Core 7 150U、Core 5 120Uは2024年以降のノートPC用のCPU。
2024年はCore Ultra 7 155Hに代表されるCore Ultra Hシリーズをよく見かけますが、それらより性能はだいぶ低くなります。
Core i7-1355U | Core 7 150U | Core Ultra 155H | |
コア数スレッド数 | 10コア12スレッド | 10コア12スレッド | 16コア22スレッド |
TDP | 15W | 15W | 28W |
ターボ時周波数 | 5.0GHz | 5.4GHz | 4.8GHz |
iGPU | Intel Iris Xe | Intel Iris Xe | Intel Arc |
Core Ultra 155Hとの差で大きいのは、内蔵グラフィックス。
Core 7 150UはIntel Iris Xe (Alder Lake)で、Core Ultra 7 155HはIntel Arc。
ベンチマークの3DMark TimeSpyではIris Xeの2.4倍のスコアが出ています。
155Hだと軽めのゲームを低設定でプレイ可能ですが、150Uや120Uではゲームはかなり条件が厳しくなります。
CPU性能については以下のグラフを参照。
Cinebench R23のマルチコアで見ても155Hとは大きな差です。
第13世代のCore i7、i5とほぼ同じなので、性能的には「ミドルレンジ」と言えるでしょう。
◆Core 5 120Uを搭載したPC
Lenovo IdeaPad Slim 5i Gen 9
CPU: Core 5 120U メモリ: 16GB SSD: 512GB ディスプレイ: 15.3インチ 1920x1200、IPS、100%sRGB 重量: 1.79kg
という構成で9.4万円(税込、送料込)
- 10万以下
- 性能はまずまず
- ディスプレイがきれい
という特徴のスタンダードなノートPCです。
⇒ Lenovoストア IdeaPad Slim 5i Gen 9
◆まとめ
- Core Ultraシリーズとは違う
- 内蔵グラフィックスの性能差に注意
- 第13世代のUプロセッサより少し上の性能
Core 5 120UやCore 7 150Uは10万以下のミドルレンジPCに搭載されることが多くなりそうです。用途は普段使い、ワードエクセル、軽めの画像編集といったところです。