムで比較しています。

上の表はPhotoshopによるRAW現像タイム。

そして下の表がDavinci Resolveによる書き出しタイムです。

RAW現像はインテルが優位ですが、動画書き出しはマルチスレッド性能が効くのでRyzenが優位になります。

画像編集と動画編集、どちらの頻度が多いかは、インテルかRyzenかを決める理由の1つになるはずです。

また同じインテルでも

Hシリーズ > Pシリーズ > Uシリーズ

という差が明確に出てくるのがクリエイティブワークの分野です。

2022年発売で10万以上するPCは大体このクリエイター向けの評価が必要になってきます。

CinebenchやPassMarkのマルチスレッドだけ見て判断してしまうのはよろしくないと考えています。

まとめ

  • CinebenchやPassMarkで大局的な判断
  • シングル7、マルチ3くらいで評価
  • 普段使いならPCMark 10のEssentialsもチェック
  • クリエイティブワークならAdobeソフトでテスト

一般のユーザーにはなかなか難しい作業だと思います。
当サイトの情報が皆さんのパソコン選びの助けになれば幸いです。

レビュー記事はこちらにまとめてあります。

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