Ryzen 5 5500Uは6コア12スレッド、Ryzen 7 5700Uは8コア16スレッドのとスレッド数が多いのでベンチマークスコアも高いスコアが出やすいという傾向があります。
少しずつサンプルが集まってきているのでそれをグラフにしてみました。
◆Cinebench R20
まずはCinebench R20のスコア。
マルチコアではRyzen 4000シリーズよりもさらに20%~30%くらいアップしています。
Ryzen 5 5500U ≒ Ryzen 7 4700U
1世代古いRyzen 7が新しいRyzen 5と同等といった感じでしょうか。
Ryzen 7 5700UのスコアはCore i7-1165G7の1.7倍。マルチコア性能だけで見ると、Ryzen > インテル と差は大きいです。
次はシングルコアのスコアを見てみます。
シングルコアになるとRyzenとインテルが逆転し、Core i7-1165G7の強さが目立ちます。
アプリ起動、Webブラウジングなどの基本的な作業ではシングルコア性能が効いてくるので、このスコアはけっこう重要です。
またPhotoshopやLightroomといったAdobeソフトもシングルコア性能に強く依存します。上のグラフを見るかぎり、画像編集ならまだインテルの方が少し優位かなと思います。しかしその差は狭まってきています。
◆PassMark
もう1つ有名なベンチマーク、PassMarkはマルチコア性能を元に数値化しているので傾向としてはCinebenchのマルチと同じになります。
まだサンプル数が少ないので、Ryzen 7 5700Uのスコアが予想よりも低く出ています。
今後はもう少し上がってくるでしょう。
◆Ryzen 5000シリーズ搭載のノートPC
5月13日現在、Ryzen 5000シリーズを搭載したノートPCでコスパの良い機種は以下のとおりです。
・DELL Inspiron 14 5415 (7.1万円~)
・DELL Inspiron 15 5515 (7.1万円~)
・LenovoIdeaPad Slim 550 14型 (5.6万円~)
・Lenovo IdeaPad Flex 550 15.6型 (6.8万円~)