1.2kg以下のモバイルノートでAI(=NPU)を搭載したものが発売され始めています。
まずは以下の3機種で比較してみます。
・DELL XPS 13 (9340) ・ASUS Zenbook 14 OLED ・Lenovo ThinkBook 13x Gen 4
AIパソコンとは、インテルの新CPUであるCore Ultraシリーズや、AMD Ryzenの7040シリーズ、8040シリーズなどを搭載したPCを指す言葉です。
今回比較する機種は、Core Ultra 5 125HやCore Ultra 7 155Hを搭載しています。
まずはCore Ultra 7 155Hで比較してみます。
XPS 13 (2024) | Zenbook 14 OLED (2024) | |
CPU | Core Ultra 7 155H | Core Ultra 7 155H |
メモリ | 16GB 最大64GB | 16GB 最大16GB |
SSD | 1TB | 1TB |
ディスプレイ | 13.4インチ 2.5K液晶 光沢 | 14インチ 2.8K OLED 光沢 |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
バッテリー | 55Wh | 75Wh |
厚み | 15.3mm | 14.9mm |
重量 | 1.19kg | 1.20kg |
価格 | 30.1万 | 16.5万 |
XPS 13はDELLの最上位機種だけに価格もかなり高いです。
2月23日時点では30.1万します。
ほぼ同じスペックですがASUSのZenbook 14 OLEDは16.5万と価格を抑えてきました。
ただしメモリは最大16GBです。このクラスではメモリ32GBを搭載できるものが多い中で、ちょっと不満な点でもあります。
メモリ容量は少し気になりますが、それ以外では十分な構成。
14型ながら重量は1.2kgと軽量です。
⇒ ASUSストア Zenbook 14 OLED (2024)
XPS 13はタッチパッドの境目をなくしたミニマルなデザインが特徴。
見た目の美しさを重視するならこれもアリかなと思いますが、流石にちょっと高いかもしれません。
次はスペックを落としてCore Ultra 5 125Hで比較。
XPS 13 (2024) | ThinkBook 13x Gen4 | |
CPU | Core Ultra 5 125H | Core Ultra 5 125H |
メモリ | 16GB | 16GB |
SSD | 512GB | 512GB |
ディスプレイ | 13.4インチ FHD液晶 非光沢 | 13.5インチ 2.5K液晶 非光沢 |
リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
バッテリー | 55Wh | 74Wh |
厚み | 15.3mm | 12.9mm |
重量 | 1.19kg | 1.17kg |
価格 | 23.0万 | 16.0万 |
XPS 13はFHD液晶で23.0万。Ultra 7 155Hよりもだいぶ安くなります。
一方ThinkBook 13xは2.5K液晶で16.0万。XPS 13よりも7万も安いです。
コスパ重視ならThinkBookが良さそうです。
ThinkBook 13xはメーカーのフラッグシップ機ではないので「格」から言うとXPS 13より下です。しかし筐体は12.9mmと薄く、かなり洗練されたデザインであることは確かです。
ちなみに125Hと155Hの性能差はマルチスレッドで約15%ほどです。
一般的な用途や画像編集(RAW現像)くらいまでならそこまで差は付きません。
13インチのモバイルノートならそこまで高い性能は求めない人が多いと思うので、
125H搭載でも十分でしょう。