AMD Ryzen 5 7640HSは6コア12スレッド。2023年に出たCPUで、エントリー~ミドルレンジのゲーミングノートに搭載されることが多いCPUです。
Cinebench R23のベンチマークスコアは以下のとおり。
シングルコア: 1658 マルチコア: 13898
マルチコアで比較すると、Core i7-12700HやRyzen 7 6800Hといった2022年組よりも下です。
このクラスとしてはそこまで性能は高くないです。
その分価格も抑えめ。
12~13万くらいで7640HS搭載のゲーミングノートが購入できます。
2022年のRyzen 7 6800Hと比較してみると、6800Hはターボブーストが4.7GHzなのに対し、7640HSは5.0GHzと周波数では7640HSが上です。そのためシングルコア性能は7640HSが上を行きます。
Ryzen 5 7640HS | Ryzen 7 6800H | |
コア数スレッド数 | 6コア12スレッド | 8コア16スレッド |
ターボ時周波数 | 5.0GHz | 4.7GHz |
TDP | 35W | 45W |
Cinebenchシングル | 1658 | 1543 |
Cinebenchマルチ | 13898 | 14639 |
ゲームによってはマルチコアよりもシングルコア性能が重要になってくることが多いので、7640HSのようにシングルコア性能が高いCPUはゲーム向きと言えます。
Ryzen 5 7640HSを搭載したゲーミングノート
◆HP Victus 16 (AMD)
CPU: Ryzen 5 7640HS
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 16.1インチ 1920x1080、144Hz
グラフィックス: GeForce RTX 4050 (TGP 120W)
重量: 2.3kg
という構成で13.1万円(税込、送料込)
グラボがRTX 4050なので、FHDでゲームを楽しむには最適です。
重量級のゲームの設定次第でOKです。
◆Lenovo LOQ 16APH8
CPU: Ryzen 5 7640HS
メモリ: 16GB
SSD: 512GB
ディスプレイ: 16インチ 1920x1080、144Hz
グラフィックス: GeForce RTX 3050 (TGP 95W)
重量: 2.6kg
という構成で12.0万円(税込、送料込)
グラボ性能を1ランク下げてRTX 3050にすると、12万で買えます。
RTX 3050でもFHDならストリートファイター6は快適にプレイ可能。
予算がない人はこちらでもいいでしょう。