AMD Ryzen 7 7735Uは2023年以降のノートPCやミニPCに搭載されているCPUで、8コア16スレッド、ターボ時の周波数は4.8GHzあります。
4月26日時点でのPassMarkのベンチマークスコアは
・サンプル数: 3
・シングルスレッド: 3512
・マルチスレッド: 22806
という結果が出ています。
今後サンプル数が増えるにつれ多少変動するはずですが、それなりに信頼できるスコアかなと思います。
マルチスレッドを比較すると以下のとおり。
全体の中でも上位のスコアです。
インテルのCore i7-1360P (第13世代)よりも少し上のスコアが出ています。
Ryzen 7 6800Hはゲーム用のCPUでさすがにそこよりは下ですが、6800Uや7730Uよりは性能は上です。
7735Uと7730Uは似ているので混同しやすいですが、性能が良いのは7735U。PassMarkのスコアでは約15%の差です。
◆内蔵GPUの性能も良い
Ryzen 7735UのセットになるグラフィックスはRadeon 680Mです。
この内蔵グラフィックスは優秀で、インテルのIris Xeよりも高い性能を有しています。
3DMark FireStrikeのグラフィックスコアで比較すると、一般的なAMD Radeonグラフィックスの1.8倍のスコアが出ています。ゲーム用のグラボと比べると全然足りないですが、軽めの動画編集やPhotoshopのAI処理などで役立つ可能性が高いです。
結論として、Ryzen 7 7735Uの性能は優秀です。
モバイルノートならこのRyzen 7か、インテルのCore i7-1360Pが上位に位置しています。
◆Ryzen 7 7735U搭載のノートPC
HPのPavilion Aero 13-be
・CPU: Ryzen 7 7735U
・メモリ: 16GB
・SSD: 512GB
・ディスプレイ: 13.3インチ FHD、IPS
・重量: 957g
という構成で12.9万円(税込、送料込)
957gという圧倒的な軽さとRyzen 7の性能が最大の長所です。
マイナスはキー配列にクセがあること。
Enterキーが右端じゃないパターンの配列で慣れるまで少し時間がかかります。
HPは週末限定セールもやっており、そのときは上記価格よりも安くなっているのでぜひチェックしてみください。