Lenovo LOQ 16APH8は2023年5月発売のPC。
- 性能は抑えめのゲーミングノート
- CPUはAMD Ryzen
- 16インチ 1920×1200、144Hz
- グラフィックスはRTX 3050、4050、4060
- 重量は2.6kg
という特徴があります。
CPUがインテルのモデルもあり、それはLOQ 16IRH8という機種名になっています。
そちらはまた今度レビューする予定です。今回はRyzen 5 7640HS搭載で12.9万のAMDモデルを紹介しておきます。
◆スペック概要
CPU: AMD Ryzen 7 7640HS
メモリ: 16GB (8GBx2) DDR5-5600MHz
SSD: 512GB
ディスプレイ: 16インチ 1920x1200、144Hz、sRGBカバー率63%
グラフィックス: GeForce RTX 3050 Laptop
USBポート: USB-C x1、USB-A x3
インターフェイス: HDMI、有線LAN、ヘッドフォン
Webカメラ: FHD(1080p)、プライバシーシャッター
顔認証なし、指紋認証なし
重量: 2.6kg
7月19日時点では上記の構成が12.9万円(税込、送料込)です。
まずまずの安さですが、いつものLenovoからするともうちょっと下がりそうな感じもします。
グラフィックスはRTX 3050で最大グラフィックスパワーは95Wです。
エントリークラスのグラボですが、グラフィックスパワーは高めに設定されているので中量級ゲームまでは快適にプレイできそうです。
HPのVictus 16に搭載されているのは上位のRTX 3050 Tiですが75Wに設定されています。
本機のRTX 3050はちょうどそのくらいの性能は出ると期待されます。
このスコアならAPEXやモンハンでも100fpsは確保できるはずです。
◆Ryzen 5 7640HSのベンチマーク
Ryzen 5 7640HSは6コア12スレッド。TDPは35Wなので、末尾が「H」のプロセッサーよりは下です。
PassMarkのスコアはまだ出ていなかったので、Cinebench R23のスコアを見てみます。
マルチコアはRyzen 7 5800Hと6800Hの間くらい。
第12世代のインテルには全然届いていないので、そこまで優秀とは言えません。
◆その他の特徴
・ディスプレイの色域
sRGBカバー率は63%と普通です。クリエイター向けの仕様になっていないのが残念な点です。
・インターフェイス
ゲーミングノートらしく有線LANポートが付いています。一方でデジカメ用のSDカードスロットがないです。
・生体認証
顔認証も指紋認証もなし。ここははっきりマイナス。明らかにコストカットした部分です。
◆まとめ
- RTX 3050の95W。最大グラフィックスパワーは高め
- 重量級ゲームは厳しいが、それ以下ならけっこう遊べる
- CPU性能はそこまで高くない
- ディスプレイの色域は広くない
印象としてはIdeaPad Gamingに近いかなと思います。
安さ重視のゲーミングノートなので、今後どこまで安くなるかによって評価が変わるPCです。
いま買うなら、2022年のIdeaPad Gamgin 370iがおすすめ。こちらの方がコスパは良いです。
Core i5-12450H
メモリ 16GB
SSD 512GB
ディスプレイ 16インチ 1920x1200、100%sRGB
グラフィックス RTX 3060
が13.0万円(税込、送料込)です。