DELL XPS 13 9315 (2022年モデル)は薄さ軽さを追求したモデル
DELL XPS 13 9315は2022年6月発売のノートPC
- 薄型で1.17kg
- CPU性能は控えめ
- 13.4インチ、FHD液晶、輝度500nit
- 4K液晶も搭載可能
という特徴があります。
先月出たXPS 13 Plus (9320)はタッチパッドの境目をなくしたデザインでした。
そして今回のXPS 13 9315は、タッチパッドは通常のデザインですが、XPS 13 Plusよりも薄型軽量になっています。
XPS 13 9315 | XPS 13 Plus | |
デザイン | オーソドックス | キーボード、タッチパッドに特徴あり |
CPU | 普通 | 高性能 |
重量 | 1.17kg | 1.23kg |
簡単に言うと、XPS 13 9315は
・オーソドックスなデザイン
・軽い(1.17kg)
・CPUは抑えめ
です。
XPS 13 Plusより価格も安くなると予想されますが、6月23日時点では21万~とまだ高いです。しばらくすると割引クーポンが出て安くなるはずです。
◆スペック概要
OS: Windows 11 Home、Windows 11 Pro
CPU: Core i5-1230U、Core i7-1250U
メモリ: 16GB (4GBx4)、LPDDR5
SSD: 512GB、1TB
ディスプレイ: 13.4インチ FHD、QHD
USBポート: Thundebolt 4 x2
付属: USB-C-USB-Aアダプター、USB-C-ヘッドセットアダプター
Webカメラ: HD(720p)、IRカメラ
顔認証あり、指紋認証あり
重量: 1.17kg
カラーはスカイとアンバーの2種類。
CPUは第12世代インテル、Core i5-1230UとCore i7-1250Uです。
TDPが9Wという低い電力設定のプロセッサーを採用してきたのは驚きです。
1230U、1250Uともに10コア12スレッドとコア数とスレッド数は十分あるので、性能的には一定のレベルは確保されているでしょう。ただTDP=9Wということで長時間負荷がかかるような作業(ゲームとか)は苦手だと推察できます。
まだ詳細なベンチマークはわかっていませんが、基本的にはビジネス利用~画像編集くらいまでが限度かなと思います。第12世代インテルはどれもシングルコア性能が高いので普段使いの快適度はかなり良いはずです。また、電力消費が低いのでバッテリーは長持ちするはずです。
クリエイター向けの性能を求めるなら、冒頭で比較したXPS 13 Plusの方を買いましょう。
◆ディスプレイ
アスペクト比(縦横比)は全部16:10で狭額縁仕様です。
選択肢は3つ。
FHD+ | FHD+ | UHD+ | |
解像度 | 1920x1080 | 1920x1080 | 3840x2400 |
タッチ | 非対応 | 対応 | 対応 |
光沢 | 非光沢 | 光沢 (反射防止) | 光沢 (反射防止) |
輝度 | 500nit | 500nit | 500nit |
コントラスト | 2000:1 | 2000:1 | 1650:1 |
色域 | sRGB 100% | sRGB 100% | DCI-P 90% (sRGB 120%相当) |
解像度はFHDとUHD(4K)ですが、この機種の特徴を活かすならFHDがベストです。
UHDにするとバッテリーを食いますし、そもそもクリエイター向けじゃないこの機種でUHDにこだわるのは筋が悪い気がします。
FHDでも輝度は500nitと十分な明るさです。他社だと最高でも400nitレベルですが、さすがXPS、ディスプレイには力を入れています。
◆インターフェイス
インターフェイスはThunderbolt 4 (USB-C)が2つのみです。
HDMIもないですし、USB-Aもないです。ヘッドフォンジャックもありません。
各種アダプターが同梱されているので最低限接続で困ることはないですが、ポートの数は少なすぎる気がします。
電源につないだ状態だとUSB-Cポート1つのみになります。
◆まとめ
- 薄さ、バッテリーライフを重視した機種
- CPU性能は抑えめ
- ディスプレイはFHDを推奨。500nitで相当明るい
- USB-Cが2つのみ、アダプターで対応
本機単体で見ると性能面が物足りない感じですが、XPS 13はすでに性能重視のXPS 13 Plusが出ています。それとの差別化という意味では一応納得できる設計かと思います。
あとは価格でしょう。