DELLのInspiron 15 5505は2020年6月発売のモデル。
- オーソドックスな15.6型ノート
- CPUはRyzen 4000シリーズ(性能良し)
- とにかく安い(5万円台)
という特徴があります。
価格.comのランキングでも3位にランクインするほどの人気機種で、購入者の評価も高いです。
DELLの公式ストアでは5点満点で4.4
価格.comの評価は4.09
となっています。
そのレビューを読んでみると、良い点と不満な点、それぞれで共通点がありました。
良い点は
・コスパの良さ
を指摘する声が圧倒的に多かったです。
これはもう100%納得というか、予想どおりの評価ですね。
メーカーごとの15.6型ノートの価格帯をざっくりまとめると以下のとおり。
5万円台 DELL
6万円台 HP、Lenovo
7~8万円 ASUS、dynabook、mouse
DELLが頭1つ抜けています。
スペックや品質を落とすともっと安いのはありますが、Ryzen 5搭載でこの安さが出せるというのはDELLの最大のウリだと思います。
◆不満その1
DELL Inspiron 15 5505を買った人の多くが口にする不満な点は、キーボードです。
本体カラーがシルバーの場合、キーボードの刻印文字と色が似ていてよく見えないという不満が多いです。
確かに写真を見ても、キーの文字が見にくいです。
ブラインドタッチに慣れている人なら大丈夫だと思いますが、キー入力に慣れていない人だとちょっと辛そうです。
この問題は、本体カラーでシルバーを選ばずにリバーロックにすると解決しそうです。
Inspiron 15 5505のカラーバリエーションはプラチナシルバーとリバーロックの2種類。
注文時に選択できます。
リバーロックは黒に近いグレーって感じでしょうか。キーボードの文字が見にくいのが嫌だという人は、色をリバーロックにしておきましょう。
デフォルトでは、シルバーになっているのでそのままシルバーを購入してしまう人が多いのかもしれません。
◆不満その2
もう1つ多かった不満もキーボードです。
それはキーの形状。
DELLのInspironシリーズはEnterキーやBackspaceキーが隣のキーとくっついています。
見た目的にも違和感が大きいですし、またEnterキーは明らかに細いので、押しにくいというのが短所です。
「まあ慣れるしかないか・・」と一応納得している人も何人かいました。
キーボードの質が少し落ちるのはしょうがないことかもしれません。
日本のメーカーにしたらすごく良くなるというわけではなく、あくまでこの価格帯なら多少はガマンしなければいけないという感じでしょう。
海外メーカーの中で例外は、LenovoのThinkPad Eシリーズ。ThinkPadは元々日本の大和研究所で開発された機種なので、キーボードの配列とキーの打ちやすさが抜群です。
⇒Lenovoストア ThinkPad E15 Gen2 (第11世代インテル)
◆その他
・指紋認証の精度がちょっと悪い
数人ですが、こうした指摘もありました。個人差もあると思いますが、細かい部分の品質は妥協する必要がありそうです。
・有線LANなし、SDカードはmicroSD
15.6型ノートとしては、インターフェイス(端子類)の種類がちょっとさみしい仕様です。SDカードもmicroSDなので、デジカメのSDカードは挿すことはできません。必要ならSDカードリーダーを買ってUSBポートに接続して使いましょう。
◆まとめ
- 15.6型でRyzen 4000シリーズ搭載
- 本体カラーをシルバーにするとキーボードが見えにくいという罠
- カラーはリバーロック(暗めのグレー)がおすすめ
- キーの形状はマイナス点
- Ryzen 5搭載機では最安値の5.4万円(税込、送料込)
今回の記事はあえて不満な点を挙げてみました。
こうやって書き出すと、なんかあまり良くないな~という印象になるかもしれませんが、CPU、メモリ、SSDといった基本スペックが良いので全体としてはまずまず良いモデルかなと思います。
オーソドックスなノートPCを安く買いたい人にとっては、Inspiron 15 5505が第一候補と言えるでしょう。