DELLのXPS 15は2022年3月発売のモデル
- CPUは第12世代インテル、Core i5-12500H、Core i7-12700H、Core i9-12900HK
- グラフィックスはGeForece RTX 3050、RTX 3050Ti
- メモリは最大64GB
- フルサイズSDカードスロット
という特徴があります。
クリエイター向けPCとして完成度が高く、弱点のない仕上がりです。
型番はXPS 15 9520です。先代のXPS 15 9510とデザインは同じで中身だけを刷新したモデルとなります。
スペック概要
CPU: Core i5-12500H、Core i7-12700H、Core i9-12900HK
メモリ: 16GB (最大64GB)DDR5
SSD: 512GB (最大2TB)
グラフィックス: Intel UHD、GeForce RTX 3050、RTX 3050 Ti
ディスプレイ: FHD、4K液晶、3.5K有機EL
USBポート: USB-C (Thunderbolt 4) x2、USB-C x1
インターフェイス: フルサイズSDカード、ヘッドフォン
Wi-Fi: Wi-Fi 6対応
付属: USB-C to USB-Aアダプター、HDMI変換アダプター
重量: 2.01kg (4K液晶選択時)、1.96kg (有機EL選択時)
CPUはインテルの第12世代Core Hシリーズ。まだサンプル数は少ないものの、Core i5-12500HやCore i7-12700Hのベンチマークはかなり優秀です。
PassMarkのマルチスレッドではCore i7-11800HやApple M1 Maxよりも良いスコアが出ています。
メモリは最新規格のDDR5。16GBのデュアルチャネル、最大で64GBまで増設可能です。
グラフィックスはRTX 3050やRTX 3050Tiのオプションが用意されています。動画編集をやるならどちらかは積んでおきたいところです。
最小構成のCore i5、メモリ16GB、グラボなし、FHDという構成で24.5万円(税込、送料込)と価格はそれなりにしますが、この完成度なら納得プライスです。
グラボ搭載モデルなら
〇ネット、動画鑑賞
〇オフィス系アプリ
〇画像編集 (RAW現像)
〇動画編集
〇3DCG
△ゲーム
というように幅広く対応できるはずです。
ゲーム性能だけちょっと弱めです。
ディスプレイの選択肢は3つ
FHD | 4K | 3.5K OLED | |
解像度 | 1920x1200 | 3840x2400 | 3456x2160 |
輝度 | 500 nit | 500 nit | 400 nit |
色域 | sRGB 100% | AdobeRGB 100% | DCI-P3 100% |
コントラスト | 1650:1 | 1600:1 | 80000:1 |
消費電力 | 4.41W | 10.40W | 12.13W |
価格 | 23.8万 | 27.1万 | 28.0万 |
FHDか、4K液晶か、3.5K有機ELかを選べます。
FHDと言っても、輝度は500nitと通常のノートよりも圧倒的に明るい液晶ですし、sRGBカバー率100%で色域も広いです。
解像度をアップして4K液晶にすると、AdobeRGBが100%になります。AdobeRGBは印刷業界でよく使われる標準規格でsRGBよりも色域が広いです。
3つめの3.5K有機EL(OLED)は、映像編集向けの規格DCI-P3カバー率100%です。有機ELなので黒がしっかり黒として出力され、コントラストが高いのが特徴です。
価格は最後の有機ELが一番高くなっています。
趣味レベルならFHDでも十分満足できると思いますが、ハイアマチュアくらいから4KかOLEDを選ぶ人もいそうですね。正直どれを選んだらいいのか迷います。
XPSシリーズの代名詞とも言える狭額縁も健在です。
インターフェイス
USBポートは3つ。
USB3.2 Gen 2 Type-Cが1つ。そしてThunderbolt 4が2つです。USB-Aポートはありませんが、USB-C to USB-Aのアダプターが付いてきます。またHDMIへの変換アダプターも付いてきます。
薄型設計ながらフルサイズSDカードスロットがあるのは素晴らしい点です。
しかもこのSDカードスロットは最新規格のUHS-IIIに対応した高速タイプです。
UHS-I: 104MB/s
UHS-II: 312MB/s
UHS-III: 624MB/s
規格が新しくなるにつれ、転送速度も速くなります。
デザイン
DELL最上位のXPSだけあって、デザインは本当にかっこいいです。
ボディはアルミの削り出しです。
まとめ
- 薄型でかっこいいクリエイター向けPC
- なんと言ってもインテル第12世代がすごい
- ディスプレイの選択肢は3つ
- フルサイズSDカードもうれしいポイント