DELLのInspiron 14 5445は2024年3月発売。

1年前の機種ですが、2025年からCPUの選択肢が増えました。
Ryzen 5 8540U
Ryzen 7 8840U
までは以前からありましたが、一番下に新しくRyzen 7 8840HSが追加されています。

Ryzen 7 8840HSはRyzen 7 8840Uよりも性能は上。

Ryzen 7 8840HSはRyzen 7 8840Uよりも性能は上ですが、PassMarkマルチスレッドのスコアではそこまで差はないです。
結論から言うと、このRyzen 7 8840HSモデルにはそこまで魅力を感じません。
この機種を買うなら、Ryzen 7 8840UやRyzen 5 8540Uの方が良さそうに思えます。
◆Ryzen 7 8840HS、メモリ16GB
Ryzen 7 8840HSにメモリ16GBを組み合わせると、16GB x1のシングルチャンネルになります。メモリはデュアルチャネルにした方が速いので、同じ16GBでも8GB x2の方が良いです。
メモリを食う作業でシングルチャンネルは致命的となります。せっかくCPUを性能アップしたのにメモリがボトルネックになっています。
この構成を選ぶのはやめておきましょう。
◆Ryzen 7 8840HS、メモリ32GB
メモリを32GBにアップグレードすれば、16GB x2のデュアルチャネルになります。これなら文句ないだろ?って思われるかも。
実際これなら性能的には文句はありません。
Ryzen 7 8840HS、メモリ32GBで11.7万円(税込、送料込)
コスパも良いです。
ただこの機種(Inspiron 14)でそこまでの性能を求めるのはちょっと筋が悪いなと感じます。
その理由が以下に続きます。
◆Inspiron 14はもっと安さを求める人向け
Inspiron 14 5445は
・ボディがプラスチック製
・ディスプレイはFHD液晶で平均以下レベル
・内蔵カメラの写りも悪い
・生体認証ナシ
と基本設計が8万前後くらいの作りをしています。
画像編集や動画編集などに使いたい場合は性能だけなくディスプレイの質も上げた方がいいですし、それなりに高級感を求めるならアルミ合金製のものを買った方が満足度は高いはずです。
ぼくがInspiron 14 5445を買うなら、CPUはRyzen 7 8840Uで止めておきます。
Ryzen 7 8840U、メモリ16GB (8GB x2)
という構成だと現在8.2万円(税込、送料込)。コスパはめちゃくちゃいいです。
Ryzen 7 8840U、メモリ32GBという構成でも9.7万円(税込、送料込)と10万を切ります。
上2つの構成がちょうどいいバランスでしょう。
いまはDELLのセール期間になっているので買い時です。