LenovoのYoga 970i(第12世代インテル)は2022年6月発売のノートPC
- Yogaの最上位900番台
- 360度回転パネル、ペン付き
- 14型1.4kg
- CPUはインテル第12世代インテルPシリーズ
- 4K、有機ELディスプレイを搭載可能
という特徴があります。
スペックは最高ですが、キーボードの配列には注意が必要です。
右端に一列追加された専用キーがありますね。
上から、
- パフォーマンスモード切替
- Webカメラの背景をぼかす
- オーディオプロファイルの切替
- ダークモード切替
- 指紋センサー
となっています。
このショートカットキーをありがたいと感じるか、余計なことを・・と感じるかでこのマシンの評価は変わってきそうです。
筆者もまだ実機をさわっていないので、追加されたキーの便利さが正直実感できていません。
わかるのは、EnterキーやBackspaceキーなどが右端にないので、慣れるまでミスタイプが増えそうということだけ。使ってみれば意外と大丈夫なのかもしれませんが、最低でも15万以上するこのYoga 970iで冒険する気にはなれないかな~とぼくは思います。
この特殊なキー配列はYoga 970iだけで、他のYoga 700番台600番台にはない配列です。
970iを買おうか迷ってる人で、このキーボードがちょっと不安だという人は、770や770iといった機種も候補に入れてみることをおすすめします。
まずはYoga 970iのスペックから説明していきます。
◆スペック概要
CPU: Core i5-1240P、Core i7-1260P
メモリ: 16GB LPDDR5-5200MHz
SSD: 256GB、512GB、1TB
ディスプレイ: 14インチ FHD、2.8K+OLED、4K+OLED、タッチ対応
グラフィックス: Intel Iris Xe
USBポート: Thunderbolt 4 x2、USB-C x1、USB-A x1
インターフェイス: ヘッドフォンジャック
Webカメラ: FHD(1080p)
顔認証あり、指紋認証あり
重量: 1.4kg
ペン: Lenovo E-カラーペン
第12世代インテルPシリーズを搭載したハイスペック仕様です。
ディスプレイの選択肢は3つ。FHD液晶、2.8K有機EL、4K有機ELです。
ペンが付属。Lenovo E-カラーペンはWeb上の色をキャプチャすることができるペンでLenovoが出してるデジタルペンの中では最上位のものになります。
Yogaの900番台はかなり以前のモデルをさわったことがありますが、タッチパッドの滑らかさも素晴らしく、非常に洗練された製品だという印象があります。
その分、価格も高め。最小構成のCore i5 + FHDモデルでも15.4万(税込、送料込)です。
ここに冒頭で挙げたキーボード問題が加わるわけです。
自分がもし買うとするなら、1つ下位のYoga 770iにするかもしれません。
◆Yoga 770iとの比較
Yoga 770iは4Kにできないものの、2.8K有機ELを搭載できます。
そしてキーボードが通常のYogaシリーズの配列です。
各種条件を寄せて比較すると表のようになります。
Yoga 770i | Yoga 970i | |
CPU | Core i7-1260P | Core i7-1260P |
ディスプレイ | 2.8K有機EL | 2.8K有機EL |
解像度 | 2880x1800 | 2880x1800 |
生体認証 | 顔認証 | 顔認証、指紋認証 |
USB-Cポート | 2つ | 3つ |
重量 | 1.42kg | 1.4kg |
ペン | Lenovoデジタルペン | Lenovo E-カラーペン |
価格 | 14.9万 | 18.2万 |
770iの方が3万以上安いです。
2.8Kで満足できるなら770iを選んだ方がいいのでは?と思います。
キーボードが気にならない人、4Kにこだわりたい人はスパっと最上位の970iを買いましょう。