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【レビュー】ぼくが東芝dynabook UZ63/D (店頭モデルUX53/D)を評価する理由

東芝のdynabook UZ63/Dは13.3型1.06kgの軽量モバイルノート

非常にバランスが良く、弱点の少ないパソコンなので、メインPCとしておすすめしたい一台です。

店頭モデルでは「dynabook UX53/D」として販売されています。店頭モデルとWEBモデルで構成やカスタマイズの自由度が変わるため、同じdynabookでも名前が変わります。

以下ではWEBモデルのUZ63/Dについて詳細なレビューをしてみたいと思います。

見た目、デザイン

筐体カラーはオニキスブルー
天然石オニキスの漆黒の美しい色に似ているということでしょう。

限りなく黒に近い紺色という感じです。

光が当たると、青みが少し見えます。

落ち着きのある色で、表面のテカリもありません。

液晶ディスプレイは13.3インチでフルHD(1920×1080)

ノングレア(非光沢)なので写り込みがなく、とても見やすい液晶です。

レビュー機のスペックとカスタマイズ自由度

・CPU:Core i7-7500U
・メモリ:8GB
・ストレージ: SSD 512GB
・ディスプレイ:13.3型 FHD(1920×1080)
・インターフェイス:USB typeC (Thunderbolt 3) x2、USB3.0 typeA x1、HDMI、microSDカード、ヘッドフォンジャック
・サイズ、重さ:約 316x227x15.9 mm、1.06kg

レビュー機はCore i7にストレージはSSD512GBを搭載しています。

CPUとメモリ、SSD容量、そしてMS Officeのあり/なしなどカスタマイズの自由度は以下の表にようになっています。

Core i7でSSD512GBを選択すると、自動的に液晶はタッチ対応となります。

タッチ対応モデルは一番高いモデルしか用意されていません。できるだけ安いモデルがいいけど、液晶はタッチパネルに限るという人は、難しい選択をすることになります。

Core i5モデルもありますが、Core i5を選択するとメモリは自動的に4GBに限定されてしまいます。ただ本機にはメモリの空きスロットがあるので、必要なら購入後にメモリを増設可能です。

インターフェイス(拡張性)

dynabook UZ63/DのインターフェイスはUSB-C(Thunderbolt 3)が2つ、USB-Aが1つ

その他はHDMIとmicorSDカードスロット、ヘッドフォンジャックです。

USBメモリが挿せる従来のUSB-Aポートが1つ残り、2つは新しい規格のUSB-Cポートです。その1つは電源ポートとして使用します。

USB-Cが筐体の右側面に2つあるのは配置的にどうでしょうか?1つは左側面に配置しても良かったのでは?と思います。

またデジカメのデータを転送するためのフルサイズのSDカードスロットはありません。スマホ用のmicroSDカードは挿せますが、デジカメ用のSDカードを挿すには変換アダプターは別個必要となります。

SSD

内蔵されているSSDはSamsungのPM871でした。

東芝のパソコンなので当然SSDも東芝だと思っていましたが、本機はSamsungでした。

PM871はSATAのSSDとしては評判の良いSSDです。

ベンチマークをとると以下のようになります。

SATAのSSDとしては平均よりもやや上、優秀な数値だと思います。

ただし全ての製品にこのSamsungのPM871が内蔵されているとは限らないので、これに関しては参考程度に考えてください。

電源をオンしてからデスクトップが表示されるまでにかかった時間は約10.8秒でした。SATAのSSDだと12~15秒くらいが一般的なので、起動も速いということがわかります。

◆キーボード、タッチパッド

キートラベル(深さ)は1.5mm。

この軽さ、薄さでは上位に入る打鍵感です。

強めにタイプしてもたわむこともなく、安定感があります。

キー配列で特に気になる部分はありませんでしたが、右端付近のキーは通常より小さくなっています。

タッチパッドは使いやすいです。

指紋センサー付きで広さは98x60mm、二本指スクロールなどもスムースでした。
またクリックボタンの音も比較的静かです。

バッテリー

バッテリーの駆動時間はCPUの選択によって変わります。

Core i5モデルなら約17時間、Core i7モデルなら約11.5時間となっています。
(いずれもJEITA2.0で測定)

Core i7は、自動的にタッチ対応ディスプレイとなるので駆動時間が短くなってしまいます。それでも軽めの作業なら終日もつはずです。

wifi環境で動画を観るという比較的厳しめの条件でもCore i7モデルで約5時間もちました。

Core i5モデルであれば、バッテリーの心配はほとんどしなくても良さそうです。

総合評価、他社との比較

・デザイン ☆☆☆☆
・キーボード、タッチパッド ☆☆☆☆
・ディスプレイ ☆☆☆☆
・SSD ☆☆☆☆
・インターフェイス ☆☆☆☆
・バッテリー ☆☆☆☆
・コスパ ☆☆☆☆

短所
・カスタマイズの自由度
・microSDカードスロット(フルサイズSDじゃない)

長所
・1.06kgの軽さ
・キーボードもしっかり作ってある
・ノングレアですっきり見やすい液晶
・平均より速い起動時間
・コスパ良し

全ての項目で☆4つ以上をマーク。とても優秀なモバイルノートです。

特に軽視されがちなキーボードをしっかり作ってあるのが良いです。ぼくのように普段長文を書くことが多い人は、薄さやカッコ良さ以上にキーボードの質には気を使いますから、この点はとても好印象です。

短所は、カスタマイズの自由度とmicroSDぐらい。ぼくは写真のRAWデータを頻繁にPCへ取り込むので、SDカードスロットは付いていてほしかった気がします。

それが唯一残念な点です。

他社の13.3型モバイルノートとdynabook UZ63/Dを比較してみました。

基本スペックはCore i5、SSD256GBで固定。メモリは東芝、富士通、NECのみ4GBで後は8GBという条件になっています。価格は時期により変動するので正確ではない可能性があります。

軽さ、拡張性、価格

この3つのバランスをとるなら、dynabook UZ63/DかDELL XPS 13の2択になるかと思います。

富士通とNECはさらに軽量ですが、価格も15万円台までアップします。

HP、Huaweiは拡張性が悪いのがネック。

DELL XPS 13は12.8万でこの表の中では一番安いですが、重さは1.20kgで一番重くなります。ただしdynabook UZ63/DにないSDカードスロットが付いているのがプラス材料。

非常に微差ですが、SDカードをとるならDELL XPS 13、
100g分の軽さをとるならdynabook UZ63/Dという感じでしょうか。

後は好みによるでしょう。

XPS 13のレビューも書いていますのでぜひ参考にしてみてください。
【レビュー】DELL XPS 13 9360、ローズゴールドの美しい筐体に惚れそうになった

もうdynabookで心は決まったという人は、こちら
⇒ 公式オンラインストア dynabook UZ63/D

東芝ダイレクトで購入の際は、東芝の会員登録をしておきましょう。

会員になるだけで、割引がエグいです(笑)

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